人事向けツール「HRMOS」とは!便利な機能や活用事例を紹介【IT人事必見】
クラウドサービス「HRMOS」について紹介している記事です。新卒・中途採用を一元管理し、採用担当者の業務を効率化することができます。業務軽減だけでなく応募者と会社のミスマッチや採用活動全般の分析も行うことが可能なツールになっています。
企業の存続、そして成長に欠かせない採用活動をはじめとした人事部門の仕事。
しかし人材不足や競合の存在で採用活動が難航している企業も多く、人事面からの企業成長を考える事が多くの企業の経営課題となっています。
そこで注目されているのが「戦略人事」という、従来の人事の概念とは違った新しい考え方です。
今回は、戦略人事の基本的な知識及び、その実現をサポートするクラウドサービス「HRMOS」について紹介します。
「HRMOS」は、導入企業の96%が人事業務の負荷軽減を実現しており、有名企業をはじめ数多くの企業が好ましい結果に繋げている評価の高いクラウドサービスです。
人事部の業務改善ひいては、企業の成長までを実現する可能性のあるツールですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
※この記事は2019年4月に更新された記事のため情報が古くなっている場合がございます。
目次
- そもそも戦略人事とは?一般的な人事との違い
- 戦略人事クラウド「HRMOS」とは
- 「HRMOS」でできること
- 「HRMOS」の導入方法
- 「HRMOS」はこんな課題を持つ企業にオススメ
- 「HRMOS」の活用事例
そもそも戦略人事とは?一般的な人事との違い
戦略人事とは、人材の管理的業務が中心である従来の人事部の業務からシフトして、経営上の戦略と人事部門を積極的に連携させることにより、企業の戦力や競争優位性を強化しようという概念です。
組織構成上マーケティング部門や営業部門といった攻めの部署と違って、どちらかといえば、人事部は人材管理や労務管理といった守りの役割を担う部署であることが多い傾向にありました。
戦略人事を取り入れる事により、各部署が別々に稼働している従来の組織体制よりも、人事部が積極的に経営に関わっていくことにより、企業のステージや状況にマッチした人材の採用・育成・配置が期待できます。
戦略人事に求められる要件には、次のようなものがあります。
HRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)
HRBPとは、戦略人事の根幹をなす要件です。人事部が経営者のビジネスパートナーとなり、従来型の人事部のように受け身でいるのではなく、パートナーとして連携を密にして、共に企業をけん引していくという考え方です。
経営者のみならず、各部門のリーダーや従業員まで連携して支援していく場合もあります。
OD&TD(組織開発&タレント開発)
ODとは、Organization Developmentの略で、社内の人材に企業理念を教育して、目指すべき組織を作り上げていくことです。
TDとは、Talent Developmentの略で、ODで目指す組織の為に必要な人材を育成して、より活躍してもらうための環境を整えることを言います。
CoE(センターオブエクセレンス)
CoEは、戦略人事における具体的な企画・設計などを行う部門です。戦略人事においては、保守的な従来の人事に加えて、積極的に経営に関わっていくため、すべてにおいて高いスキルが求められます。
そのため「優れていること」を示すエクセレンスというワードが用いられています。
具体的には、戦略人事を加速するためのシステムの導入やプロセスの構築、各種制度の導入、教育プログラムの開発、組織のシステム化等を担当します。
OPs(オペレーションズ)
Opsは、給与計算・勤怠管理・労務管理・人材フォローアップ・採用活動など、従来の人事部が行っている業務+αを担当する、実行部隊です。
CoEが考案した業務プロセスや改善施策に従い日々の実務に取り組んでいきます。より低コストで正確に効率よく実務を実行することが求められます。
このように、戦略人事には従来の人事とは違った、専門的な考え方とスキルが求められます。
また、組織構成を大きく変えるものであるため、導入のメリットは大きいものの、難易度が高く時間と労力がかかります。
戦略人事クラウド「HRMOS」とは
「HRMOS」は、株式会社ビズリーチが提供する、企業の戦略人事をサポートするクラウドサービスです。
ビズリーチがサイト運営で培ったノウハウが反映されており、ITに不慣れなスタッフもスムーズに操作してすぐにでも活用できる使いやすいUX/UI設計がなされています。
