Swiftで書くクラス(class)を定義する方法【初心者向け】
初心者向けにSwiftで使うクラスの使い方を解説しています。クラスの概念とは何なのか、どうやって作成すれば良いのか実際にコードを書きながら説明しています。現場でも必要とされる実践的な知識なので、ぜひ知っておきましょう。
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Swiftでクラスの書き方について解説しています。
クラスとは何なのか、どういう際に使うものなのか最初はイメージしにくいかもしれませんが、実際にコードを書きながら理解をしていきましょう。
なお本記事は、TechAcademyのiPhoneアプリ開発オンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。
クラスとは
クラスとは、オブジェクト指向のもっとも大切な機能の一つで簡単に言うと変数と関数を定義したものです。
SwiftでもJavaやRubyのような他のオブジェクト指向言語と同じようにクラスを使用し、定数や変数、関数を定義していきます。
では、実際にSwiftでクラスをどのように宣言するのか見ていきましょう。
クラスを使うことによって、定数や変数、関数を論理的にまとめることができそれぞれがもつ意味を明確にすることができます。
Swiftでのクラスの宣言の方法
今回は、車の情報をまとめるCarクラスを例としてあげます。
このCarクラスの中には、車を識別するidと車の名前を表すnameという変数、そして車のIDとその名前を出力するdescriptionという関数が定義されています。
コードは以下のようになっています。
/* Carクラス */
class Car { var id: Int? var name: String? func description() -> String { if name == nil { return "ID\(id)の名前が不明です。" } else { return "ID\(id)の名前は\(name!)です。" } } }
クラスはオブジェクトの内容を定義する設計図みたいなものです。
なので、宣言したクラスを実際に使用する際は、クラスのインスタンス(オブジェクト)を生成する必要があります。
インスタンスを生成するには、以下のようにクラス名に( )をつけて関数の様に呼び出します。
そして、インスタンス名の後に先ほどクラスの中で定義したidを指定するとそのidに対して値を代入できます。
メソッドも同じようにインスタンス名の後にメソッド名を指定するとそのままメソッドを呼び出すことができます。
var car1 = Car() car1.id = 1 print(car1.description()) // ID1の名前が不明です。 car1.name = "Sample" print(car1.description()) // ID1の名前はSampleです。
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まとめ
クラスを使用すると定数や変数、関数を論理的にまとめて扱うことができるようになります。
初めは慣れないかもしれませんが、一度使えるようになるとクラスを使うメリットを十分に感じることができます。
そして、プログラムの規模が大きければ大きいほど、エンジニアさんの数が増えれば増えるほどそのメリットはより多く感じることができます。
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期間中は現役エンジニアのメンターが毎日学習をサポートするので、独学よりも効率的に学ぶことができます。