Photoshopのバッチでファイルを一括で処理する方法【初心者向け】

Photoshop(フォトショップ)で「バッチでファイルを一括で処理する方法」を初心者向けに解説した記事です。バッチ処理を使うと、画像のサイズを変えるといった同じ作業を繰り返して実行可能。Photoshopの効率アップにお役立てください。

Photoshopで同じような作業を繰り返すときに、もっと楽にできればいいのにと思ったことはないでしょうか?

そんな時に便利なのが「バッチ」の機能です。バッチ処理を使えば、プログラムのように繰り返し作業が可能になります。例えば、画像をまとめてリサイズすることなども簡単です。

 

そこで、今回はPhotoshopのバッチで画像ファイルを一括で自動処理する方法を紹介します。

 

なお本記事は、TechAcademyのWebデザインオンラインブートキャンプのPhotoshopのカリキュラムをもとに執筆しています。

(※今回の作業はすべてAdobe PhotoShop CCのバージョンで行っています)

 

目次

本記事ではこのような流れで説明していきます。バッチ処理のやり方はいくつかありますが、簡単で使いやすいドロップレットを使う方法を説明します。

  1. アクションを使って処理を記録する
  2. アクションを実行するドロップレットを作る
  3. ドロップレットに画像をドラッグ&ドロップしてバッチ処理を実行する

 

また今回は例として、画像を640px × 480pxのサイズに縮小して保存するバッチ処理を扱います。

今回は扱いませんが、tif形式の画像をjpg形式にしたり、シャープネスをかけたりというようなことを自動で連続して繰り返すこともできます。

 

 

アクションを使って処理を記録する

アクションとは、処理の系列を記録するものです。「ウインドウ」メニューのアクションをチェックすることで呼び出せます。

アクションには記録と再生の機能があり、記録ボタンを押せば画像処理の手順を記録し、再生ボタンを押せばアクション(=処理の系列)を実行します。

 

今回は画像を640px × 480pxのサイズに縮小する処理をアクションに記録するので、まずPhotoshopを開きましょう。(画像はまだ開いていません)

Photoshopを開く

 

「ウインドウ」メニューの「アクション」をチェックします。

アクションを開く

 

するとPhotoshopの右下に、アクションウインドウが表示されます。

ここにある「新規アクション」(赤矢印)アイコンをクリックし、新規のアクションを作りました。

アクションウィンドウ

 

新規アクションのダイアログが表示されるので、アクション名(今回は640×480)を入力し記録ボタンをクリックします。

新規アクション

 

するとアクションウインドウの記録ボタンが赤に変わり、記録が開始されます。

(アクションの記録に失敗した場合は、停止ボタンで停止し、アクションをゴミ箱アイコンにドラッグし最初からやり直してください)

アクションの記録

 

流れがわかったところで、実際にアクションを記録してみましょう。

今回は「画像を開く」を記録するために、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。

画像を開く

 

いつものように画像が開きます。ここで、アクションウインドウに開く作業が記録されています。

画像を開く2

 

 

さらに画像解像度で、サイズを640px × 480pxに変更する処理を記録させるために、「イメージ」メニューから「画像解像度」を選びます。

画像解像度

 

幅を640px、高さを480pxに変更したらOKボタンをクリックします。

解像度変更

 

先程と同じように「画像解像度」の処理が記録されたことがわかります。

アクションの記録2

 

次に「別名で保存」を記録させます。「ファイル」メニューから「別名で保存」を選びます。

別名で保存

 

保存のアクションも記録されました。

全ての記録が終了したら、アクションウインドウで、停止ボタン(左の赤矢印)をクリックします。すると、記録アイコン(右の赤矢印)が灰色に戻ります。

アクションの記録3

 

なお、バッチ処理のアクションを記録するときは「画像を開く」「画像を別名で保存する」が必須(重要です)になりますので、忘れないようにしましょう。

 

 

PR

アクションを実行するドロップレットを作る

続いてドロップレットを作ります。

「ファイル」メニューから「自動処理 > ドロップレットを作成」を選びます。

ドロップレットを作成

 

「ドロップレットを作成」のダイアログが表示されるので、必要項目を入力します。まず「実行」の部分にアクション名をセットします(上2つの赤矢印)。

次に「”開く”コマンドを無視」にチェックを入れます(ここは重要です)。

ドロップレットを作成2

 

さらに「実行後」の項目を入力します。

「別名で”保存”コマンドを省略」にチェック(重要です)を入れてから「選択」ボタンを押して処理結果を入れるフォルダを選びます。

今回は新規フォルダを作成して保存することにします。

ドロップレットを作成3

 

次に「ドロップレットを保存」の項目で「選択」ボタンを押し、ドロップレットの名前(今回は640×480化)を入力します。

ドロップレットを作成4

 

するとドロップレットがデスクトップに作成されました。

ドロップレット作成完了

 

 

ドロップレットに画像をドラッグ&ドロップしてバッチ処理を実行する

いよいよ最後の工程です。

解像度を変更する画像を選択して、先ほど作成したドロップレット(640×480化.exe)のアイコンにドラッグ&ドロップすれば、バッチ処理が実行されます。

 

まずは画像をドラッグします。

画像をドラッグ

 

作成したドロップのアイコンの上に重ねて、ドロップします。

画像をドロップ

すると、Photoshopが自動的に立ち上がり、ファイルを順次処理していきます。処理した画像は指定した「新しいフォルダー」に記録されます。

これで全て完了です。

 

 

少し長くなりましたが、うまくいきましたか?

ポイントは「重要」と書いた「ファイルの入出力の処理をアクションの中に記録すること」と「ドロップレットを作成するときに、開くコマンドを無視、保存コマンドを省略というところをチェックする」です。

 

また、よくある失敗はファイルを読み込まない、ファイルを書き込まないというものです。

バッチ処理の実行時は、Photoshopで逐一、画像を開いて、処理して、画像を保存するという様子が見えます。エラーが発生した場合はどこで止まっているかを確認して、次に実行する処理が何かを考えて対処してみてください。

 

合わせて、Photoshopで画像を切り抜く方法もご覧ください。

[お知らせ]TechAcademyでは初心者でも8週間でオリジナルWebサイトを公開できるWebデザインオンラインブートキャンプを開催しています。Photoshopを使った画像加工も学ぶことができます。