Photoshopで鏡面反射の効果を付ける方法【初心者向け】
Photoshopで【鏡面反射】の効果を付ける方法を初心者向けに解説した記事です。一見難しそうですが、「レイヤーマスク機能」と「グラデーション効果」を使うことで、鏡面反射の画像を作ることができます。
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Photoshopで鏡面反射の効果を付ける方法を初心者向けに解説した記事です。
一見難しそうに見えますが、Photoshopのレイヤーマスク機能とグラデーション効果を使用することで、鏡面反射の画像を作ることができます。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインPhotoshop講座のカリキュラムをもとに執筆しています。

田島メンター!!テーブルに置かれたビンやグラスとかが、下に反射して見えるような表現をやってみたいです!

鏡面反射だね。これはレイヤーの複製&反転と、レイヤーマスク&グラデーションのふたつの組み合わせを使うことで表現できるよ。

今回も色々な機能を使うんですね。大変そう……

実際にやってみると分かるけれど、ほとんど時間はかからないからね。早速画像を開いてみようか。
鏡面反射の効果を付ける
今回は例としてこの画像を使用します。
構成は黒で塗りつぶした「レイヤー1」の上に地球の画像がある「レイヤー0」がある状態です。
この地球の画像を下方向に反射させていきます。
まず、反射させる対象のあるレイヤー0を右クリックし「レイヤーを複製」を選択します。
レイヤー複製のダイアログが表示されるので、名前を任意でつけ「OK」を押します。ここではデフォルトで表示される「レイヤー0のコピー」としました。
複製したレイヤー(ここでは「レイヤー0のコピー」)を選択した状態でメニューから「編集」をクリックします。
「変形」→「垂直方向に反転」を選択してください。
これで地球の画像が上下反転しました。
そのまま左のツールから「移動ツール」を選択してください。
反転させたレイヤーを下へ移動させます。画像のように水平方向の移動距離が0.0mmになるようにしましょう。

今回は下に移動しているけれど、左右に反射させるよう表現したい場合は横に動かすことになるよ。

これだけだと反射しているというより、対称的にくっついてふたつ並んでるだけみたいになりますね。

下に複製した画像にちょっと手を加えることで雰囲気がだいぶ変わってくるからね。続いてレイヤーマスクとグラデーションを使った効果を入れてみよう。
移動が完了したら、レイヤーパレットの下から「レイヤーマスクを追加」をクリックします。
反転し、下に移動させたレイヤーにレイヤーマスクが追加されました。
レイヤーマスクは黒の部分が非表示、白の部分が表示された状態になります。これを利用し、反転&移動させた地球に効果を加えていきます。
「レイヤー0のコピー」内のレイヤーマスクが選択されていることを確認し、左のメニューから「グラデーションツール」を選択します。
グラデーションの種類から「黒・白」を選択しましょう。
「線形グラデーション」を選択します。
図のように、画像の下から上へドラッグしてください。
ドラッグの開始地点や距離によって、反射の範囲が変化します。グラデーションの範囲がどのようになっているかは、レイヤーパレット内のレイヤーマスクの部分を見ながら確認しましょう。
これで完成です。
今回の記事は以上です。

レイヤーマスク内のグラデーションの範囲によって、反射した部分の表現が変わってくるからね。

そうそう、こういうのがやりたかったんです!

できるだけ元の画像がはっきりと見えないようにするのが自然な反射に見せるコツだと思うよ。いろいろ試してみよう。

分かりました!
さらにPhotoshopを使いこなしたい場合は、Photoshopでトーンカーブを使って色調補正する方法も合わせてご覧ください。
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