RubyのRangeオブジェクトの使い方【初心者向け】
初心者向けにRubyのRangeオブジェクトの使い方について解説しています。これは範囲オブジェクトといい、その範囲に対しての処理を行うことができるものです。サンプルコードで基本の書き方を覚えましょう。
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RubyのRangeオブジェクトの使い方について解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのWebアプリケーションオンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。

今回は、Rubyに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

Rangeオブジェクトの使い方について詳しく説明していくね!

お願いします!
Rangeオブジェクトとは
Rangeオブジェクトとは、一連の範囲を表すデータ型です。
よく使うのは整数ですが、文字、文字列、その他順序関係を持つデータ(*)に対しても使用できます。
(*)比較演算子と、succメソッドを定義しているクラス
Rangeオブジェクトの使い方
Rangeクラスのnewコンストラクタを明示的に呼び出すか、..(ピリオド2つ)記法を用います。
# 1以上10以下の連続整数 # Rangeクラスのnewコンストラクタ rg = Range.new(1, 10) # ..記法 rg = 1..10
Rangeクラスではいくつかのメソッドが用意されています。
例えば範囲先頭を取得するにはfirst、末尾を取得するにはlast、順番にアクセスするにはeachメソッドを用います。
詳細は公式の文書を参照してください。
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実際に書いてみよう
サンプルコード
rg = 1..10 puts rg.first puts rg.last rg.each{|n| puts n } rg.step(2){|n| puts n } require 'date' rg = Range.new(Date.today, Date.today >> 1) puts rg.first puts rg.last require 'ipaddr' rg = Range.new(IPAddr.new("192.0.2.1"), IPAddr.new("192.0.2.254")) puts rg.first puts rg.last
実行結果
1 10 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 3 5 7 9 2018-10-13 2018-11-13 192.0.2.1 192.0.2.254
解説
1行目で1以上10以下の整数のRangeオブジェクトを作成しています。
3,4行目で範囲の先頭、末尾を取得しました。
6-8行目でeachメソッドで要素に順番にアクセスしました。
10-12行目でstepメソッドを用い、1つ飛ばしで要素に順番にアクセスしています。
数字以外にもRangeを適用できます。14-17行目では日付型にRangeを適用しました。
19-22行目ではIPアドレス型にRangeを適用しました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |

内容分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
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