厚切りジェイソンが語る「プログラミングを学習する意義」とは

この記事ではお笑い芸人でありIT企業役員の厚切りジェイソン氏、TechAcademyを運営するキラメックス株式会社代表取締役社長の樋口隆広氏による対談の内容をまとめています。

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この記事ではお笑い芸人でありIT企業役員の厚切りジェイソン氏、TechAcademyを運営するキラメックス株式会社代表取締役社長の樋口隆広氏による対談の内容をまとめています。

 

プログラミングは問題解決力のスキルにも繋がる

樋口:まずはプログラミング学習の意義についてお話しして頂きたいなと思っています。そもそもまずなぜプログラミングというものがこんなに注目されてきているのか、ジェイソンさんはどのようにお考えですか?

ジェイソン:個人的な話をしますと、僕も子どもの時からずっとITをやろうと思っていたんですね。うちのお父さんもプログラミング関連の仕事をしていて、それを見て。家にパソコンが置いてあったので、なんかちょっとかっこいいなというところから触ってみたんですけど、触り出すとなんか神様状態で、パソコンの中だとなんだって実現できるじゃないですか。それはそれですごいワクワク感を覚えましたし、気づいたら世の中の最近の進化・変化はすべてITでできてるんですよね。

僕が生まれる前からも飛行機が飛んでいて、今は宇宙まで行っています。インターネットがここ最近でき上がって全世界と繋がり、そこからスマホが出てきて、誰でもどこからでも簡単に人類が把握している全ての情報を調べられる時代になりましたよね。その進化・変化を少人数でも簡単にできそうなワクワク感はすごい魅力的でしたね。

 

樋口:確かに、今生活を見回してもITとかテクノロジーがなかったら、ほとんど生活できないんじゃないかなってくらい当たり前になってますもんね。

ジェイソン:できないですよね。水しか飲めない。

樋口:そんなプログラミングを学習しようという風潮というかブームができていっているなと思うのですが、昔からプログラミングというものが身近にあったジェイソンさんが考えるプログラミングを学習するメリットは何ですか?

ジェイソン:まずプログラミングができるようになること自体がメリットですし、そのプログラミングができることでいろんな業界で使えますよね。

最近の農業×ITとか自動車×IT、ITのスキル、基礎スキルさえあればいろんな分野で活躍できるようになりますし、プログラミングの仕事をやらなかったとしても

  • プログラミングの考え方や中身を理解してから何が実現できるのか
  • どういうような仕事ができるのか
  • どういう発展ができるのか

といったところがわかるようになるので、他の仕事であってもいろんな活発化に繋がると思いますね。

樋口:そうですね、これからはまさにビジネスマンでもプログラミングを学んでいなくちゃいけないとか、エンジニアはすごくクールでかっこいい職業という印象が高まっていくといいなと。

僕らはやっぱりエンジニアを世の中に産み出していきたい、プログラミングができる人を産み出していきたいと思っているので、そういう気持ちがもっと根付くといいなっていうのを感じますね。

ジェイソン:そうですよね。プログラミングというといろんなイメージがあるんですけど、一番簡単にいうと、問題解決力みたいなものですよね。だから営業の仕事であっても、こういう問題にぶつかった時はどうすればいいのかと1つ1つ見つけて潰していくような考え方になりますし、いろんなところで使えるスキルになると思いますね。

樋口:確かにそういう考え方がインストールされることで、これまでやっていた営業が別の見方だったりとか、新しい価値を産み出すかもしれないですよね。そういう、『職』みたいなテーマについてお話ししていただきたいんですけれども。

AIの発達とかテクノロジーの発展によっていろんな職がなくなっちゃうんじゃないかみたいなお話があるんですけれども、そういう意味で言うとエンジニア職とかプログラマー職などは今後どういう風になっていくかなと。

ジェイソン:AIというと、人間が必要でなくなると思っている人がいるみたいですけど、これはただ仕事の効率がよくなるという新しい技術です。その技術を使ってさらに仕事を新しく作り出すといった人が絶対に必要だと思うんですよね。

