プログラムを終了させる!Pythonでexitを使う方法【初心者向け】
初心者向けにPythonでexitを使う方法について解説しています。プログラムを終了する際に使用しますが、いくつか種類があるのでそれぞれ紹介しています。実際にサンプルプログラムを書いているので、参考にしてみてください。
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今回は、Pythonでexitを使う方法を解説します。
exitは、プログラムを途中で終了させる際に使用します。exitの種類毎に書き方を説明しているので、役割も合わせて理解しておきましょう。
なお本記事は、TechAcademyのPythonオンライン講座の内容をもとにしています。
Pythonのexitとは
Pythonのexitには大きく3つの種類があります。
1. exit( )
exit( )では、インタラクティブシェルを終了させることができます。
インタラクティブシェルとは、Anacondaのような環境などで使用することができます。
2. sys.exit( )
sys.exit( )では、プログラム自体を終了させることが可能な上、終了ステータスも返すことができます。
処理内容としては例外を発生させて、プログラムを終了させます。
3. os._exit( )
os._exit( )はあまり使用されることはありませんが、forkメソッドで生成されたプロセスを終了させます。
Pythonでsys.exit( )を使う方法
Pythonでsys.exit関数を使用する場合はsys.exit(0)の様に記載します。
一般的に0を返すと正常終了。1を返すとエラー終了です。
sys.exit()
Pythonでexitを使う方法を実際に書いてみよう
以下でsys.exitを使ってサンプルプログラムを書いているので、参考にしてみてください。
sys.exitを書いてみるプログラムソースコード
import sys for i in range(100): if i == 1: print("1です") sys.exit() print(i)
表示結果
0 1です
1行目のimport sysでは、sysモジュールをimportしています。
2行目のfor i in range(100):では、繰返し(for)、0から100までの数字を(range(100))、変数iに代入しています。
3行目のif i == 1:では、変数iの中身が1であればという条件文です。
4行目のprnt(“1です”)では、3行目の条件に合致すれば、1ですという内容が表示されます。
今回は2回めのfor文処理で数字の1が変数iに代入され、1ですと表示されます。
5行目のsys.exit( )で正常に終了したステータスを返します。表示自体はされません。
6行目では3行目のif文に合致しなかった場合の変数iが表示されます。
今回は最初の数字である0が表示されます。
今回はPythonでexitを使う方法を解説しました。
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