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Pythonの標準入力で複数行の値を取得する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにPythonの標準入力で複数行の値を取得する方法について現役エンジニアが解説しています。標準入力は通常はキーボードになります。標準入力を取得するにはinput関数を使い、複数行の値を取得するにはfor分で繰り返します。一度入力されたものをsplit関数で分解する方法もあります。

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Pythonの標準入力で複数行の値を取得する方法について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

田島悠介

今回は、Pythonに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

Pythonの標準入力で複数行の値を取得する方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

標準入力とは

標準入力とは、プログラムと実行環境との間に用意されているデータの受け渡し口のことです。

  • プログラム:Pythonのソースコードのことを指します
  • 実行環境:プログラムを実行するPythonのことを指します。Pythonは公式サイトなどからダウンロードしてインストールを行って使用します
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標準入力は標準ストリームとも呼ばれ、WindowsやMac、LinuxなどいろいろなOSで標準的に用意されている機能です。

標準入力で入力されるのは「テキストデータ」になります。
テキストデータはPythonでは文字列として扱われます。

標準入力を取得する

Pythonで標準入力を扱うにはinput文を使います。input文で受け取ったテキストデータもPythonでは文字列として扱われます。

以下のように記述することで、inputで受け取ったテキストデータを変数に代入することができます。

変数 = input()

入力を受け付ける際にメッセージを表示することもできます。表示したいメッセージをinputの引数に指定します。

変数 = input("メッセージ")

inputはPythonの組み込み関数の1つです。

組み込み関数とはPython言語で最初から使えるようになっている関数のことで、input関数以外にもいくつか種類があります。詳しくは以下を参考にしてください。

Pythonの組み込み関数(input)

 

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複数行の入力を取得する

複数行の入力を取得するにはinputを繰り返します。例えばfor文を使って5行の入力を取得するには以下のように記述します。

mylist = []
for i in range(0, 5):
  val = input("値を入力してください")
  if val:
    mylist.append(val)

# 入力した結果を表示
if mylist:
  for item in mylist:
    print(item)

実行結果は以下のようになります。「くり、かき、ぶどう、なし、りんご」と入力しています。

値を入力してくださいくり
値を入力してくださいかき
値を入力してくださいぶどう
値を入力してくださいなし
値を入力してくださいりんご
くり
かき
ぶどう
なし
りんご

 

複数行の複数の入力を取得する

1行を複数に分割する場合はsplit()を使用します。例えばカンマで区切られている場合は split(‘,’) のように指定します。以下は複数行の複数の入力を取得する例です。今回はwhileを使用しています。

mylist = []
while True:
  val = input("値を入力してください(Enterのみで終了)")
  if val:
    mylist.append(val)
  else:
    break
 
if mylist:
  print("入力した値は以下のとおりです")
  for item in mylist:
    print(item.split(','))

実行結果は以下のようになります。

最初に「1,2,3」次に「10,11,12」と入力しています。結果がリストで出力されているのが分かりますね。

値を入力してください(Enterのみで終了)1,2,3
値を入力してください(Enterのみで終了)10,11,12
値を入力してください(Enterのみで終了)
入力した値は以下のとおりです
['1', '2', '3']
['10', '11', '12']

 

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太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア

普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。

開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。

地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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