Pythonの配列(list)の合計値を計算する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonの配列(list)の合計値を計算する方法について現役エンジニアが解説しています。Pythonでは配列をシーケンスと呼び、種類にはリスト・タプル・レンジ・文字列があります。配列の合計値を取得するにはsumメソッドを使います。他にも最小値や最大値、配列の長さを取得してみましょう。
TechAcademyマガジンはオンラインのプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]が運営する教育×テクノロジーのWebメディアです。初心者でもすぐ勉強できる記事が2,000以上あります。
Pythonの配列(list)の合計値を計算する方法について解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのPythonオンライン講座の内容をもとにしています。

今回は、Pythonに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

Pythonの配列(list)の合計値を計算する方法について詳しく説明していくね!

お願いします!
Pythonの配列(list)とは
配列とは「複数の要素をまとめて扱う仕組み」のことです。
Pythonで配列に該当するものが「シーケンス」です。Pythonのシーケンスには以下の種類があります。
その他にも、NumPyという数値計算のライブラリのndarray型(NumPy配列型)などもシーケンスと同様に扱うことができます。
- リスト(list)
- タプル(tuple)
- レンジ(range)
- 文字列(string)
リスト(list)はシーケンスの中で良く使われているものの1つです。リストはlist()や[]を使って定義します。
mylist = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
上記をlist()とタプルを使って定義すると以下のようになります。
mylist = list((1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10))
range()を使うと、もっと簡単に記述できます。
mylist = list(range(1, 11))
sumメソッドの使い方
数値が入っているリストに対しては以下のようなメソッドを適用できます。
- sum: 値の合計を取得
- min: 値の最小を取得
- max: 値の最大を取得
- len: リストの長さを取得
例えばsumメソッドは以下のように記述します。
sum(リスト)
実際に書いてみよう
今回のサンプルプログラムでは、リストに対して上記で紹介したメソッドを適用した結果を出力します。
mylist = list(range(1, 11)) # 合計 print(sum(mylist)) # 最小 print(min(mylist)) # 最大 print(max(mylist)) # リストの長さ print(len(mylist))
実行結果は以下のようになります。
55 1 10 10
監修してくれたメンター
太田和樹(おおたかずき)
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |

内容分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
オンラインのプログラミングスクールTechAcademyではPythonを使って機械学習の基礎を学ぶPythonオンライン講座を開催しています。
初心者向けの書籍を使って人工知能(AI)や機械学習について学ぶことができます。
現役エンジニアがパーソナルメンターとして受講生に1人ずつつき、マンツーマンのメンタリングで学習をサポートし、最短4週間で習得することが可能です。
また、現役エンジニアから学べる無料のプログラミング体験会も実施しているので、ぜひ参加してみてください。