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初心者でもできた!Ruby on Rails開発環境の構築方法(Mac編)

「Ruby on Rails」の開発環境を【Mac】で構築する方法を初心者向けに解説した記事です。Homebrewをインストールして、ターミナルを使いながら操作します。エラーが出た際の対処法についても紹介。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

プログラミング初心者が勉強を始めようとした時の、最初のハードルは開発環境の構築ではないでしょうか?

そんな初心者向けに、今回はMacを使ったRubyのフレームワークRuby on Railsの開発環境の構築方法をご紹介します。

 

田島悠介

今回はMacでのRuby on Rails環境構築について説明するよ。

大石ゆかり

田島メンター!!Macの場合は何が必要になるんですか〜?

田島悠介

まずはHomebrewをインストールするところから始めよう。ターミナルの使い方についても詳しく解説していくよ。

大石ゆかり

よろしくお願いします!

 

Ruby on Rails開発環境構築の流れ

今記事では、下記の手順に沿って紹介していきます。

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1.Homebrewのインストール

Homebrewとは、Mac上でソフトウェアのインストールやアンインストールを管理してくれるシステムです。これがないとMacでの開発はできません。

Homebrewをインストールするためには、Command Line Tools for Xcodeを先にインストールする必要があります。ですので、まずはそちらをインストールします。

Command Line Toolsをインストールすると、Homebrew内で使用されているコンパイラやgitといった基本的なツールを使うことができるようになります。

 

1-1.Command Line Tools for Xcodeのインストール

まずはDownloads for Apple DevelopersからOSに合わせたCommand Line Toolsをインストールしてください。(AppleIDでのログインが必要です)

使用しているMacのOSは、Appleマークの「このマックについて」から確認できます。
Command Line Tools

 

ダウンロードすると、以下のようにウィンドウが開きますので、アイコンをダブルクリックしてインストールしてください。

アイコン

 

1-2.Homebrewのインストール

次にターミナルを起動します。メニューバー右上の虫眼鏡アイコン(Sportlightといいます)をクリックして「ターミナル」と打ち込み、出てきたアイコンをクリックしてターミナルを起動します。

ターミナル

ターミナルとは、コンピュータに文字で出入力をおこなう端末装置のことです。キーボードから入力した文字を接続先の端末に送信し、接続先の端末が送ってきた文字を表示する中継駅のような機能を有します。

 

デフォルトでは白い画面になっています。

デフォルト

 

ターミナル/環境設定/設定/ウィンドウ から外観の色を変更することができます。見やすい外観にすると良いでしょう。

また、「ウィンドウ」と並列している「テキスト」からは文字色を変更することができます。

ここでは、黒い画面・白い文字に設定します。

設定

 

画面の準備が終わったら、いよいよHomebrewをインストールします。以下のコマンドをターミナルに打ち込んで(コピペでOK)Enterキーを押します。ちなみに、この行程を「コマンドを実行する」と言います。今後は、コマンド実行とある箇所では同様の作業をおこなってください。

ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)”

※上記のコマンドは頻繁に変更されるので、うまくいかない場合は、こちらにアクセスし、下の方にある「Install Homebrew」のコマンドをチェックしてください。

すると、以下のような表示が出てきますので、Passwordにお使いのPCのパスワードを打ち込み、Enterを押してください。(この際、打ち込んだ文字は画面上では表示されませんが、気にせず実行しましょう)

パスワード

 

田島悠介

今後あらゆるインストールにターミナルが必要になってくるので、ここで使い方をきっちり覚えておこう。

大石ゆかり

いつもみたいに公式サイトからファイルをダウンロードしてそこからインストール、という感じではないんですね。パスワードっていうのは何のパスワードですか?