AIをどんな風に使えばいいのかという考え方ができていたら、どれだけAIが進化しても仕事は絶対になくならないし、よりいい仕事が逆にできるようになるんですよね。

樋口:それによって効率化してさらに新しいことに挑戦できるとか、新しいものを生み出せるとかになっていくといいですよね。

ジェイソン:まさに例えば働きながら、急に芸人を目指すとかね。

樋口:そうですね。ジェイソンさんみたいに…笑

ジェイソン:そのような考えを身につける人の方が絶対有利なんですよね。身につけた人の方が、新しい機会を見つけることはできますし、より早くその機会を実現できるようなこともできるはずです。

樋口:ここまでプログラミングを学習する意義について聞かせていただいたんですけれども、プログラミングを学ぶ上でここが重要だと思われるポイントはありますか?

ジェイソン:とにかくやること自体が大事だと僕はずっと思っています。一切やらないでただずっと教科書とかを読んでいてもピンとこないケースもありますし、理解しているつもりでいざ実践しようとしたら、実際には何もできないというのはよくあると思うんですよね。

やりながら、どういうことが起きるのか、そこで問題になった時はどういう風に直せるのかとかを肌感覚で覚えるしかないと思うんですよね。実際にやることが大事!

樋口:確かにそうですね。まずはやってみる。それで、エラーでもなんでもアウトプットを出していく。そこからフィードバックを受けて直していく。そそういったことを繰り返してやっていくというのはかなり大事だなという風には思いますね。

 

オンラインだからこそコミュニケーションを充実させる

樋口:ジェイソンさんは修士を通信制の通学で取られたということですが、通信やオンラインでの学習についてどのように思われていますか?

ジェイソン:メリットは結構大きかったです。僕は大学院から距離があるところで勉強していたんですよ、車で6時間以上離れているところで。行き来だけで時間がかかるので、それが不要なところは大きなメリットでした。

もうひとつは、自分のスケジュールに合わせて勉強できたところですね。僕はフル社員で働きながらそれを勉強していたので、例えばお昼を食べながら勉強したり、授業動画を見たりして、倍速なども使って1時間半のレクチャーを60分のお昼休憩でフルで見たり、自分のスケジュール・自分のやり方・自分の今できることに合わせられるのが大きかったです。

樋口:確かに。ビジネスパーソンと芸人というところもそうなんですけれども、複数のことを同時にやるのが好きなんですか?

ジェイソン:ずーっと複数のことをやってますね。片方だけをやっているとどうしても待ってる時間とか、自分が完全にコントロールしきれない部分が出てくるんですよね。その時はもう一つの大きいプロジェクトが別にあるとそこに力を入れて捗っていくのはいいですよね。

効率よくいろんなことができて、通信制の教義とかも、待っている時間を使うことはピッタリでした。

樋口:今は仕事をやりながらプログラミングを学んでいくという人も増えてきていますので、そこに勇気を与えるロールモデルになりますね。

通信制で学習されていた時に、もう少しこういうサポートとかこういった制度があればよかったなというものはありますか?

ジェイソン:私が通っていたところでは授業が録画されてビデオでいつでも見れたり、定期的に学生全員が入る電話会議みたいなところでディスカッションとか、先生と直接話しあったり、メールやりとりをしたりとかしました。

リモートであっても先生や他の学生さんとコミュニケーションをとる場面があったのがとてもありがたかったですね。

樋口:確かにオンラインで1人で黙々と学ぶというのは結構苦痛だったりはすると思うので、人とのコミュニケーションみたいなのがあると全然違いますよね。

ジェイソン:いろんな学び方がありますよね。全部自分1人でできる人もいれば、話し合ってこれはどうだみたいな、その時はどうだったのかみたいな話し合いで理解が深まる人もいますよね。そういった色々なニーズがあるので、それを全部対応できる仕組みが一番教育としてはいいと思いますね。