採用・教育・勤怠管理・給与計算・経費計算・評価制度・組織管理等の人事部が必要とする機能をオールインワンで提供。企業のスムーズな人事オペレーションをサポートします。
これらの機能はデータベースと連動しており、格納された各データは独自アルゴリズムを搭載した人工知能が常時学習、企業の成長に繋がるフィードバックが行われます。
「HRMOS」導入により得られるメリットには、以下のようなものがあります。
- スムーズな戦略人事の導入・成長を実現
- 戦略人事の効率化による一人あたりの生産性の向上
- 業務効率化によるコスト削減
- データに基づいた的確な判断・意思決定により結果にコミットできる
- 精度の高いPDCAが可能となり、戦略人事業務のブラッシュアップに繋がる
従来の人事のように経験や個人の力量に頼ることなく、データによる裏付けのあるフィードバックを得ることで、確かな打ち手を導き出せる、戦略人事を加速するためのクラウドサービスです。
「HRMOS」でできること
HARMOSに搭載されている実際の機能について解説します。
具体的にどのような機能を戦略人事に活用してゆけるのかを見ていきましょう。
業務の一元化
人事の仕事、特に採用活動においては、求人票を作成するところからはじまり、応募者の管理、選考、応募者や人材紹介会社とのコミュニケーション、そしてこれらの進捗管理までプロセスが多く業務も煩雑です。
HRMOSを利用することで、これらの活動を一元管理することが可能。シンプルでスピーディーな業務を実現することにより、人事業務の精度と生産性の向上が期待できます。
可視化・分析
HRMOSでは、人事データベースに蓄積された情報をグラフやレポートで可視化することが簡単にできます。既に活躍している人材の現在の状況から、パフォーマンス、今後の可能性までを数字で管理可能。
また、採用活動においても応募者数から面接の回数、進捗から評価までのあらゆるデータを把握することが可能。
数字に基づいた根拠のある意思決定・問題解決・改善施策を可能としますので、採用・教育・配置まで効果的な戦略人事を実現します。
母集団の形成
HRMOSには、画像や動画を挿入して簡単に魅力的な求人票を作成できる機能を搭載。
よりたくさんの応募者を集め、また応募してきた人材の自社への興味関心を高めることができます。
作成した求人票は人材紹介会社に提出するだけでなく、求人検索エンジンスタンバイ等の有力求人サイトに自動掲載してくれます。
さらにはSNSとの連携やリファラル採用やタレントプール等のトレンドの採用手法にも対応。
たくさんのチャネルから効果的・効率的な母集団の形成を支援します。
転職サイト運営にてビズリーチが蓄積してきたノウハウが集約されており、導入後も日々機能改善や新たな機能が追加されているHRMOS。
これら機能をフルに活用することで、戦略人事ひいては企業の成長を実現してゆくことができるでしょう。
「HRMOS」の導入方法
「HRMOS」の導入については、企業規模や用途に合わせてそれぞれ料金やプランが用意されており、利用開始にあたってはWebからのお問い合わせのみとなっています。
専任担当者が、企業からの要望に応じてアカウントの開設を行い、必要な設定や初期設定のサポートを行います。
導入後もマニュアルだけでなくテクニカルサポートも充実しており、操作方法から効果的なシステムの運用方法までをしっかりレクチャー。希望すれば操作説明会を依頼することもできます。
見積もり・相談・お問い合わせは常時受け付けていますので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
「HRMOS」はこんな課題を持つ企業にオススメ
どこの企業も生き残りをかけた厳しい競争に晒されていますので、いかに他社と差をつけるかと言う観点から戦略人事に注目する企業は増えてきています。
そんな中でも、具体的にどのような課題を持つ企業に「HRMOS」はオススメであるのかをご紹介します。
マンパワー不足
人手不足や無理な事業戦略により、マンパワー不足に悩む企業は、ベンチャー企業や中小企業に多い傾向にあります。
日々の業務に忙殺されていては、目の前の仕事を片付けるだけで手いっぱいになってしまい、とても戦略的に人事活動を行うことは不可能でしょう。
HRMOSの導入により、まずは通常の人事業務をITの力で効率化・シンプル化することにより、リソースに余力が生まれてより生産的な戦略を実行することができるでしょう。
数字管理ができていない
戦略人事に関心はあるけれども、現状管理の仕組みが整備されておらず、経験や勘と言ったアナログな手法で人事業務を行っている企業も実は多くあります。
これら感覚で判断しているようでは、スピーディーに効果的な施策を実施し続けていくことは困難でしょう。
