契約書の見方を学ぼう!リーガルチェックで必要となるポイントとは

契約書の見方は専門性の高さもあり知らない人も多いはず。専門家にリーガルチェックを依頼するのは当然のことですが、自身で読み取ることができると契約の問題点や交渉すべき要素の理解が進むものです。そんなリーガルチェックのポイントを紹介していきます。

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リーガルチェックという言葉を聞いたことがない人も多いかもしれません。契約書を作成し契約を結ぶ前に行う専門家によるチェックのことをさす言葉。リーガルチェックはビジネス上のトラブルやリスク回避に欠かせない手段となっています。

ここではリーガルチェックの概要やポイント、依頼に掛かる費用などを解説していきます。

 

なお、本記事は、TechAcademyキャリアのコンサルタント監修のもとに執筆しています。

 

リーガルチェックとは

リーガルチェックについて

リーガルチェックとは、作成した契約書が法的に妥当で問題がないのか、リスクが存在しないか等を弁護士や法務担当者等の専門家にチェックしてもらうことをいいます。法的なチェックに加えて、契約書自体に不備がないかや、自社が不利となる条件が明記されていないかもチェックしてもらうことが可能です。

どんなビジネスにも関わってくる契約書に関する問題は、企業規模の大小に関わらずどの企業も抱えている法的課題であり、契約書の見方を知り、法律の専門家によるリスク点検を行うことで、後の予期しないトラブルを未然に防ぐことが期待できます。弁護士に相談してリーガルチェックをしてもらうことが企業の順調な事業活動の維持・発展に重要となっています。

リーガルチェックの重要性

リーガルチェックに費用と時間をかける必要が本当にあるのか、と疑問に思う人も少なくないでしょう。しかし、リーガルチェックには以下の4つの役割があります。その役割を知り、リーガルチェックを受ける重要性をしっかりと確認しましょう。

【リーガルチェックの4つの役割】

1)契約内容に合った契約書を作成
中小企業のなかには、ネットでダウンロードできる契約書のひな形を使用しているケースが見受けられます。ひな形によって確かに容易に契約書を作成できますが、契約の内容によって契約書に明記する項目が異なってきますので、契約内容に合わない契約書となってしまい、契約書としての役割を果たせないものもあります。リーガルチェックを受けることで、見落とされていた重要な項目を確認でき、契約内容に合った契約書を作成することができます。

2)契約内容を明確化
契約書があいまいに記載されていると、契約者双方が都合の良いように解釈しトラブルの引き金となります、しかし、リーガルチェックを受けて契約内容を確認し、あいまいな箇所を発見、明確化することで、双方の認識の不一致をなくし、トラブルを未然に防ぐことができます。

3)自社にとって不利となる項目の発見
相手方の契約書には、自社にとって不利な項目がある可能性があります。しかし、リーガルチェックを受けることで、契約の項目を確認してもらい、見落としていた不利な項目を削除することが可能です。

4)相互の利益のバランスを取る
契約の際はどうしても自社の利益のことを考えて、相手に不利な項目を含む契約書を作成してしまうことがありますが、重要なのは相互の利益バランスを取ることです。契約は企業間の信頼関係の構築において重要な役割を果たし、そのような書類に自社の利益ばかり盛り込んでは信用に関わってくることでしょう。リーガルチェックで適切な利益バランスの取れた契約書を作成し、信頼関係を構築していくことで契約を続けていけるのです。

 

確認するポイント

リーガルチェックで確認するポイントに以下の項目があります。

【契約書に規定すべき条項】

以下に記載の条項は、最低限契約書に規定しておいたほうがよい基本的なものなので、契約書確認時のポイントになってきます。

  • 目的物の特定
  • 支払の価額、期限、方法
  • 引渡しの期限、方法
  • 解除
  • 損害賠償
  • 危険負担
  • 担保責任
  • 保証人
  • 費用負担
  • 契約期間
  • 裁判管轄
  • 秘密保持
  • 協議

【法的に認められない条項】

契約の条項は当事者の合意で自由に決められますが、以下の条項は無効となります。

  • 強行規定に反する契約
  • 公序良俗に反する契約
  • その他、不法行為を契約内容とする契約、個人の権利、自由を著しく不当に制限する契約

【形式(署名、押印、部数、製本等)に不備はないか】

  • 署名・押印
  • 部数

 

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専門家に依頼する

実際に弁護士にリーガルチェックを依頼すると、どのくらいの費用が掛かるのか気になるところでしょう。弁護士費用は個々の弁護士が自由に決められるので一概にはいえません。したがって、あくまでも相場としての情報となりますので、詳細な費用については依頼前に弁護士や法律事務所で確認をしてください。

1)定型的なシンプルな契約書の場合
取引内容や契約条項が定型的でシンプルな契約書の場合は、アドバイスを含むリーガルチェックの費用は3万円〜10万円程度が相場です。また、契約書作成(若干の修正)の費用は5万円〜10万円程度が相場となっています。

2)非定型の契約書の場合
複雑な契約内容で契約条項が多い非定型の契約書の場合は、アドバイスを含むリーガルチェックの費用は10万円〜20万円程度となっています。また、契約書の作成依頼をする場合の費用は、契約金額が300万円以下の取引で10万円程度~、300万を超える場合は取引で発生する契約金額に応じて費用の設定がされることが一般的となっています。

リーガルチェックを依頼すると以上の費用が発生し、そのほかにも法律調査費や公正証書作成の手数料、弁護士が出張する際の交通費・郵便代等が必要に応じて発生します。

 

まとめ

企業が安心して契約を結び、リスクやトラブルを回避するためには、リーガルチェックのような専門家の力が必要です。特に複雑な契約内容や契約条項になるような契約の場合は、専門家のチェックなしでは契約後にどのようなトラブルを引き起こすか分かりません。

契約書の見方やリーガルチェックの必要性を知り、導入を検討してみてください。

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