簡単に変換できる!PHPでCSVファイルを読み込む方法【初心者向け】現役エンジニアが解説

プログラミング初心者向けにPHPで書くCSVファイルを読み込む方法について解説しています。とても簡単にCSVファイルの読み込みができるので、書きながら理解しましょう。実際にソースコードを書いて説明しています。

TechAcademyマガジンは受講者数No.1のオンラインプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]が運営。初心者向けに解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。

監修してくれたメンター

井上 祐介

NEC・Microsoftの認定インストラクター。Z80アセンブラ・C++・C#・PHP・JAVAなどの経験を経て業務で使用するプログラムの開発や新入社員プログラミング研修の講師を行った。

PHPでCSVファイルを読み込む方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

fgetcsv関数を使ってCSVファイルを読み込めば、表計算ソフトなどからPHPにデータを取り込むことができます。

たとえば、Excelで作った商品リストをCSVファイルで保存しPHPで取り込めばショッピングサイトのデータとして活用できますし、Googleスプレッドシートで作成したタスクリストをCSVにしてPHPで読み込めばタスクの共有ができるアプリケーションが作成できます。

このように、他のアプリで作ったCSVファイルのデータ活用するために覚えておきたい知識なので、参考にしてみてください。

目次

そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

田島悠介

今回はCSVファイルをPHPで読み込む方法をやっていくよ。

大石ゆかり

田島メンター!その前にちょっといいですか?

「CSV」って何ですか?

田島悠介

じゃあ、CSVとは何かを教えるね。

ゆかりちゃんは表計算ソフト、例えば「Excel」とか「Google スプレッドシート」は使ったことあるかな?

大石ゆかり

それならありますよ。大学時代にレポート作成にExcelを使ってましたし、仕事ではGoogle スプレッドシートを使っています。

田島悠介

もし、ゆかりちゃんが入力したデータをPHPのプログラムで読み込ませたいと思ったらどうしたらいいかな?

大石ゆかり

データを保存したファイルをPHPで読み込めばいいんじゃないですか?

PHPってファイルの読み込みもできましたよね?

田島悠介

たしかに、PHPではファイルの読み込みができるんだけどExcelGoogle スプレッドシートの専用ファイルはそのままでは読み込むのが難しいんだ。

PHPのファイル読み込みは標準では文字だけで構成されたテキストファイルで作成されていることが前提だからね。

大石ゆかり

そうなんですね・・・。じゃあ、表計算ソフトで保存するときPHPでも読み込めるテキストファイルの形式で保存したらいいんですか?

田島悠介

その通り!さすがゆかりちゃん、理解が速い。

そのPHPにも対応しているテキストファイルの形式のひとつがCSVファイルというわけだね。

大石ゆかり

なるほどぉ。

Google スプレッドシートでCSVの形式にエクスポートしてみました。

カンマ付のシンプルな文字だけになるんですね。

 

Googleスプレッドシートの画面
Googleスプレッドシートの画面

 

名前,年齢,血液型
太郎,21,O
ジョン,23,A
ニキータ,32,AB
次郎,22,B

CSVファイルの中身

田島悠介

そうだね。CSVファイルはカンマかタブ文字で区切られるんだ。

ちなみにCSVファイルはほとんどのアプリが対応しているからPHPなどのプログラムからの読み込みだけでなく、アプリ同士でデータをやり取りしたいときにもよく使われるよ。

ただ、データの中身の文字だけしか保存されないから罫線や文字色などの情報はなくなるけどね。

大石ゆかり

CSVについてはよく分かりました!

今回はそのCSVファイルをPHPで読み込む方法を教えてもらえるんですね!

田島悠介

そういうことだね。

CSVは、読み込みと出力のそれぞれ書き方が違うから今回は「読み込み」の方法について説明するね!

大石ゆかり

お願いしまーす!!

 

CSVファイルを読み込む関数「fgetcsv」

PHPでは、CSVファイルを読み込んで配列の形にしてくれる「fgetcsv関数」という関数があります。

fgetcsv関数を使うためには、まず対象のCSVファイルを開いておく必要があります。

ファイルを開く「fopen」

CSVファイルを開くにはfopen関数を使います。

$file_handler = fopen("読み込むCSVファイルのパス", "r");

fopen関数の戻り値で読み込んだファイルを管理している名前(ファイルハンドル)を取得します。

fopen関数の2つ目のパラメータはファイルにアクセスする形式、つまり開いたファイルの書き込みを可能にするかどうかなどのファイルをアクセスする状態を設定します。

r“は読み取り専用、つまり書き込みしない状態でファイルを開きます。

※もし、対象ファイルが存在しなかったりファイルのアクセス権がない場合には、fopenは失敗しwarningを発行してFALSEを戻り値として返します。

CSVファイルを1行ずつ配列で読み込む「fgetcsv」

ファイルハンドルが取得出来たら、fgetcsv関数でCSVファイルを1行ずつ読み込みます。

$data = fgetcsv($file_handler);

