Photoshopで文字をクレヨン風に加工する方法【初心者向け】
Photoshopで文字を【クレヨン風】に加工する方法を初心者向けに解説した記事です。今回は、選択範囲作成機能とブラシツールを使用した方法を紹介します。画像を18枚使っているので、記事を読んで試してみてください。
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Photoshopでは文字を簡単に加工することができます。そのうち今回は、選択範囲作成機能とブラシツールを使用して、画像や文字をクレヨン風に加工する方法をご紹介します。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインPhotoshop講座のカリキュラムをもとに執筆しています。
(※今回の作業はすべてAdobe PhotoShop CCのバージョンで行っています)

田島メンター!!画像内に文字を入れたいんですが、ただ文字を付けるだけじゃなくてクレヨンとかで描いたような感じにしたいんです。

色々方法があるけれど、今回は選択範囲とブラシツールを使ってみよう。

文字から選択範囲が作れるんですか~?

簡単な手順で、文字の形そのままの範囲を作成できるよ。まずはそこからやってみよう。
事前準備
まず、テキストツールを使用して文字を入力します。このファイルでは、白で塗りつぶしたレイヤーの上にテキストのレイヤーを作成しています。
選択範囲を作成する
クレヨン風に加工する場所を、選択範囲で指定します。
自動選択を使う場合
テキストを入力したレイヤーを右クリックし、「テキストをラスタライズ」を選択します。
次に左のツールから選択範囲アイコンを右クリックし、「自動選択ツール」を選びます。
上のオプション内の「隣接」にチェックが入っている場合は外します。
ここでキャンバス上の、文字以外の適当な場所でクリックします。
文字以外の全ての部分が選択されました。
「選択範囲」から「選択範囲を反転」を選びます。
これで、文字の部分だけが選択された状態になりました。
文字レイヤーの上に加工用のレイヤーを新規に作成し、それを選択した状態にします。先ほど文字を入力し、ラスタライズしたレイヤーは非表示にします。
このような状態になります。
作業用パスを使う場合
テキストを入力したレイヤー(この方法ではラスタライズしません)を右クリックし、「作業用パスを作成」を選択します。
「パス」のタブを選択し、「作業用パス」レイヤーを右クリックして「選択範囲を作成」を選びます。
さらに「レイヤー」タブをクリックするとレイヤーの画面に戻ります。その後は自動選択を使った時と同様に、文字のレイヤーを非表示にして新規レイヤーを作成してください。
(この方法の場合、後からテキストを編集して選択範囲を作成し直すことができます)

作業用パスを使うとテキストをラスタライズする必要がない上にあとから編集できるので、こっちの方が便利かもしれないね。

文字の部分だけ、いい感じに選択できました!

それではブラシツールを使って実際に塗りつぶしていってみよう。
選択範囲内をクレヨン風に加工
作成された範囲内で作業していきます。左のメニューから「ブラシツール」を選択します。
ブラシの種類から「チョーク」を選択します。
文字の形に作成された選択範囲の中をドラッグして塗っていきます。あまり塗りつぶしすぎないようにすると、クレヨン風に仕上がります。
塗りつぶしが終了したら「選択範囲」→「選択を解除」をクリックして完成です。
なお、先ほど白一色にしていた下のレイヤーを写真にした場合はこの画像のようになります。このように、完全に塗りつぶされていない透明の部分には背景の状態が適用されています。
また、画像からでも同様の手順で選択範囲を作成し、クレヨン風に加工することも可能です。
今回の記事は以上です。
ぜひ自分でも試してみてください。

ブラシツールを使うときは、あまり全部塗りつぶしきってしまわない方が雰囲気が出ていいと思うよ。

文字だけでなく、図形などにも応用できていいですね。

シェイプや文字とブラシツールを組み合わせるだけでも、こんな風に手描きのイラスト風画像を簡単に作ることができるので色々試してみよう。

分かりました。ありがとうございます!
さらにPhotoshopを使いこなしたい場合は、Photoshopで写真をモノクロにする方法も合わせてご覧ください。
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