JavaScriptのスクロールイベントの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのスクロールイベントの使い方について解説しています。マウスやスクロールバーで移動した場合に発生するイベントになります。スクロールバーを移動させている間中、イベントが発生し続けますので、今回はsetTimeoutメソッドで処理を軽くしています。
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JavaScriptのスクロールイベントの使い方について解説します。実際のコードをもとに解説していきますので、理解を深めていきましょう。
また、入門向けのJavaSriptを学習できるサイトも紹介しているので、合わせてご覧ください。
なお本記事は、オンラインブートキャンプ フロントエンドコース(JavaScript・jQuery講座)の内容をもとにしています。

今回は、JavaScriptに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

スクロールイベントの使い方について詳しく説明していくね!

お願いします!
スクロールイベントとは
画面を上下左右にスクロールしたときに発生するイベントです。画面初期表示時からのスクロールによる移動距離を取得したり、スクロールが一定以上行われたら処理を発生させるときに使用します。
スクロールイベントの書き方
要素.onscroll = function() { //スクロールしたときに行う処理 };
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実際に書いてみよう
初期位置から縦に移動した距離を取得
elem.onscroll = function() { var scrollTop = this.scrollTop; console.log(“縦に移動した位置:”+ scrollTop + ”px” ); //縦に移動した位置: 100px }
初期位置から横に移動した距離を取得
elem.onscroll = function() { var scrollLeft= this.scrollLeft; console.log(“横に移動した位置:"+ scrollLeft+ "px"); //横に移動した位置: 100px }
スクロールイベントは、発生頻度が非常に多いイベントになります。処理の内容によってはブラウザに負担がかかってしまいます。
スクロールイベントによる処理回数を間引くためにsetTimeout()を利用します。250msに1回の頻度で処理を行なうようにイベントを抑制していきます。
var timeoutId; window.addEventListener( "scroll", function () { // setTimeout()がセットされていたら無視 if ( timeoutId ) return ; timeoutId = setTimeout( function () { timeoutId = 0 ; elem.onscroll = function() { var scrollTop = this.scrollTop; var scrollLeft= this.scrollLeft; console.log("縦に移動した位置:"+ scrollTop + "px" ); console.log("横に移動した位置:"+ scrollLeft+ "px" ); }; },250); });
筆者プロフィール
この記事を監修してくれた方
水野大輝(みずのたいき) 2014年より、某物流会社のシステム開発担当として入社 未経験ながら、社内システム保守~新規受注システム開発まで携わり、JavaScript Ruby on Rails PostgreSQLなどの経験を積む。 |

内容分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
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