Javaの引数の値渡しと参照渡しについて現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにJavaの引数の値渡しと参照渡しについて解説しています。最初にプリミティブ型と参照型の違いと例を説明します。次に値渡しと参照渡しの処理についてサンプルコードで見ていきましょう。

TechAcademyマガジンは受講者数No.1のオンラインプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]が運営。初心者向けに解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。

Javaの引数の値渡しと参照渡しについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。

 

田島悠介

今回は、Javaに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

引数の値渡しと参照渡しについて詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

目次

 

変数のプリミティブ型と参照型について

引数の値渡しと参照渡しの違いについて解説する前に、まず、変数の種類について知っておく必要があります。Javaにおける変数には「プリミティブ型」と「参照型」という2種類の型があります。

1つ目の「プリミティブ型」というのは、「値そのもの」を保持しているデータ型、というイメージです。プリミティブ型変数は、例えば、int型やboolean型などがあります。その他にも、データ型の1文字目が小文字で始まるものはプリミティブ型です。

一方、2つ目の「参照型」というのは、値そのものではなく「値が保存されている場所についての情報」を保持しているデータ型、と言えます。参照型変数は「クラス型変数」などと呼ばれることもあります。例としては、String型や配列型、List型などが挙げられます。配列型以外は、データ型の1文字目が大文字で始まるものです。

 

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値渡しと参照渡しについて

関数を使う際には、「引数」を渡す必要があります。

例えば、

System.out.println("こんにちは");

というプログラムでは、println()関数に引数として”こんにちは”という文字列を渡しています。この引数の渡し方には2種類の渡し方があります。それが「値渡し」と「参照渡し」です。これらの違いは、引数のデータ型が「プリミティブ型」か「参照型」かによって決まります。

引数が「プリミティブ型」の場合は、「変数の持つデータの中身のコピー」を渡す「値渡し」が行なわれます。この場合はデータのコピーを渡しているので、関数の中身で引数に対する処理を行なっても、その結果は関数外には影響しません。

一方、引数が「参照型」の場合は、「変数の持つデータの保存されている場所についての情報」を渡す「参照渡し」が行なわれます。この場合。関数の中身で引数に対する処理を行なうと、その結果が関数外でも影響します。

これは、データそのものではなく、データの場所を渡しただけであり、それを用いて引数に対する処理を行なうと、データそのものが変更されてしまうからです。

簡単に言えば、

  • 値渡し→引数が「プリミティブ型」の場合:関数内での処理は、関数外には反映されない
  • 参照渡し→引数が「参照型」の場合:関数内での処理は、関数外でも反映される。

と覚えておけば良いでしょう。また、「値渡し」と「参照渡し」の違いは、変数の代入などでも適用されるので注意してください。

 

実際に書いてみよう

それでは、実際に書いてみて、引数の値渡しと参照渡しのイメージを確認してみましょう。今回は、変数の代入を参考にして、確認してみます。

public class FuncArgSample{
        public static void main(String[] args){

               //プリミティブ型の変数を用意 
               int a1 = 1; 

               //値渡し 
               int b1 = a1;

               //表示して確認 
               System.out.println(a1); 
               System.out.println(b1);

               //値渡しした方の変数を変更 
               b1 = 2;

               //表示して確認 
               System.out.println(a1); 
               System.out.println(b1);

               
               //参照型の配列変数を用意 
               int[] a2 = new int[]{1,2,3}; 

               //参照渡し 
               int[] b2 = a2;

               //表示して確認 
               System.out.println(a2[0]); 
               System.out.println(b2[0]);

               //参照渡しした方の変数を変更 
               b2[0] = 4;

               //表示して確認 
               System.out.println(a2[0]); 
               System.out.println(b2[0]); 

        }

}

このプログラムを実行すると、

1
1
1
2
1
1
4
4

と表示されます。

値渡しした変数を変更した場合の結果(3行目と4行目)では、変更したb1の値だけが変化していますが、

参照渡しした変数を変更した場合の結果(7行目と8行目)では、直接変更したb2に限らず、a2でも値が変化していることが確認できるかと思います。

 

まとめ

この記事では、Javaにおける値渡しと参照渡しの違いについて解説しました。他のプログラミング言語でも同様の違いがあるので、きちんと理解しておくと良いでしょう。

 

監修してくれたメンター

小倉翔悟 (おぐらしょうご)

AIプログラミングを使って開発を行う大学3年生。プログラミング歴は約3年。Pythonは割と好きな方。JavaもAndroid開発で触れていたりする。

大学では物理学を勉強中。好きな物理理論は一般相対性理論らしい。

意外と動物が好きだったり、、、。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

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