JavaScriptのfor-of文の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのfor-of文の使い方について解説しています。for-of文はイテレータの繰り返し処理に使います。イテレータとは配列などのデータ構造のことで、for-of文を使うことにより要素に柔軟にアクセスすることが出来ます。
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JavaScriptのfor-of文の使い方について解説します。
実際のコードをもとに解説していきますので、理解を深めていきましょう。
また、入門向けのJavaSriptを学習できるサイトも紹介しているので、合わせてご覧ください。
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
for-of文の使い方について詳しく説明していくね！
お願いします！
JavaScriptのfor-of文とは
配列などの複数の要素を内包するオブジェクトをiterableオブジェクト といいます。iterableオブジェクトにはString (文字列)も含まれます。文字列は複数の「文字」を内包していると考えます。
JavaScriptのfor-of文は、iterableオブジェクトに対し、内包する要素を1つずつ取り出して繰り返し処理を行います。iterableオブジェクトについては以下の記事を参考にしてください。
JavaScriptのfor-of文の書き方
for-of 文の書き方は以下のとおりです。
for(要素を示す変数 of iterableオブジェクト) {
処理
}
iterableオブジェクトには、配列などを指定します。内包する要素を1つずつ「要素を示す変数」に取り出し、処理を繰り返し行います。なお、for-of文はJavaScriptの規格であるECMAScript6から採用されています。
Chromeなど、ほとんどのブラウザでは動作しますが、 Internet Explorerなど一部のブラウザでは動作しないので注意しましょう。for-of文について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
実際に書いてみよう
今回のサンプルプログラムでは、for-of文を使って配列から要素(文字列)を取り出します。さらに取り出した文字列からfor-of文を使って文字を取り出して処理を行います。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<script>
var words = ["apple", "orange", "grape", "pineapple"];
// for-of文で配列から要素を取り出す
for(let word of words){
// 大文字に変換するかどうかを判断する変数
let flg = true;
// 変換後の文字列を格納する変数
let word2 = "";
// for-of文で文字列から文字を取り出す
for(let ch of word) {
word2 += flg ? ch.toUpperCase() : ch;
flg = !flg;
}
// 結果を表示
console.log(word, " to ", word2);
}
</script>
</head>
<body></body>
</html>
実行結果は以下のようになります。ブラウザがChromeの場合、デベロッパーツールのコンソールで確認できます。
筆者プロフィール
| この記事を監修してくれた方
太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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