Python2からPython3へソースコードを変換を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPython2からPython3へソースコードを変換について現役エンジニアが解説しています。バージョン2と3には互換性が無いためにソースコードの変換が必要になります。2to3というPython公式のツールで2系から3系にソースコードを変換してみます。
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Python2からPython3へソースコードを変換について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
Python2からPython3へソースコードを変換について詳しく説明していくね！
お願いします！
Pythonのバージョン
Pythonには、バージョン2とバージョン3の2つの主流バージョンがあり、両者には互換性がありません。
2系の最新バージョンは2.7ですが、そのサポート期限は2020/1/1です。以降、2系はサポート対象外となり、機能追加やバグの改修が行われません。
上記の理由から、2系のPythonソースコードは、なるべく早く3系のソースコードに書き直す必要があります。
2to3とは
2to3とは、Python公式のツールで、2系のソースコードを3系のソースコードに自動変換します。
ソースコード中に自動変換できない箇所のある場合、2to3は警告とともに該当箇所を通知します。
Python2からPython3へソースコードを変換
以下コマンドで、ソースコードを自動変換する前に、想定される差分を確認できます。
python 2to3.py /path/to/file.py
以下コマンドで、ソースコードを自動変換します。
python 2to3.py -w /path/to/file.py
実際に書いてみよう
サンプルコード(処理前)
Python 2のスタイルで記述された、以下のソースコードを対象にします。
def greet(name):
print "Hello, {0}!".format(name)
print "What's your name?"
name = raw_input()
greet(name)
実行例サンプル
環境によりpython.exe, 2to3.pyのパスの異なる場合があります。
以下の通り、想定される差分が表示されました。
> "C:Program FilesPython37python.exe" "C:Program FilesPython37Toolsscripts2to3.py" greet.py
RefactoringTool: Skipping optional fixer: buffer
RefactoringTool: Skipping optional fixer: idioms
RefactoringTool: Skipping optional fixer: set_literal
RefactoringTool: Skipping optional fixer: ws_comma
RefactoringTool: Refactored greet.py
--- greet.py (original)
+++ greet.py (refactored)
@@ -1,6 +1,6 @@
def greet(name):
- print "Hello, {0}!".format(name)
+ print("Hello, {0}!".format(name))
-print "What's your name?"
-name = raw_input()
+print("What's your name?")
+name = input()
greet(name)
RefactoringTool: Files that need to be modified:
RefactoringTool: greet.py
実際にソースコードを自動変換してみました。
> "C:Program FilesPython37python.exe" "C:Program FilesPython37Toolsscripts2to3.py" -w greet.py
RefactoringTool: Skipping optional fixer: buffer
RefactoringTool: Skipping optional fixer: idioms
RefactoringTool: Skipping optional fixer: set_literal
RefactoringTool: Skipping optional fixer: ws_comma
RefactoringTool: Refactored greet.py
--- greet.py (original)
+++ greet.py (refactored)
@@ -1,6 +1,6 @@
def greet(name):
- print "Hello, {0}!".format(name)
+ print("Hello, {0}!".format(name))
-print "What's your name?"
-name = raw_input()
+print("What's your name?")
+name = input()
greet(name)
RefactoringTool: Files that were modified:
RefactoringTool: greet.py
・以下の通り、Python 3のスタイルに変換できました。
def greet(name):
print("Hello, {0}!".format(name))
print("What's your name?")
name = input()
greet(name)
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システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
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