GMOペパボの人事に聞いた!未経験でも新卒デザイナーを採用したワケとは

GMOペパボ株式会社で働かれている3人にエンジニア・デザイナーの採用や教育について話を伺いました。未経験ながらデザイナーとして新卒入社した白石さんの学習内容は、これから習得したい人にとっても参考になる経験談でしょう。

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TechAcademyのWebデザインコースを受講し、晴れてデザイナーとして就職された白石さんのインタビュー記事になります。

GMOペパボ株式会社(以下、ペパボ)さんにお邪魔して、(上記写真左から)社長室の西谷さん(以下、西谷)、未経験ながらWebデザイナーとして入社された白石さん(以下、白石)、採用担当の福場さん(以下、福場)にお話を伺いました。

 

TechAcademyを受講して、実際に就職に成功された方の取材記事になっているので、未経験でもエンジニアやデザイナーを目指している方は、ぜひご覧ください。実際の業務などもイメージできるはずです。

 

――まず最初に、簡単に自己紹介をお願いします。

西谷:私は2005年に楽天に新卒で入社した後、2013年にペパボに転職をしました。当時ペパボには営業マンが1人もおらず、第1号の営業マンとして入社しました。

主にネットショップ運営サービス「カラーミーショップ」の営業担当をしていました。その後1年間採用担当をやりまして、現在は社長室で営業を担当しています。

 

福場:私は2013年の新卒でペパボに入社しました。最初は西谷と同様、カラーミーショップの営業として働いていましたが、2015年6月に社内の採用制度で採用担当の募集があり、以前から興味があったので、立候補して部署を異動しました。

その1年後に、社長直轄で「採用のチームを作るぞ」というタイミングで、西谷と一緒に1年間リクルーティングチームとして採用の業務をしていました。

 

白石:今年(2017年)の4月に新卒として入社しまして、8月頃に研修が終わって現在グーペグループで働いています。デザイナーとしてテンプレートの作成や、イベントのチラシの作成を行っています。

(白石さんが開発に関わったサイト「グーペ」のデザイン)

 

――白石さんは、TechAcademyを受講した後、就職先を決められたと思うんですが、どういった企業を見ていたんですか?

白石:TechAcademyのキャリアサポートの方に企業を紹介して頂きました。

自分自身で探してはいたのですが、時期が結構遅かったので難しいこともあり、キャリアサポートの方に紹介いただいた中から自分で選定するという形で就職活動を行っていました。

 

――そのときは何社ぐらい紹介を受けたんですか?

白石:最初にサポートの方との面談で自分のやりたいことや希望の会社をお伝えして、5社ぐらいリストアップしていただき、その中から自分で企業研究を行いました。そのあとまた2社、3社とリストアップしていただいて、自分で選定するという流れでした。

 

――デザイナーとして働くイメージは学生のときからあったんですか?

白石:「デザイナーになりたい」という思いは、もともとあったのですが、実際にTechAcademyを受講してみて「こういう仕事をするんだな」とイメージが強くなったと思います。

 

採用・不採用を分けるポイントとは

――GMOペパボさんとの出会いはどういう経緯だったんですか?

福場:西谷経由で「こういう学生さんがいるからどうかな」という話をいただいて、同時にポートフォリオサイトなど作ったものを見せてもらいました。

うちのデザイナー陣にも共有したら「是非、話を聞いてみたい」という反応だったので、面接に来ていただいたという流れですね。

 

西谷:最初、TechAcademyの担当の方から話をいただいて、自分はぱっと見「あ、いいな」と思ったんですが、デザインのことは全く分からず自信がなかったので福場に見せたら「いいじゃないですか」という反応だったので、話が進みました。

 

――当時は御社の新卒採用自体、結構終わりに近づいていたんじゃないですか?

福場:時期的にはそうですね。そのお話をいただいたのが、内定式後の10月、11月ぐらいだったのですが、デザイナーの内定者が1名のみだったので、もう1人是非採用したいとは思っていました。

 

――そうだったんですね。新卒採用をする上で重視しているところはありますか?

福場:伸びしろ重視ではありますが、IT業界って変化が激しい業界なので、自分で考えて行動できる方、ものづくりができる方、がひとつ基準にはなっています。

 

――デザイナーやエンジニアの採用・不採用を分けるポイントはありますか?

福場:「自分でものづくりをしているかどうか」という点だと思っています。白石さんも未経験とはいえ、自分で勉強して何かものづくりができるようになって、かつそれをアウトプットできるレベルに達していたと感じます。

本当に何もやったことがなくて、「入社後の研修で教えてください」という方もいるんですが、それだと採用は厳しいと思います。弊社では「アウトプットすること」を凄く大切にしているので、自分が「これを作ったぞ」と言えるものがあって、それを共有できるような形で持っているかどうかが採用を分けるポイントではないかなと思います。

 

西谷:弊社の採用は、新卒中途に関わらず採用担当があまり面接の評価はせず、現場のエンジニアやデザイナーが評価をするんですね。彼らの話を聞いて「なるほどな!」と思ったのが、今まで得た知識や経験よりも入社してきてからの方が長いので、「どこまで伸びるか」をすごく見ていますね。

そのため、どれだけ学習意欲があるかや、どれだけの短期間で技術や知識を得たのかという部分から判断していますね。

 

――ちなみに白石さんのポートフォリオは、採用チームとデザイナーチームでどういう点が評価されたのでしょうか?

