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【事例から学ぶ!】ミレニアル世代のためのUXデザインとは

ミレニアル世代(1980〜2005年に生まれた人)が使いやすいと感じるWebデザインについて事例を紹介しながら解説。より良いUXに改善するための3つのルールを実際のサイトを用いながら説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

本稿は、本稿は、Web Designerdepotブログ記事を、Web Designerdepotより了解を得て日本語翻訳し掲載した記事になります。

 

ミレニアル世代(1980〜2005年にかけて生まれた新世紀世代)。

彼らは大人にになり、一年間の購買力は2017年には2000億ドル(約16兆円)になると推定されています。

これはものすごいことです。特に、Webに関わるインターネット事業を考えているのであればなおさらですね。

 

今では、デザインをする側の人間でさえもミレニアル世代の心を掴むデザインを考えるのに必死です。

ミレニアル世代の若者は科学技術とともに成長してきたので、X世代(1965〜70年生まれの世代)やベビーブーム世代(1945〜64年生まれの世代)と比べてもとてもユニークな感性を持っていますよね。

それゆえにデザインも熟慮された上でユニークでなければいけないし、他の世代がそうであるようにミレニアル世代に合った独自の方法を見つけなければいけません。

 

彼らがブラウジングをする際、どんなものを探し期待しているのかを統計学的に見てみると、クライアントにとってもあなたのキャリアにとっても良い仕事ができるヒントになるかもしれません。

さて、ミレニアル世代のユーザーに向けたデザインを作る際、極めて大事な要素をここにあげていきましょう。

 

ルール1:モバイル化しよう

ミレニアル世代のユーザーを喜ばせ、惹きつけるデザインを作りたいのであれば、モバイル化することは最初のアプローチです。

ディスプレイは正確に表示されているか、モバイルデバイスはシームレス(ユーザーが複数のサービスを違和感なく利用できる仕組み)になっているかきちんと確認しましょう。

統計データにより、18〜34歳のミレニアル世代の80%が個々のスマートフォンを持っていることが証明されています。

少し上の35〜54歳の世代と比べてみると個々のスマートフォン保持率は68%、55歳から上を行くと、保持率はたったの40%になってしまいます。

 

モバイルデザインは、ミレニアル世代を引き込むためにベストな方法です。なぜなら彼らは多くの時間をモバイルデバイスに費やしていますからね。

 

では、傾向としてどのようなモバイルデザインが良いとされているのでしょうか?実際の例をあげていきましょう。

  • ユーザーの混乱を防ぐため、デスクトップとモバイルサイトのコンテンツのコアを同じに保ちましょう
  • モバイルを能率的に活用しましょう。コンテンツのコアが同じに保たれていたとしても、スムーズなタップやスワイプができなければユーザーの満足は得られません
  • ユーザーにとって使いやすくなるように、グリッドとブレークポイントを適切な場所で明確にしましょう
  • ユーザーがサイトを離れていかないように、モバイルページがすばやくロードされることを確実にしましょう
  • ユーザーをサイトに留まらせるためには、あまりに多くのナビゲーションを与えるべきではありません
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ペイパルのサイトは、上記のことをよく表している良い例です。

モバイル版とデスクトップ版を比べてみると、コンテンツのコアは同じであることが見てとれます。モバイルサイトのロードもすばやく、ナビゲーションもたったの2つしかありません。

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PayPalスクショ

 

ルール2:ユーザーの満足度にフォーカスしよう

あなたのモバイルサイトにおけるユーザーの満足度がミレニアル世代を魅了し、サイトに留まらせることができれば、

そのサイトは自然と一流のサイトになるでしょう。

今この世の中には、ものすごい数のサイトが存在します。

もしあなたのサイトのロードが遅かったり何かしらの欠陥があったり、もしくはただ単に彼らにとって扱いにくいサイトだったら、我慢強いと言われる世代ではないミレニアル世代の彼らは他のサイトへ流れていってしまうでしょう。

 

ミレニアル世代たちが携帯電話にたくさんの時間を費やすようになっているのですから、あなたは何者にも引けをとらない満足度を彼らに与えなければなりません。

あなたの顧客のポケットマネーが、より良いサイトを作った他の人に流れてしまうようでは、それは失敗といえるでしょうね。

 

