エンジニアの採用課題を解決する5つの方法【人事向け】

ITやWebサービスビジネスが盛んな昨今、エンジニアの採用は非常に難しくなっています。しかしその課題はどこにあるのでしょうか?それは外部要因と社内の事情が複雑に絡まっているからであり、それを究明しなければ解決できるものではありません。今回はエンジニアの採用課題について詳しく解説していきます。

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企業にとって重要課題の一つである人材採用。

特に技術革新のスパンの速いIT業界では、必要スキルの多様化やフリーランスエンジニアの増加に伴い優秀なエンジニア採用が難しくなっている傾向があります。

そこで本記事ではエンジニア採用における課題、そしてその解決策について説明していきます。

 

なお本記事は、TechAcademyキャリアの実績をもとに紹介しています。

 

大石ゆかり

今回は、エンジニアの採用課題に関する内容ですね!

田島悠介

どういう内容でしょうか?

大石ゆかり

エンジニア採用の現状の課題やその解決方法について詳しく説明していきますよ!

田島悠介

お願いします!

 

目次

 

エンジニア採用とは

エンジニアとは元は『工学に関する専門的な知識・スキルを持った人材』という意味で、日本では技術者という意味合いでも利用されています。

ここで言うエンジニア採用はプログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなどの『ITエンジニア』をターゲットにした採用の事を指します。

 

エンジニア採用の現状

現在、エンジニア採用は難しい状況にあります。

その原因も色々あるのですが、中でも大きな要因となっているのが

  • フリーランスエンジニアの増加
  • 技術革新による求められるスキルの多様化
  • 若年層の深刻なパソコン離れ

です。

 

フリーランスエンジニアの増加

インターネットの普及により、従来の雇用スタイルだけではなく、インターネットを通じて仕事を請け負うフリーランススタイルを選択するエンジニアが増えて来ました。

この様なフリーランスエンジニアと仕事を依頼したいクライアントとを繋ぐサービスも充実していることから、このエンジニアのフリーランス化は今後も増加傾向にあると考えられます。

 

技術革新による求められるスキルの多様化

次のスキルの多様化に関してですが、IT業界は技術革新のスパンがとても速く、次々と新しいデバイス、開発言語、開発環境などが生まれて来ています。

その為、エンジニアの中でも持っているスキルが細かく分類されてしまい、自社にとって必要な知識・実績を持つ人材を見つける事が難しくなって来ているのです。

更に、IT業界は流行りの流れもとても速い為、自社製品によっては必要な技術を持つエンジニア不足が深刻化する可能性もあります。

 

若年層の深刻なパソコン離れ

最後に若年層の深刻なパソコン離れについてですが、現在のスマートフォン普及に従いパソコンの必要性が低くなってしまった為に一人当たりのパソコン保有率が下がって来ております。

少子高齢化が進む中で、若年層のパソコン離れも進んでいく事で今後のエンジニア不足は更に深刻化していく事が予想されます。

 

エンジニアの採用課題

高度スキルの必要な専門職であるITエンジニアの採用には、幾つもの課題が存在します。

優秀な人材の確保の為には、そういった課題への理解と解決に向けた戦略作りが不可欠であり、企業にとっての重要課題でもあります。

そこで、まずはエンジニア採用における代表的な課題を5つご紹介致します。

 

①現場とのミスマッチ

エンジニアに必要なスキルは、

  • 開発能力
  • 納期感覚
  • コミュニケーション能力
  • 新技術への適応能力

など多岐に渡ります。

それらの能力を持っているかを応募者との短いやり取りの中で見極めるのは簡単なことではなく、採用担当のエンジニアに対する理解と準備が重要になってきます。

更に言えば、どんなスキルを持つエンジニアが必要なのかは企業によって異なり、人事本部だけでなく多くの方との協力がなければ今本当に必要な人材というのを的確に見極める事が出来ません。

こういった様々な理由から採用した人材が現場要求とミスマッチを起こし、余計な時間的・費用的ロスを起こす事も多々あります。

ポイントまとめ

  • エンジニアに必要なスキルは多種多様にある
  • 企業によってエンジニアに求める能力は様々
  • 自社に必要な人材設定を誤ると、採用後のミスマッチから重大な時間的・費用的ロスが発生する可能性がある

 

