Photoshopでテクスチャを使う3つの方法【初心者向け】
Photoshopの【テクスチャ】の使い方を初心者向けに紹介する記事。「パターンの定義」「レイヤーマスクの使用」「フィルターギャラリーを使用」の3つの方法を紹介。テクスチャを使うことで紙や布、岩などの質感を表現することが可能。
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テクスチャとは画像の一部、または全体に特殊な効果を入れることによって紙や布・岩などの質感を表現するものです。Photoshopではさまざまな方法を使ってテクスチャ効果を付けることができます。

今日はテクスチャについて勉強しよう。テクスチャを使うことで、表現の幅が大きく広がるよ。

田島メンター!!テクスチャって、布や板みたいな模様を入れるやつですよね。実際にはどうやるんですか~?

Photoshopでは色々な方法でテクスチャ効果を生み出すことができるよ。ここでは3つの方法を使って画像にテクスチャを適用してみよう。

はい!お願いします!
今回は、下記3つの方法をご紹介します。テクスチャを作成してから貼り付ける流れとなりますので、作り方・貼り付け方のパターンを覚えましょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインPhotoshop講座のカリキュラムをもとに執筆しています。
パターンの定義を使用する
画像からテクスチャのパターンを新規に作成し、塗りつぶしツールで他のオブジェクトに適用させる方法です。
テクスチャに使用する画像を開き、左のツールアイコンの選択ツールを右クリックして「長方形選択ツール」を選びます。
全体を選択、あるいはテクスチャとして使いたい部分を選択します。
選択範囲を作成した状態で、「編集」から「パターンを定義」をクリックします。
パターン名を入力して「OK」を押します。ここでは「パターン1」としています。
次に、テクスチャを貼り付けたいオブジェクトを開きます。
左のツールアイコンから「塗りつぶしツール」を選択します。
上のオプションで、塗りつぶしの種類が「描画色」となっている場合は「パターン」に変更します。(手順1)サムネイルの右の矢印をクリックするとパターンの一覧が表示されますので(手順2)、先ほど作成した「パターン1」を選択します。(手順3)
モードを「乗算」にし、不透明度を下げます。ここでは70%に調整しています。
上記の設定を済ませた状態で、オブジェクトの上でクリックして塗りつぶします。
これでテクスチャがオブジェクトに反映されました。
レイヤーマスクを使用する
2つ目の方法です。
先ほどとは逆に、まずテクスチャを貼り付けたいオブジェクトをPhotoshopで開きます。
「ファイル」から「配置」を選択します。
テクスチャとして使用したい画像を選択し、「配置」をクリックします。
これでオブジェクトの上にテクスチャのレイヤーが作成されます。
下の画像ようにオブジェクトがはみ出している場合は、自由変形などで全体を覆うように調整します。
オブジェクトの上全体にテクスチャが重なった状態です。右クリック→「配置」を選択します。
テクスチャのレイヤーを右クリックし、「レイヤーをラスタライズ」を選択します。
テクスチャのレイヤーを選択した状態で、オブジェクトのレイヤーを下の「レイヤーマスクを追加」のアイコンまでドラッグします。
テクスチャがオブジェクトの形に反映されました。ここからテクスチャのレイヤーを調整していきます。
テクスチャレイヤーを「乗算」にし、不透明度を下げた状態です。
これで完了です。

このふたつの手順では、あらかじめテクスチャ用の画像を用意する必要があるね。

手元にテクスチャ画像がない場合はどうしたらいいんですか~?

Photoshopのフィルターギャラリーからでも、さまざまな効果を適用できるよ。
フィルターギャラリーを使用する
最後に3つ目は、「フィルターギャラリー」の機能を使用して画像全体にテクスチャ効果を付ける方法です。
この画像を使用します。
上の「フィルター」メニューから「フィルターギャラリー」を選択します。
「テクスチャ」を選択すると、反映できる効果の一覧が表示されます。今回は「クラッキング」を選び、設定は以下のように調整しています。
「OK」を押すとテクスチャ効果が反映されました。
今回の記事は以上です。
3つのうち自分ができるものから試してみてください。

元画像や表現したい効果によって、適用方法やテクスチャの種類を色々使い分けてみよう。

テクスチャを使うと全体の印象が大きく変わりますね。

パターンなどに画像を使用する場合は、著作権の問題がないように気をつけようね。

分かりました!ありがとうございます!
さらにPhotoshopを使いこなしたい場合は、Photoshopで画像に影をつける方法も合わせてご覧ください。
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