ミレニアル世代が最初に最も求めていることとは、欲しいものが簡単かつすぐに手に入ること、だからサイトを簡潔にすることが大事なのです。

デスクトップ版から不必要な情報をカットしましょう。そしてスペースを確保するためにハンバーガーメニュー(三本線のナビゲーションマーク)を活用しましょう。

 

この他、シンプルなモバイルデザインは、日常生活やスマートフォンのプロンプトからのやむを得ない妨害を避けることにもなります。

ミレニアル世代はコンサートの列に並びながらモバイルサイトやアプリを見たりもするし、あなたのサイトを見てる間に電話がかかってきたりして邪魔されてしまうこともあるりますからね。

 

ユーザーがあなたのサイトに戻っても効率よくサイトを使えるように工夫しましょう。

デザインは最小限ベーシックに抑え、買い物にしても記事を読むにしても、彼らが欲しい情報を与えられるようにしましょう。これをすることで、サイトを読み込んでいるというユーザーの認識を抑えることができ、彼らが求めていたことをサイト内で完結できるという認識を与えることができます。

Slack for iOS Upload

IMDBのモバイルサイトは、ユーザーの満足にフォーカスした良い例です。

モバイルフォンでこのサイトを見てみるととても直観的で、映画へのリンク・出演俳優・テレビ番組などが簡単に見つかるようになっています。

何か邪魔が入って一度サイトから離れたとしても、簡単に戻ってくることができます。

また、ページのレイアウトも、彼らが探しているものをすぐに見つけられるような作りになっていてかなり便利です。

 

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ルール3:サイト内での自己解決を可能にしましょう

ミレニアル世代は、一瞬で起きる満足感が好きです。なぜなら彼らは科学技術とともに成長し、ツイッターの投稿やワンクリックでの電話などと同じような手軽さをカスタマーサービスにも期待しているからですね。

調査結果によれば、ツイッターやワンクリックの電話など、自分自身でコントロールするということをもとに、「自分自身で解決する」という形のカスタマーサービスを求める傾向があることがわかっています。

 

言い換えれば、サイト内の電話番号に電話をし長い時間をかけてやっと実際のオペレーターと話をしたり、ライブチャットやカスタマーサービスにメールを送るなんてありえないことなのです。

他の誰かとのめんどくさいやり取りなどははぶいて、サイト内で直接彼らが問題を解決できるように導かなければいけません。

 

では、この自己解決を可能にさせるサイト作りのためには、どのようなデザインにするべきなのでしょうか?

 

その手立てとしてよく用いられているのが、サイト内のコミュニティーサイトや問題について話し合うことができるフォーラムです。

また、トラブル対応についてQ&Aのページを設ける方法もよく見られます。

ミレニアル世代のユーザーは、長い間問題を解決してくれる誰かを待つより、自分で解決できるこの方法を確実に好むでしょう。

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この自己解決を可能にしたサイトのとても良い例となっているのは、zendeskというサイトです。

このサポートページは、セルフサービスで問題解決ができるヒントがたくさん詰まっています。

ユーザーが質問を投稿できるフォーラム式になっており、サイト内のフォームも見易くなっています。

いつでもどこでも利用できて、とても効率的なこの方法は、ミレニアル世代のユーザーにとても好評なのでしょう。

 

ミレニアル世代に高く評価されているこれらのデザイン

今回、どれほどWebサイト上のデザインに反応を示しているかわかったと思います。

これは、あなたのインターネットビジネスにとってはもちろん、ミレニアル世代が信用して楽しく閲覧できるサイトづくりにとっても役に立つはずです。

 

ミレニアル世代のユーザーにとっての満足を理解するのは難しいことではありません。あなたが最も注意して見なければならないことは、彼らがどのデバイスを最も利用しているのか、そしてそれに合わせてモバイル化することです。

そして、知識と合わせて挑むこと。あなたがデザインをする際、ミレニアム世代に合わせてモバイル化を最優先しなければいけなません。

どの統計を見ても、Webデザインにおけるモバイルデザインの優先度は近年トップなのですから!

これまでの3つのルールを次のあなたのデザインプロジェクトに組み込んで、ミレニアル世代が持っている2000億ドル(約20兆円)というパワーの一部を素早くつかみましょう!

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