田島悠介

パスワードは使用しているMacのユーザーパスワードを入力するよ。マスクされた状態なども表示されないので文字数が分かりにくい場合があるけれど、そのまま入力しよう。

 

1-3.Homebrewのパスを通す

パスを通すとは、コンピュータに実行ファイルの場所を教え、双方を繋ぐ道を通してあげることを指します。

Homebrewのパスを通すには、ターミナルに以下のコマンドを入力しEnterキーを押します。

echo ‘export PATH=/usr/local/bin:$PATH’ >> .bash_profile source .bash_profile

すると、次のような表示が出ます。赤で囲んだ部分の数字の読み込みが完全に完了するまでしばらく待ちます。

パス

 

1-4.Homebrewのインストールを確認する

ここまでできたら、Homebrewがきちんとインストールされているか確認してみましょう。ターミナルに以下のコマンドを入力しEnterキーを押します。

brew ­-v

この際、「Homebrew X.X.X」のようにバージョン情報が表示されればインストール完了です。

私の環境では以下のように表示されています。
r-6

 

 

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2.rbenvのインストール

rbenvとは、Ruby on Railsの開発元である37signalsが提供するRubyのバージョンを管理してくれるツールです。これを導入することで、最新の2系や1.9系のRubyの切替が簡単に可能になります。

引き続きターミナルを使った作業になりますので、以下をコピー&ペーストして、コマンドを順に実行してください。それぞれのコマンドが完全に終わるのを待ってから次の操作に進むように注意してください。

brew install ruby-­build

(ruby­build:rbenvで様々なバージョンのRubyをビルド・管理するために必要な機能)

 

brew install rbenv

(rbenv:様々なバージョンのRubyをビルド・管理するために必要な機能)

 

vi ~/.bash_profile

(コンピュータへのログイン時にrbenvの初期化処理をおこなうようにします)

 

すると「vi」というエディタが起動した状態になります。このviというテキストエディタは少し特殊な操作方法になりますので、詳しい使い方は省きます。以下の通りに作業をおこなってください。

まずキーボードの「a」を押します。aを押すと「編集モード」といって、文字が打ち込めるようになりますので、以下をコピペします。(実行はまだしないでください)

eval “$(rbenv init -)”

 

上手くペーストできたら「escapeキー」を押した後に以下を入力し、Enterキーを押して実行します。

:wq

 

最後に以下のコマンドを実行してください。(.zshrcを読み込み直します)

source ~/.zshrc

ここまできたら、次に進みます。
source ~:.zshrc

 

 

3.Rubyのインストール

「Ruby」をインストールする前に、まずは公開されているRubyのバージョン一覧を確認しましょう。

以下のコマンドを実行してください。

rbenv install -l

すると、インストール可能なRubyがずらりと表示されます。
バージョン

今回は最新版をインストールします。現時点では2.1.3が最新ですので、それを次のように指定し実行します。

rbenv install 2.1.3

 

インストールされたら、以下を実行して、標準で使うRubyのバージョンを指定します。

rbenv global 2.1.3

 

切り替わったか確認します。以下を実行して2.1.3と表示されればOKです。

ruby ­-v

 

 

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4.Ruby on Railsのインストール

いよいよ、Ruby on Rails(以下、Rails)をインストールします。以下のコマンドを実行してください。

gem install rails

 

次に、Railsに必要なGemをインストールします。

Gemとは、Rubyで書かれたプログラムをパッケージ化したものです。

gem install bundler

 

rbenvでは、RubyやGemをインストールした後は以下のコマンドを実行します。

rbenv rehash

 

最後に、以下を実行してRailsがきちんとインストールされたか確認します。

rails ­-v

このように表示されたら成功です。
sudo-gem-install-rails

 

 

5.エラーが出た際の対処方法

最後にエラーが出た際の対処方法をご紹介します。

ERROR: While executing gem … (Gem::RemoteFetcher::UnknownHostError)
no such name (https://api.rubygems.org/quick/Marshal.4.8/treetop­1.4.15.gemspec.rz)

このようなエラーが出たら、Gemシステムをアップデートします。

gem update  –­­system

 

その後、もう一度インストールしてみてください。

gem install rails

 

これでインストールは完了です。

ぜひご自身でチャレンジしてみてください。

他にも、Ruby/Rails開発のためのおすすめエディタ/IDEとはについて現役エンジニアが回答した記事もあります。合わせてご覧ください。

 

田島悠介

Railsのインストールはできたかな?

大石ゆかり

なんとか完了しました!凄く手順が多いんですね。

田島悠介

エラーが出たりうまくいかない場合は各バージョンやインストールの順番を確認しよう。あと公式ページで最新の情報を調べるのもいいと思うよ。

大石ゆかり

それぞれのツールの役割も把握しておかないとですね。ありがとうございました!

 

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