また、アナログな手法では施策の効果測定もままならないため、成果の確認や改善施策を行うことができません。
これら数字管理ができていない企業には、HRMOSによるデータベースを用いた徹底的な人事業務の管理が有効です。
応募者がなかなか集まらない
有名企業・大企業を除く数多くの中小企業では、良い人材を採用したくてもそもそも応募者がなかなか集まらないといった悩みがあります。
母数が集まらなければ、戦略的な人事を行おうにも人手が足りなかったり、選択肢が少なくなったりと施策が進みません。
採用難に悩んでいる企業は、まずは採用戦略から改善してゆく必要があります。
HRMOSは上記の見出しで紹介した通り、複数チャネル・多数の手法を用いた母集団の形成が可能。単純に採用戦略のみにフォーカスしても成果が見込めるツールです。
ミスマッチが多い・離職率が高い
せっかく応募してきた人材が入社後にミスマッチを起こしたり、最悪の場合離職してしまったりといった企業も実は多い傾向にあります。
採用戦略と教育戦略(人材が定着できる環境構築を含む)はセットで考えないと、採用した人材が定着しなければ、経営的には大きな損失です。HRMOSでは、採用活動の効率化だけでなく、戦略的に自社にマッチする優秀な人材の採用を支援する機能が充実。
また、採用後も今後活躍してくれる人材をデータから導き出し、データから導き出した人材のパフォーマンスを最適化するフィードバックを得ることができます。
良い人材を採用し、更に企業の成長に繋がるように人材を活用したいという企業には、HRMOSはお勧めのツールです。
「HRMOS」の活用事例
HRMOSを活用して、戦略的人事に成功した事例をご紹介します。事例を参考にすることにより、自社への導入イメージも深まるかと思われます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
【事例1】即戦力をスピーディーに採用して事業を加速したベンチャー企業
ITベンチャーにおいては、いち早く組織編成をして、スピーディーに事業を展開することが競争力そのものです。
「速い企業が勝つ」という傾向はIT業界において顕著です。
あるWebサービスを開発するベンチャー企業は、すぐにでも戦力になる即戦力人材でチーム編成して、案件の獲得ならびに納期の短縮を狙ってHRMOSを導入しました。
機能をフル活用して採用活動を行ったところ、応募者数は導入前の3倍以上に増加。求人票の反応率も高まりました。
多くの選択肢の中から自社の開発現場にマッチするスキルを有した人材を選定して、即戦力人材を多く採用することができました。
これら採用活動のプロセスはデータとして活用しており、今後も採用活動に力を入れて事業拡大・企業の成長を計画しています。
【事例2】人事業務のミスや漏れを減らし、優秀な人材のロスを防いだ事例
とある人材サービス企業では、応募してくる人数は多いものの、応募者のデータを細かく確認することができず、選考プロセスの過程で優秀な人材を取り逃していることが課題となっていました。
また、採用後に人材が上手くパフォーマンスを発揮できなかったり、不満を漏らして離脱してしまったりすることも多く、人事業務全体をBPRする必要があると考えていました。
そこで、人事業務全体にテコ入れすべく「HRMOS」を導入。
まずは既存の人事業務の徹底的な効率化・シンプル化に始まり、採用戦略・採用後の人材マネジメントまでをHRMOSを活用して徐々にシステム化していきました。
仕組みができるほど、またデータ分析によるPDCAを実施すればするほど、採用戦略をはじめとした人材管理業務のロスが改善。
優秀な人材を取りこぼすことなく、効率的・効果的な人事戦略を実現できる環境が整いました。
このように、HRMOSを活用して人事業務を改善した成功事例は、大手企業からベンチャー企業まで数多くあります。
HRMOSの公式ページにも事例集がありますので、導入を検討している企業は参考にしてみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。IT業界をはじめあらゆる業界が競争の激化により、人事部門においても変革が求められている時代です。
従来の定型的な業務を繰り返す保守的な人事業務だけでは、企業の成長スピードも鈍化してしまいますし、競争にも取り残されてしまいます。
「戦略的人事」を実現し、採用活動を始めよりアグレッシブな人事業務を実現するためにも、是非とも戦略人事クラウドサービス「HRMOS」の導入を検討してみて下さい。
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