②優秀な人材が転職市場に出てきづらい

優秀な人材は企業側で好待遇を受けている場合が多く、転職市場に中々出てこないという実情があります。

その他にも近年では雇用形態も多様化し、企業に属さないフリーランスを選ぶエンジニアも多くなってきております。

フリーランスを支援するサービスの充実化に伴い、このフリーランスを選ぶエンジニアは今後も増えてくると予想されます。

こういった理由などから優秀なエンジニアは転職市場に出てきづらい状況にあります。

ポイントまとめ

  • 優秀なエンジニアは企業からの好待遇により転職市場に出て来づらい
  • 近年ではフリーランス形態を選択するエンジニアも増えて来ている

 

③採用基準を満たさない

中途人材を求めている場合、ある程度の知識と実績のある即戦力を求める事が多いのですが、そういった採用基準を満たす人材がなかなか見つからない場合があります。

一口にITエンジニアと言ってもそのスキルの幅はとても広く、開発言語や開発環境、開発対象デバイスも様々で、即戦力人材を求めるのであれば、自社で扱う製品と対応する知識と経験を持つ人材を探し出さなければなりません。

尚、自社製品の開発言語や環境がメジャーかマイナーかによっては、この採用基準の壁は更に深刻化します。

ポイントまとめ

  • 開発スキルも多種多様に存在する為、自社にマッチしたスキル/経験を持つ人材を探す事が困難
  • 自社製品の環境によっては採用基準の壁が更に深刻化する

 

④応募者がなかなか集まらない

前述(「エンジニア採用の現状」)でも解説したように、現在エンジニア採用は難しい状況にあります。

その為、求人を出しても応募者がなかなか集まらない事も多いです。

ポイントまとめ

  • 現状、ITエンジニアの人材不足から応募者がなかなか集まらない事も多い

 

⑤スキルの見極めが難しい

上記①でも解説したように、エンジニアに必要なスキルは多岐に渡り、採用担当者は多くの応募者の中から自社に必要なスキルを持つ人材を見つけ出さなければなりません。

応募者もしっかりと準備をして応募して来ている為、履歴書や簡単な面接だけでは本質的な能力を見極める事が困難です。

優秀な人材の発掘の為には、人事担当のエンジニアに対する理解や教育、評価シートの作成、質問表の作成など入念な準備が必要となって来ます。

ポイントまとめ

  • 履歴書や簡単な面接だけではエンジニアの能力を見極める事が難しい
  • エンジニアの能力を見極める為には、エンジニアへの理解と入念な準備が必用

 

エンジニアの採用課題の解決法

前述した通り、近年ではIT業界の技術革新によるスキルの多様化、働き方の多様化や若年層のパソコン離れによる人材不足が深刻化しております。

そんな状況の中で、円滑な採用活動を行っていく為のポイントを5つご紹介致します。

 

①エンジニアについて理解する

エンジニアはその特殊性から能力の見極めが難しく、人事担当者のエンジニアに対する理解不足から採用人材のミスマッチを引き起こす事も多々あります。

エンジニアの真価はスキルや経験だけでなく、他のエンジニアや他職種との円滑なやり取りを行うコミュニケーション能力や、IT業界の流れをキャッチする能力、新しい環境への適応能力など多岐に渡ります。

採用担当者自身がそういったエンジニアという職種について理解し、現状の社内で必要とされるスキルや能力を適切に設定する事が、優秀な人材の確保には必要不可欠な要素となっています。

ポイントまとめ

  • 優秀なエンジニアとはスキルや経験のみではない
  • 自社にとって本当に必要な人材を見つける為には採用担当者のエンジニアに対する理解が必要

 

②伸びしろを重視する

中途採用の場合、スキルや実務経験の十分ある人材を求めがちですが、それだけではなく長期的な視野で応募者を評価する事も重要です。

それはつまり、今ある技術や経験だけでなく『如何に新しい技術・環境に対応出来るか』がエンジニアの本質でありポテンシャルに当たる部分と言えます。

逆に過去の実績にばかり重視してしまった場合、現状の環境とのブランクに対応出来ずに期待していた成果を出せないといった事も起きる可能性があります。

その為、現状でのスキルや経験だけではなく『成長の余地』を評価する事によって、多くの応募者の中から価値のある人材を探し当てる事が出来るようになります。

ポイントまとめ

  • IT業界の技術革新のスパンは速い為、過去の実績だけで相手を評価する事は難しい
  • ITエンジニアは現状のスキル/経験だけでなく、新しい技術や環境に対応出来るかの能力も重要
  • スキルや実績を重要視し過ぎると、採用後に重大なミスマッチを起こす可能性がある

