Pythonで連番（連続値、シーケンス）のリストを作成する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonで連番（連続値、シーケンス）のリストを作成する方法について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

連番（連続値、シーケンス）とは

シーケンスとはPythonで複数の要素をまとめて扱う仕組みです。他のプログラミング言語では配列と呼ばれます。

シーケンスにはいくつかの種類があります。また文字列も「文字を複数扱う」という意味でシーケンスの1種です。

• リスト：基本のシーケンスです。
• タプル：リストと似ていますが変更できないシーケンスです。
• range：一定の値範囲の連番を作成するのに向いたシーケンスです。

この記事ではrangeを使った連番のリストの作成方法をご紹介します。

 

連番（連続値、シーケンス）のリストを作成する方法

rangeの使い方は以下のとおりです。
 

range(開始, 終了, 増分)

 

開始と増分は省略可能です。rangeの範囲は「終了の値-1」までとなります。

増分にはマイナスの値も指定できます（その場合はrangeの範囲は「終了の値+1」までとなります）。
その場合は開始>終了になるように設定する必要があります。

rangeを使ってリストを作成するには以下のように記述します
 

list(range(開始, 終了, 増分))

 

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実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、rangeを使ったリストの作成方法を確認します。
 

# 引数を1つ（終了）指定
mylist1 = list(range(5))
print(mylist1)

# 引数を2つ(開始と終了)指定
mylist2 = list(range(3, 8))
print(mylist2)

# 引数を3つ（開始と終了、増分)を指定
mylist3 = list(range(5, 31, 5))
print(mylist3)

# マイナスの増分を指定
mylist4 = list(range(100, -1, -10))
print(mylist4)

 

実行結果は以下のようになります。

 

[0, 1, 2, 3, 4]
[3, 4, 5, 6, 7]
[5, 10, 15, 20, 25, 30]
[100, 90, 80, 70, 60, 50, 40, 30, 20, 10, 0]

 

作成したリストは通常のリストと同様に扱えます。

リストから要素を取り出すにはrangeと同様に以下のように記述します。
 

リスト[開始, 終了, 増分]

 

実際に試してみましょう。
 

print(mylist4[0: 5])

 
実行結果は以下のようになります。
 

[100, 90, 80, 70, 60]

 
リストを逆順に取り出すには以下のように指定します。
 

print(mylist4[::-1])

 
実行結果は以下のようになります。
 

[0, 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100]

 

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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