Pythonでタプルに要素を追加する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでタプルに要素を追加する方法について現役エンジニアが解説しています。タプルとは、複数の要素を持つデータ型のことです。リストや辞書型との違いは、要素の追加や削除ができないことです。タプルで要素を追加するには、タプルを連結する方法があります。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元：GMOリサーチ株式会社 調査期間：2021年8月12日～8月16日 調査対象：2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18～80歳の男女1,000名 調査手法：インターネット調査
Pythonでタプルに要素を追加する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
Pythonでタプルに要素を追加する方法について詳しく説明していくね！
お願いします！
目次
タプルとは
タプルとは、リストや辞書型等のように複数の要素を持つデータ型のことを指します。
タプルはイミュータブル(変更不可)なデータ型でリストや辞書型と違って要素の追加や削除ができない仕様になっております。
それではどのように要素を追加するの？と思うかもしれませんが、別のタプルを定義し元のタプルに連結する事でタプルでも要素の追加を行えます。
それでは、Pythonでタプルに要素を追加する方法について紹介していきます。
タプルの主な使い方
タプルは以下のように定義します。
要素はリストと同様に’ , ‘で区切ります。
data = ( 1 , 2 , 3 , 4 , 5 )
※本来タプルは( )は必要ありませんが、リスト等と区別する為に( )を使用する事をおすすめします。
タプルに要素を追加する方法
タプルに要素を追加するには下記のような文法を使用します。
'変数名' = ( 要素 ) '変数名' = '変数名' + (追加要素)
※変数名には既にタプルが設定されており、(追加要素)の部分で新たなタプルを追加しています。
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実際に書いてみよう
それでは、Pythonでタプルに要素を追加する方法についてサンプルコードを参考に実際に書いてみましょう。
サンプルコード
# 空のタプルを作成 data = () # 空のタプルを出力 print( '空のタプルを出力>>' , data ) # 空のタプルに要素を追加 data = data + (1,2) # 要素を追加したタプルを出力 print( '空のタプルに要素を追加>>' , data ) # タプルに更に要素を追加 data = data + (3,4,5) # 要素を追加したタプルを出力 print( 'タプルに更に要素を追加>>' , data )
実行結果
空のタプルを出力>> () 空のタプルに要素を追加>> (1, 2) タプルに更に要素を追加>> (1, 2, 3, 4, 5)
解説
コード2行目では、変数’data’に空のタプルを設定しています。
コード5行目では、空のタプルを出力しています。
コード8行目では、空のタプルに新たなタプルを連結し、要素を追加しています。
コード11行目では、要素を追加したタプルを出力しています。
コード14行目では、要素を追加したタプルに更に新たにタプルを連結し要素を追加しています。
コード17行目では、更に要素を追加したタプルを出力しています。
実行結果では、空のタプルに要素が追加されていく経過が確認できます。
まとめ
今回は、Pythonでタプルに要素を追加する方法について紹介しました。
記事の中でも触れたように一見要素の追加や削除ができないタプルでもアプローチを変える事で今回紹介したように要素の追加ができます。今回は紹介しておりませんが、違った手法でタプルの要素の削除も可能です。
このようにプログラミングでは、柔軟な思考がとても大切になります。
常に様々な角度からアプローチをかける事で新しいものやアルゴリズムが日々登場してくる世界なので、是非柔軟な思考を大切にプログラミングに挑戦していってください。
監修してくれたメンター
| 菅繕久（すがよしひこ）
現在はフリーランスのエンジニアをしていてプログラミング歴は8年目になります。 普段は Python、FileMaker等を使って様々な業務で活用できるIoTプロダクトRPAツールを作成しています。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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