③コーディングテストを行う

コーディングテストとは、エンジニアの基本能力である開発スキルを計る為のテストの事で、このテストを行う事によって自社にとって必要な能力を最低限備わっているかを評価する事が出来ます。

コーディングテストには指定した言語による問題形式の物もありますが、固有の言語を知らなくても受ける事が出来るエンジニア適正テストなども存在します。

自社の採用基準などに照らし合わせ適切なテストを選択する事によって、応募者を評価する有益な指標となるでしょう。

ポイントまとめ

  • エンジニアの開発能力を計るコーディングテストという物がある
  • テストには指定言語での開発能力を計る物とは別に、固有言語を用いないエンジニア適正テストも存在する
  • コーディングテストは応募者を評価する有益な指標となる

 

④未経験の優秀な人材を育成する

前述した通り、現状でスキルや経験が無いからと言って即断で切り捨てるべきではない人材は居ます。未経験でも社内に優秀な人材に育成する仕組みが整っていれば、人材確保の敷居を格段に下げる事が出来ます。

そしてこの様な人材を育成する為の仕組み作りとして重要なポイントが『社内外での教育制度』と『現場の社員達とのフォロー体制』です。

最低限の知識と経験を養う為の課題作りやオンラインブートキャンプなど、社内社外での教育体制を整える事も有効な手段でしょう。

そして肝心なのが現場の社員達との協力体制です。

新入社員の状況を管理したり、何かあった場合のフォロー体制を整えておく事は、社内のコミュニケーション環境を良くする事にも、そして新入社員が早期に社内に溶け込み実力を発揮する環境を整える事に繋がります。

その為には現場の社員に対し、教育や助け合う為のフォロー体制が如何に重要なのかを理解してもらう必要があります。

ポイントまとめ

  • 人材を育成する環境が整えば、人材確保の敷居は格段に下がる
  • 人材の育成には社内外での教育制度や、現場社員によるフォロー体制が重要
  • 人材の育成には社員達の協力が必要不可欠であり、社員達にもそれをしっかり理解してもらう必要がある

 

⑤採用マーケティングを行う

採用マーケティングとは、『マーケティング手法を取り入れた採用活動』の事を指します。

従来の採用活動は多くの応募者を集める事や、集まった応募者の中から自社にとって最適な人材を選定する事が重要視されていました。

ですが、近年の人材不足による採用競争の激化、そしてそれに伴う買い手市場から売り手市場への移り変わりによって、より戦略的な採用活動が求められる様になって来ました。

マーケティング手法は、多角的な視点により問題定義や状況分析を行う事が出来、その手法を取り入れる事によってより効率的な採用活動を行う事が出来ます。

ポイントまとめ

  • 人材不足による採用競争の激化から、より戦略的な採用活動が求められる様になった
  • マーケティング手法を取り入れる事によって多角的な視野を持ち、より効率的な採用活動を行う事が出来る

 

まとめ

近年のエンジニア人材不足による採用競争の激化は今後も深刻化して行くと考えられます。

そんな状況の中でも安定的な人材の確保は企業にとって重要な課題であり、その課題の解決の為にはより綿密な戦略が必用となります。

自社にとって本当に必要な人材像の設定、エンジニアへの理解、応募者の評価基準の策定、社員教育環境の構築、採用マーケティング、そのどれもがとても重要な事です。

そしてそれらは決して人事担当のみで実現する事は出来ず、経営トップや現場社員との協力が必要不可欠な物でもあります。

採用活動は企業にとってとても重要な課題である為、社内全体の協力得て携わって行きましょう。

 

監修してくれた方

田上 敏光

キラメックス株式会社 ビジネス事業部
TechAcademyキャリア/法人向けIT研修 セールスマネージャー

人材系企業で採用支援・人材育成事業・toB向けクラウドサービス事業に従事。その後、「弁護士ドットコム株式会社」にて新規事業の企画立案・運用に携わる。現在は、キラメックス株式会社にてプログラミング教育を通して「個の選択肢、可能性を広げること」「新たなキャリアに伴走すること」をミッションとし法人向けに「IT人材採用支援」および「IT研修」を担当している。

 

田島悠介

内容分かりやすくて良かったです!

大石ゆかり

田島君も、今日からエンジニアの採用戦略を練り直していきましょう!

田島悠介

分かりました。ありがとうございます!

 

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