Photoshopで画像のノイズを除去する方法【初心者向け】
Photoshopで画像の【ノイズを除去する】方法を初心者向けに解説した記事です。Photoshopでは、プレビューを見ながら調整しつつノイズを軽減することができます。この記事を参考に、デジカメなどの写真を補正してみましょう。
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デジカメなどで写真を撮影した際、ノイズと呼ばれる小さな粒が画像に生じることがあります。Photoshopでは、このノイズをプレビューを見ながら調整しつつ軽減することが可能です。
今回は、フィルター機能を使うやり方と、Camera Rawというプラグインを使用するものをそれぞれ紹介します。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインPhotoshop講座のカリキュラムをもとに執筆しています。
(※今回の作業はすべてAdobe PhotoShop CCのバージョンでおこなっています)

田島メンター!!今写真を編集しているんですが、よく見たら小さなツブツブのようなものがあって……これを目立たなくさせる方法ってありますか~?

JPEGなどの画像は、画質の原因で画面の中にノイズが発生してしまう場合があるね。Photoshopではそれらのノイズを軽減して、自然に補正することができるよ。

こんな状態からでも、ほんとに綺麗になるんでしょうか?

意外と手軽な方法でできるんだよ。ふたつの方法を試してみよう。
サンプル画像
今回はこちらの画像を使用します。
ノイズの除去をするときは、画像をできるだけ拡大しておくと変化がわかりやすくなります。
フィルターメニュー内の「ノイズを軽減」を使用する方法
まずは1つ目の方法です。
メニューの「フィルター」から「ノイズ」→「ノイズを軽減」を選択します。
「ノイズを軽減」のウィンドウが開きます。ここでプレビューを見ながら調整することができます。
強さ:軽減するノイズの量です。この数値が大きいほどノイズが除去されます。ここでは10に設定しています。
ディテールを保持:画像内の細部をどれだけ維持するかの数値です。小さい数値にするほどノイズは少なくなります。ここでは0%に設定しています。
カラーノイズを軽減:色合いに関するノイズ軽減量です。数値が大きいほどノイズは少なくなります。ここでは71%としています。
ディテールをシャープに:数値が大きくなると輪郭が強調されますが、ノイズは多くなります。ここでは19%としています。
調整が終わったら「OK」を押して完成です。
左が調整前の画像、右が調整後の画像になります。
ノイズが少なくなったのがわかりますね。

両方の画像を比べてみてどうかな?

右の画像では、左にあった細かい点のようなものが目立たなくなっていますね。ただ、全体的に少しぼやけた印象になったような……

そういうときは「ディテールをシャープに」の値を上げてみよう。全体のバランスを見ながら色々試してみるといいよ。
Camera Rawを使用する方法
続いて2つ目の方法です。
「ファイル」から「指定形式で開く」を選択します。
調整をおこなう画像を選択し、枠内の部分を「Camera Raw」に変更してから「開く」をクリックします。
調整用の画面が開きます。
「ディテール」の項目を選択します。
「ノイズ軽減」内の「輝度」と「カラー」の項目を50~70程度に調整します。
「輝度のディテール」「輝度のコントラスト」は輝度、「カラーのディテール」「色の滑らかさ」はカラーを移動させると自動で調整されます。
調整が終わったら左下の「画像を保存」からファイル形式を指定して保存すれば完了です。
今回の記事は以上です。

ノイズの軽減を行うときは、特に気になる部分をできるだけ拡大して行うとやりやすいと思うよ。

どちらの方法でも、設定する項目が多くて難しいですね……

それだけ細かい調整ができるということでもあるね。写真によってもそれぞれの値はもちろん変わるので、プレビューを活用して色々補正してみよう。

頑張って練習してみます。ありがとうございました!
Photoshopをさらに使いこなしたい場合は、Photoshopで360度パノラマ写真を作成する方法も合わせてご覧ください。
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