樋口:そうですね。実際に学ぶ人の習熟度も人によって全然違うと思うので、それぞれのペースでしっかり学べて、その人が困った場合はインプットがあってみたいな。学び方も人ぞれぞれにうまく個別化できると。これまでは一斉授業みたいなことが多かったですからね。

ジェイソン:一方的に知識を伝えるのであれば、ウィキペディアを読んだらいいで終わっちゃいますよね。そうではなく、きちんと向こうの分かっていない部分を先生側から引き出すのも非常に大事ですし、理解した後にその知識がどう使えるのかを見せるのも想像させるのも、先生の大事な役割だと思いますね。

樋口:確かにそうですね。対面じゃないのでコミュニケーションが必要ないかというとそうではなく、むしろオンラインの方が結構コミュニケーションって大事だと思います。

オンラインで学ぶことによって多くの新しいインプットがあったりとか、その場では学べなかったことが、どこの地域にいても学べる。僕は山奥出身なんですけど、そんな山奥でも今だったらプログラミング勉強できます。プログラミングに限ったことではありませんが、新しいことをインプットできて、それを専門的な先生に色々お話を聞けたりできる。そういう環境がもっと一般化してくると、もっと新しいことが見えてきていいんじゃないかなっていうのは思ったりしますね。

ジェイソン:ね!!プログラミングだと特にそうなんですけど、インターネットとパソコンさえあればどこからでも学べたり、実際にやったりもできるんですよね。山奥からでも世界を変えるようなプログラミングが組めたりする、それがプログラミングの素晴らしさだと思います。

 

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子どもは楽しみながらプログラミングを身につける

樋口:次に、子ども向けのプログラミングについてうかがいたいと思います。小さい頃からプログラミングを学ぶということについてはどう思われますか?

ジェイソン:いいと思います!子どもが多分プログラミングなんてできないと思っている人がいるかもしれないですけど、全然そうではないんですよね。

最近だと、技術がとにかくすごいからプログラミングを子ども向けにできるような言語がいっぱい出ているんですよね。子どもがそれを触り始めると、あっこういうことかと結構わかるような仕組みになっていて。何の説明も受けていないのに自分である程度何かを動かせたという喜び。「ママ・パパがプログラミングできないんだけど、私はできました」みたいな。「すごいぞこれ!」みたいなワクワク感に繋がりますし、どんどん自分から新しい発想を生み出すことにつながると思うんですよね。

うちの娘も最近やっているんですよ、プログラミング。今、小3なんですけど。全然何も言っていないのに、いつの間にか「こういうもの作りました、パパこれどうですか?」といって作品を見せられて、「わーすごいぞ!これはどうやって作ったんですか?」と聞くとコードまで見せられて。「これはこうなっていて最初はこうなったんですけど、こういう問題になったからそのあとはこういう風に変えました」って言って。小3の僕の娘が、ものすごく深いところまで入り込んでるんですよね。

教えてないのに。自分から冒険できるような環境を見つけて、それで冒険しているんですよ。これは素晴らしいと思う。

樋口:まさに先ほどの、プログラミングの学習をどうやってやるかみたいなところでもあった、まずやってみる。やった結果、戻ってきたものを「なんだこれ?」と思って突き進んでいくみたいな考え方ですね。そういう部分はもしかしたら子どもの方が向いているのかもしれません。

ジェイソン:そうかもしれないですね。恥ずかしさとかを覚える前にとにかく、「なんでこうなった?なんか歩いているキャラが急に逆さまになったよ。どーした?」みたいな試行錯誤があったようで、それも楽しんで笑っているんですよね。

そういった純粋な楽しさ、これはもう大事ですよ。特に物事を勉強する時に、つまらない勉強とかは続かないんですけど、自分からやりたい勉強・興味を持てるところというのは続けられて深くなっていくと思いますね。

樋口:確かに。作り出すとか、産み出すとか、そう言った経験もいいと思います。それとフィードバックが返ってくるのもいいと思います。1人で黙々とやっているけれども、その先には世界中の子ども達が自分と同じことをやっていて、世界で作っている人と繋がれるとかっていうのも、めちゃくちゃ夢あるなっていう風に思ったりしますよね。