福場:白石くんについてはもともと未経験から受講をスタートし、「こういうサイトを作りましょう」といった課題があったと思うんですよ。

それを超えて、PCやスマホのデバイスに合わせてレスポンシブのデザインを作ったり、自分で工夫してもっと見やすいサイトを作ろうという姿勢を2ヶ月間でやっていると聞き、これから爆発的に伸びるのではないかと思ったんです。

デザイナーチームでは、自分で考えてデザインを作れる方なんじゃないかという点を凄く評価していましたね。

 

自分で作ることとチームで作ることの違い

――白石さんは、受講して自分で作るものと、企業でチームとして作るものの違いで感じることってありますか?

白石:受講しているときは、自分でゼロからHTMLやCSSを書くことでものづくりをしていたのですが、弊社は自社サービスなので、既存のもの、既存のコードを改善していく作業が一番大きく違うなと思いますね。

 

――チームで作る楽しさや難しさなどは感じますか?

白石:今はテンプレートを作っているんですが、レビューを何回か挟んでフィードバックを受けるんです。そのときに他のデザイナーやエンジニアなど、職種に関係なくレビューをいただいています。

色々な視点から自分が作ったものに対してフィードバックを貰えるので、自分にない視点を取り込めるのは、すごく面白くて楽しいです。

 

――今は具体的にどういう技術・ツールを使っているんですか?

白石:言語はHTMLとCSSを使っています。グラフィックの面ではPhotoshopとIllustratorを使用してモックを作ったりしています。

 

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GMOペパボの充実した研修制度

――研修のプログラム自体は、どういった内容なんでしょうか?

福場:まず4月に入社して、6月ぐらいまでが職種関係なく共通の研修で、会社のことを知る・サービスのことを知るという研修があります。そこからが職種別研修という形になります。

白石:職種別研修では3サービスをそれぞれ2週間ずつ周り、OJT研修を行いました。各サービスで、メンターの方が付き、課題をもらって実際にリリースするところまでを2週間で行いました。

 

――現場で今必要とされている課題をやるということですか?それとも別の課題を設定して行うのでしょうか?

福場:両方行います。バナーを作るなどの仕事もあるんですが、デザイナーが何でもやるという雰囲気があるので、Webデザインだけじゃなくて、ビラも作ったりしますね。

あとは、エンジニアと一緒にチームを組んで、1週間でサービスをリリースするといった研修も行います。

 

――1週間でリリースまでは早いですね!エンジニアの場合は、どういう研修内容なのでしょうか?

福場:半分に分かれていて、前半の3ヶ月ぐらいはWebアプリ・インフラ・モバイルについて研修をするという内容で、サービスから離れた技術のチュートリアルをやったり、自分の適性を見てもらいます。

残りの半分はそれぞれのサービスに配属されて、そこから実務をやってみるという内容です。

サービスの規模やチームの人数などによって業務内容も変わってくるので、「どういう仕事をしたいのか」を見極めてもらうために手厚くやっています。

 

――白石さんは、実際に研修を受けてみて感じたことなどはありますか?

白石:デザイナーだけではくて、他の職種の方と関わる機会が結構あったので、「チーム」での開発業務を学びましたね。

レビューをしてもらうにしても、誰が見ても分かりやすいものにするとか、皆が見て議論しやすい形にするというところを研修で重点的に学びました。

 

エンジニアリングの分かるデザイナーに

――メンターがいるとのことでしたが、現場での教育はどういう体制で行っているんですか?

福場:基本マンツーマンで隣の席について、分からないことがあれば相談するという形ですね。チームによって仕組みは違うのですが、だいたい先輩メンターがついて、その人が教育をしながら進めていくという体制でやっています。

西谷:新卒入社の人たちを育成しようという意識が会社としてとても強いので、先輩もとても面倒見がよくて、フォローが厚いなと転職してきて思いました。

 

――白石さんの中で、自分の中で目指しているデザイナー像ってありますか?

白石:将来的には、デザイナーだけどエンジニアリングの部分も理解できるようになりたいなと思います。

入社する前はグラフィックが好きで、コーディングよりは何かをグラフィックで作ることが多かったのですが、入社してからはコーディングに凄く興味が出てきて、デザイナーが触る部分だけじゃなくてエンジニアが触る部分であったり、新しい言語などに凄く興味があって自分で勉強するようになりました。

 

やりたいと思っていたことにはまず挑戦すること

――受講したことが今も役に立っていると感じることはありますか?

白石:メンターの方との面談が週に2日あるし、Slackでも質問は投げられたのですが、分からないことがあったらまず自分で調べる癖がついたと思います。

 

――これからTechAcademyを受講して、白石さんのように実務として働きたいという方に向けて、アドバイスやメッセージがありましたらお願いします。

白石:僕は大学の学科は全然デザインではなくて、文学部でメディアについて学んでいたのですが、やっぱりどこかにデザインに対する意識であったり興味が凄くありました。でも、就活が始まるまでそのデザインに対する気持ちを置いていたんですね。

それで色々な会社に行ってみて、やっぱりデザインに携わって働いていきたいなという意識が高まって、そこでようやく知識・スキルを身につけようという風になったんです。

オンラインスクールだと敷居も高くなくて、本当に自分が学びたいことを学んで、それが自分に合っているかというところまで確認できるので、興味があるのならあまり重く考えずに、まずは学んでみるのがいいと思います。

 

以上、GMOペパボの社長室西谷さん、採用担当福場さん、デザイナーの白石さんに業務や研修に関するお話をお伺いしました。未経験でもこれからデザイナーやエンジニアを目指している方は、今回のインタビューでも話題にあった「ポートフォリオ」を作ることを念頭において学習を進めましょう。

実務経験がなくても就職・転職する上で大きな評価ポイントになるはずです。

 

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