【例文・テンプレートあり】覚書とは?その役割と書き方の決まりについて解説

仕事で契約ごとに関わるようになると覚書という言葉を耳にする機会があると思います。しかし、その役割や書き方をしっかりと理解していますか?この記事では覚書の役割や基本構成を紹介します。書き方の例やテンプレートも掲載しますので、覚書の契約書との違い、法的な効力などを理解し、活用してください。覚書の役割や作成方法を理解することで、任せられる仕事の幅が広がるかもしれません。自分自身のスキルアップのためにも、覚書について積極的に知識を吸収していきましょう。

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契約書と一緒に作成しておくべき書類に、覚書というものがあります。契約書の内容を双方確かなものにするために使われます。

今回は覚書の作り方を、具体例を交え解説していきます。

 

※なお本記事は、TechAcademyのエンジニア転職保証コースのキャリアカウンセリング内容をもとに紹介しています。

覚書とは


覚書とは契約書に準じる補助的な役割を担うもので、当事者間での合意を書面に残したものです。同一内容の書面にお互いで署名・捺印をして、各自1通ずつ保管することで合意内容に齟齬(そご)がないようにするものです。

覚書は契約書には記載しない合意事項や、契約書締結の前に基本合意の確認の役割を持ちます。法的な効力は契約書と同等にあり、内容が遵守されていない場合は契約不履行になる可能性があるので注意しましょう。

 

覚書の基本構成

覚書の基本構成は下記のようになります。

  • 表題(〜に関する覚書)※覚書のみでも可
  • 前文として「甲と乙(当事者)は以下の事項に関して合意した」
  • 合意内容
  • 後文は「以上を合意した証として、本書面を2通作成し、甲乙署名捺印の上、各々1通を所持する」という文章
  • 双方の署名捺印
  • 日付

 

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書き方の例


それでは先ほどの記載事項を踏まえて、例文を紹介します。覚書を作成する際の参考にしてみてください。

覚書〇〇様

私○○(以下「甲」)は、○○様(以下「乙」)に、金30万円を借用いたしました。
以下の通り返済いたします。

【支払い期限・金額】
1)毎月月末までに3万円を乙の口座に入金する。
2)入金手数料は甲が負担するものとする。
3)○○年○月○日までの期間で遅滞なく返済する。

甲と乙は以上の事項について合意した証として、本書面を2通作成し、甲乙署名捺印の上、各々1通を所持します。

平成○○年○月○日
甲 住所:東京都港区○○〜
氏名:○○  印

乙 住所:東京都世田谷区○○〜
氏名:○○  印

以上

上記のように必要事項を記載し、合意をした旨をしっかりと記載しましょう。最後に署名捺印をすることで、契約書と同様の効力を持たせることができます。

 

書き方のNG例

次に覚書の書き方のNG例を紹介します。必須の記載事項が抜けている場合、覚書の役割を果たせない可能性があります。

NG例を参考にして、しっかりとした覚書を書けるようにしましょう。

覚書

〇〇様

私○○(以下「甲」)は、○○様(以下「乙」)に、金30万円を借用いたしました。
以下の通り返済いたします。

【支払い期限・金額】
1)毎月月末までに3万円を乙の口座に入金する。
2)入金手数料は甲が負担するものとする。
3)遅滞なく返済する。

甲 住所:東京都港区○○〜
氏名:○○  印

乙 住所:東京都世田谷区○○〜
氏名:○○  印

以上

例文と比較してみると、合意内容の3条に「期限の記載がない」、合意した日付の記載がありません。期限の記載がないと、いつまでの返済なのかわからないので、明確に期限を記載しましょう。

合意の日付が抜けていても、覚書は有効ではありますが、契約の時効について争う際などに必要になります。万が一のためにもしっかりと記載しておくことが大切です。

基本的に例文の記載した事項は、全て記載するようにしてください。

 

テンプレート

○○についての覚書

私○○(以下「甲」)と○○(以下「乙」)は、以下の事項について合意した。

1)○○
2)○○
3)○○
4)○○

以上を合意した証として、本書面を2通作成し、甲乙署名捺印の上各々1通を所持する。

甲 住所:
氏名:○○  印

乙 住所:
氏名:○○  印

まとめ

覚書の役割や書き方について説明しましたが、その概要や形式が理解できたのではないでしょうか。契約ごとはとっつきにくいイメージがありますが、書類の役割を理解し、テンプレートを利用すれば誰でも正しく作成をすることができます。

しっかりと合意した内容を書面に残すことで、お互いの認識を合わせることができます。覚書は契約書よりもソフトがなイメージがあり、相手がたと書面での約束を交わしやすくすることができます。

今回学んだ覚書の知識を、実務でも活用していきましょう。

 

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