読み込まれた1行分のデータを項目(データ列)ごとに配列として戻り値で取得します。

たとえば、

名前,年齢,血液型
太郎,21,O
・
・
・

というCSVファイルなら1回目にfgetcsv関数を呼び出したときは、

1行目のデータである「名前」「年齢」「血液型」の文字列が配列に代入されます。

実際に書いてみよう

では実際にプログラムを書いてみましょう。事前に、以下のように書いた「test.csv」ファイルを作成しておきます。

名前,年齢,血液型
太郎,21,O
ジョン,23,A
ニキータ,32,AB
次郎,22,B

 

それでは、プログラムを書いてみましょう。

<?php
// 読み取り専用でtest.csvを開きます。
$f = fopen("./test.csv", "r");
// test.csvの行を1行ずつ読み込みます。
while($data = fgetcsv($f)){
    // 読み込んだ結果を表示します。
    var_dump($data);
}
// test.csvを閉じます。
fclose($f);
?>

簡単にソースコードの説明をします。

最初に読み取り専用でtest.csvファイルを開き、while文で1行ずつファイルを読み込みます。

読み込んだ結果の配列をvar_dump関数でCSVファイル1行分のデータを表示しています。

 

以下、実行結果です。
fgetcsv実行結果の画面

1行ずつ読み込まれて、配列の形になっているのがわかります。

まとめ

CSVファイルを読み込むときは、まずfopen関数でファイルを開きます。

そして、fgetcsv関数を使って1行ずつ配列にデータを読み込みます。

 

タブ文字で区切られたファイル

大石ゆかり

田島メンター、教えてもらった方法でデータをPHPで読み込もうとしたんですがうまくいきません・・・

fgetcsv実行結果。タブ区切りで失敗

田島悠介

それは、データの区切り文字が違うからだよ。

CSVはカンマ区切りだけど別の種類でタブ区切りのファイル形式が使われることがあるんだ。

大石ゆかり

そうなんですね。よく見るとファイルの拡張子が.tsvになっていました。

タブ区切りファイル

田島悠介

そうだね。タブ区切りのファイルはtxttsvといった拡張子が使われるね。

タブ区切りのファイルを読み取るにはさっきと同じfgetcsv関数が使えるけど、パラメータを指定する必要があるよ。

大石ゆかり

タブ区切りのファイルでも読み込めるんですね。

PHPで読み込む方法を教えてください!

fgetcsv関数でタブ区切りのファイルを読み込む

fgetcsv関数でタブ区切りのファイルを読み込むには、3つ目のパラメータseparatorで区切り文字を指定します。

$data = fgetcsv($f, 0, "\t")

今回はタブ区切りのファイルを読み込みたいので、区切りとしてタブ文字「\t」を指定します。

※2つ目のパラメータはlengthで、分割しない1行の最大文字数(改行文字なども含む)を指定します。0を指定するか省略すると最大行長は制限されません。 (PHP 5.1.0以降)

まとめ

タブ区切りのファイルをfgetcsv関数で読み込むときは、3つ目のパラメータでタブ文字 “\t” を指定します。

 

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空行がある場合

大石ゆかり

CSVファイルを読み込んだら値が空の配列が混じっていました。

fgetcsv実行結果_空行の画像

田島悠介

それは読み込んだCSVに空の行が入っていたからなんだ。

test_csv_空行

1行ずつ繰り返すループの中で、空行かどうか判定する式を追加するだけで解決できるよ。

CSVファイルの読み込み時に空行の判定をする

CSVファイルに空の行が含まれている場合、PHPの条件式で判定を行うコードを追加すれば余分な空っぽの値が配列に入るのを防げます。

配列の最初の要素が空かどうかを判定すれば判断できます。

空行判定のコード例

配列に読み込まれた最初の値があるかどうかで空行の判定をしています。

<?php
// 読み取り専用でtest.csvを開きます。
$f = fopen("test.csv", "r");
// test.csvの行を1行ずつ読み込みます。
while($data = fgetcsv($f)){
    // 最初の要素の値が空ではない、つまり空行でなければ出力します。
    if(!empty($data[0])){
        // 読み込んだ結果を表示します。
        var_dump($data);
    }
}
// test.csvを閉じます。
fclose($f);
?>

※空行の判定には配列そのものが空かどうかではなく、配列の最初の要素がnullかどうかを判定します。
空の状態_配列_要素

まとめ

fgetcsv関数で読み込んだ配列の最初の要素がnullなら空行です。

 

まとめ

fgetcsv関数を利用することで自分で実装するよりも簡単にCSVファイルを展開することができます。

CSVファイルを読み込む場面は多いかと思いますので、ぜひ活用してください。

PHPをさらに勉強したい場合は、PHPで構文チェックを行う方法PHPとHTMLをまとめてコメントアウトする方法についても合わせて読んでみてください。

田島悠介

CSVファイルは自社でサービス運営とかしていたらよく使うと思うから覚えておくと便利だよ〜!

大石ゆかり

そうなんですね!

田島悠介

今回は、CSVファイルをPHPファイルに記述する形だったけど、逆にPHPファイルの中身をCSVファイルとして出力する方法も紹介するから両方覚えてみてね!

大石ゆかり

ありがとうございました♪

 

PHPを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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