Javaの逆コンパイルを行う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにJavaの逆コンパイルを行う方法について解説しています。.classファイルを.javaファイルに変換することを逆コンパイルといいます。JAD(Jad Decompiler)を使った逆コンパイルの手順について見ていきましょう。

TechAcademyマガジンは受講者数No.1のオンラインプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]が運営。初心者向けに解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。

Javaの逆コンパイルを行う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。

 

田島悠介

今回は、Javaに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

逆コンパイルを行う方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

目次

 

逆コンパイルとは

まずは逆コンパイルとはなにかについて簡単に説明していきます。そもそもJavaファイルをプログラムとして動かすためには「コンパイル」という手順を踏む必要があります。「コンパイル」というのは、人間が書いたテキストである.javaファイルを、コンピュータが読むことのできる形式である.classファイルに変換することです。

これに対して、「逆コンパイル」というのは人間が読めない形式である.classファイルを、人間が読めるファイルである.javaファイルに変換しなおすことになります。逆コンパイルを行うことによって、.classファイルしかない場合などにはプログラムの中身を確認することができるなどのメリットがあります。

 

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逆コンパイルを行う方法

Javaにおいて逆コンパイルを行うにはJAD(Jad Decompiler)というツールが必要です。JADをインストールするには、

http://www.javadecompilers.com/jad

から各自のJava開発環境に合うものをダウンロードしましょう。zipファイルをダウンロードできたら、解凍し、jad.exeという名前のファイルがあるディレクトリのパスを環境変数PATHに通す、もしくは、jad.exeファイルをjava.exeやjavac.exeなどのファイルが存在するディレクトリに移動させましょう。

java.exeファイルや、javac.exeファイルが存在するディレクトリがある場所を確認するためには、

Windowsの場合は、

> where java

> where javac

などのコマンドを打つことで確認できます。

MacやLinuxの場合は、

$ which java

$ which javac

を実行すればパスを確認することができます。確認したパスにjad.exeを移動させればJADのインストールは完了です。インストールができたことを確認するには、コマンドラインでjadコマンドを実行して、

$ jad

Jad v1.5.8g. Copyright 2001 Pavel Kouznetsov (jad@kpdus.com).
Usage: jad [option(s)] <filename(s)>
Options: -a - generate JVM instructions as comments (annotate)
 -af - output fully qualified names when annotating
...

などのように表示されることを確認すればOKです。jadコマンドを使って逆コンパイルをする方法は、

$ jad -a 逆コンパイルしたいファイルのパス

です。すると、コマンドを実行したディレクトリに拡張子がjadのファイルが生成されます。このjadファイルに逆コンパイルした結果が格納されています。

 

実際にやってみよう

それでは、インストールしたJADを用いて、実際にコンパイル済みのJavaプログラムファイルを逆コンパイルしてみましょう。サンプルプログラムでは、”Hello Java”を表示するだけのSample.javaファイルをコンパイルしたSample.classファイルを逆コンパイルします。

public class Sample{
    public static void main(String[] args){
        System.out.println("Hello Java");
    }
}

Sample.classが存在するディレクトリにおいて、

$ jad -a Sample.class

を実行すると、

Parsing Sample.class... Generating Sample.jad

が表示されます。ディレクトリを確認してみると、Sample.jadという名前のファイルが生成されているので、中身を確認してみると、

// Decompiled by Jad v1.5.8g. Copyright 2001 Pavel Kouznetsov.
// Jad home page: http://www.kpdus.com/jad.html
// Decompiler options: packimports(3) annotate 
// Source File Name: Sample.java

import java.io.PrintStream;

public class Sample
{

     public Sample()
    {
    // 0 0:aload_0 
    // 1 1:invokespecial #1 <Method void Object()>
    // 2 4:return 
    }

    public static void main(String args[])
    {
        System.out.println("Hello Java");
        // 0 0:getstatic #7 <Field PrintStream System.out>
        // 1 3:ldc1 #13 <String "Hello Java">
        // 2 5:invokevirtual #15 <Method void PrintStream.println(String)>
        // 3 8:return 
    }
}

のように、もとのSample.javaファイルにコメントが追加されたものであることが確認できます。これで、JADを用いた逆コンパイルの方法が確認できました。

 

まとめ

この記事では、Javaのコンパイル済みファイルであるclassファイルを逆コンパイルして、プログラムの中身を確認する方法について解説しました。時折、必要になる場合があるので、この方法を知っておくと役に立つでしょう。

 

監修してくれたメンター

メンターOS

AIプログラミングを使って開発を行う。

プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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