JavaScriptのparseIntメソッドの使い方と扱える最大値について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのparseIntメソッドの使い方と扱える最大値について現役エンジニアが解説しています。parseIntメソッドとは文字列などを整数に変換する処理を行う関数です。parseIntメソッドで扱える最大値は、Numberオブジェクトの定数にあります。
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JavaScriptのparseIntメソッドの使い方と扱える最大値について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

今回は、JavaScriptに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

JavaScriptのparseIntメソッドの使い方と扱える最大値について詳しく説明していくね!

お願いします!
目次
parseIntメソッドの使い方
parseIntメソッドはJavaScriptに標準で入っている関数なのでparseInt()のように直接記述して使うことができます。引数は2つあり第1引数のみ必須です。
第1引数は整数に変換する文字列を指定します。第2引数は基数を指定する数値を指定します。基数は0と1だけで表す2進数なら2、数を数える時に使っている10進数なら10となります。省略した場合のデフォルト値は10ではないので注意してください。また、省略した場合の動作は実装依存なので基本的には第2引数を指定して使ってください。
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parseIntメソッドで扱える最大値
JavaScriptで正確に扱える数は、数値を表すNumberオブジェクトに定数として保持されています。Number.MAX_SAFE_INTEGERは最大整数値(253 – 1)となっていて、整数で表すと9007199254740991です。
またJavaScriptで表すことが可能な最大数値はNumber.MAX_VALUEに保持されています。2の1024乗である値となっていて、1.7976931348623157e+308(e+308は10の308乗)です。
実際に使ってみよう
実際にparseIntメソッドを使って、渡した引数と結果を確認してみます。’1234’という文字列を10進数の1234にする場合は下記のように記述します。
parseInt('1234', 10); //1234
‘0123’のような0から始まる文字列を10進数にすると、整数が返されるので頭の0がなくなり123が返されます。
parseInt('0123', 10); //123
‘一二三’のような数値ではない文字列を10進数にすると、数値ではないことを表すNan(Not-A-Number)が返されます。
parseInt('一二三', 10); //NaN
’12月と1日’のような数値以外が含まれる文字列を10進数にすると、最初の数値ではない文字以降を無視するので12が返されます。
parseInt('12月と1日', 10); //12
まとめ
parseIntメソッドを紹介しました。主に使うことの多い10進数に絞った結果の違いを見ましたが、他の基数でも基本的な考え方は同様です。
詳細はMDNのリファレンスページでも確認できます。
MDNのリファレンスページ
筆者プロフィール
横山茂雄(よこやましげお)
フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。 |

内容分かりやすくて良かったです!

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