 

環境を作ってあげて自由にさせたり、一緒にやってみよう

樋口:そういった子どものプログラミングを勉強したいとか、プログラミングやってみたいということに対して、親視点でどういう風にそれを後押ししてあげるといいと思われますか。

ジェイソン:とにかく環境を揃えてあげるのは非常に大事だと思うんですよね。「お前なんか無理だ」と夢を潰すのはいけないと思う。「それやってみたいのか、いいよいいよ、それはここでこれを使うとできるんですよ」みたいなのを揃えるだけで全然違うと思うんですよ。

「きっと君ならすごいことが作れると信じてるよ」みたいな。そうやって支援できるような親だったら、子どもも多分驚かせるようなものを作ってくれると思うんですよね。こういうところでやってくださいみたいなのを用意するだけで十分だと思います。

樋口:僕も環境を作るというのが大事だと思っています。親がプログラミングを教えることができてもそうでなくても、その子に環境を作ってあげることに意味があるんだと。

ジェイソン:そうですね。環境を作ってあげた後も色々なリソースが必要ですが、子どもも自分からいろんなやり方を探し出せるようになるから、全てが親負担じゃないんですよね。でも環境がなければ、子どもが何もできないですからね。

「パソコンを立ち上げて、プログラミングをやりたい、でもどうしたらいい?」みたいな段階で終わってしまうのではなく、「ここでやるんだよ」と自由に使える環境を用意するのが第一歩というか、最初はそれだけで十分なケースだと思うんですよね。

樋口:自分とは違う成功体験によって子どもが新しい可能性に気付いて、成長していくという姿を見ることで、もっと前のめりにいろんなことにアクションする人が増えていいんじゃないかなって思ったりはしますね。

ジェイソン:そうですね。さらに言うと一番理想なのは、親も一緒にやることですね。子どももやるのはもちろん大事なんですけど、せっかくだから一緒にやってみようという親だったらそこから会話にもなりますし、新しいきっかけにもなりますし。

お互いにわからなければ、親が子どもに聞いて、これはどういうことか、子どもが解決してあげるケースもありますし、それは子どもの自信にも繋がりますよね。だから、1つ投げて終わりではなくて、1つのきっかけとしては一緒に始めて、そのままずっと一緒に会話していくという形だったらそれが一番いいと思いますね。

樋口:一緒に学ぶ友達が親みたいな。これはちょっと新しいですし、今のお話の中にあった子どもが親に教えるみたいな経験とかも、結構いいなと思っていて。ある種、親を超えた瞬間みたいな。

ジェイソン:それ、すごい自信になると思う。

樋口:ですよね。その自信が、肯定感につながってもっと何かできることがあるんじゃないかっていう風に突き進める子も増えるかなとは思うので。そういったきっかけを持って……もちろん全員が全員プログラマーになる必要はないとは思うんですけれども、それこそ子どもでも大人顔負けのアプリを作れるとか、そういう世界観になっていくといいですよね。

 

自分にはできないと思わず、まず最初にやってみる

樋口:最後にこれからプログラミングを学習する人、この対談をみて少しでもそういう人が増えてくれれば嬉しいなって思っているんですけど。これからプログラミングを勉強する人に対して何かメッセージをいただければと思います。

ジェイソン:とにかくやってみたらいいのではないかというのを一番強く思っていますね。自分なんかにはできないとは思わないでほしいです。とりあえず触ってみてどういうものなのかを肌感覚で分かってきたら、どういう風にそれと接していきたいのかを自分で決めてほしいんですよね。

こういうものだから僕は向いてないなみたいな、こういうことだから私はできませんなみたいなことを決めつけずに、そのまま自分もできるかもしれないと思ってとりあえずやってみる。そこからストーリーをどう展開していくのかは、そこから考えればいいと思いますよね。とにかく実行する、やることが大事だと思います。

 

今回の対談は動画でもご覧いただけます。

 

厚切りジェイソン氏にTechAcademyのCPRO(Chief Public Relations Officer)に就任していただきました。

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