【後編】スキル・実績だけでは転職は成功しない?納得したキャリアチェンジをする秘訣とは!

クリエイターやエンジニアのような専門的な職種の転職は、スキルや実績だけでは転職が成功するとは限りません。自分にとって納得できるキャリアチェンジをする秘訣について転職エージェントに聞いてみました。

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クリエイターのような専門的な職種の転職は、「スキルと実績さえあれば成功する」、そう考えている人が多いのではないだろうか?しかし、現実は大きく違うらしい。

前編の未経験者でもクリエイターとして転職可能なのか率直に聞いてみたに引き続き、今回は後編として、Web・IT・ゲーム業界専門の転職支援(人材紹介)サービス、マイナビクリエイターで転職エージェントとして働く田頭あかねさんに、クリエイターが転職エージェントを使うメリットについて聞いてみた。

 

クリエイターは、自分のスキルや実績を正確に評価できていない人が多い?まずは、自分の市場価値を知ろう

――今回は、ディレクターやデザイナー、エンジニアなどのクリエイター職への転職を考えている人が、なぜ専門の転職エージェントを使うべきなのかを伺おうと思うのですが、すぐに思いつくメリットは何でしょうか。

田頭あかね(以下、田頭) まず挙げておきたいのは、私達マイナビクリエイターのようなクリエイター向けの転職エージェントを利用することで、「自分の市場価値」を正確に把握することができるということです。

クリエイティブな仕事に就いている方は、自分のスキルや実績が、社会から見てどのような価値を持っているのか、無関心な傾向にあります。

もちろん全ての人がそうではありませんが、日々の忙しい業務もあり、あまり積極的に調べたり、考えたりする機会に恵まれないのでしょう。自分が一体どれくらいの年収をもらえる人材なのか、あまり気にせずに知人に誘われて職を変える、といったケースが多いのもその証拠と言えます。

 

実際に、私達マイナビクリエイターにご登録いただいている求職者の方は、数千人といますが、その中で、ご登録時に自分の市場価値を明確に把握していた人は、5%にも満たないでしょう。

その点、転職エージェントは、スキルや実績に応じた年収・ポジションを提案します。これは大きなメリットです。自分の市場価値が、業界・社会から見て、どのようなものなのかを考えたことがない人は、ぜひ、マイナビクリエイターに来てほしいと思います。自分の客観的な価値を知ることで、最適な企業やポジションが見つかり、より力を発揮できるようになる方もたくさんいらっしゃるからです。

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――実際に転職によって年収がアップする方が多いのでしょうか?

田頭 私達マイナビクリエイターの場合は、300~500万の年収を得ている登録者が多いのですが、平均で10%増、約半数の方が20%以上の年収アップを実現しています。それだけ、スキルと年収のギャップがある中で働いている方が、現実には多いということなのかもしれません。この数字を見るだけでも、転職エージェントに登録する価値をわかっていただけるかと思います。

大切なことは、相談に来られるクリエイターもプロであり、またエージェントもプロであるという事です。エージェントはクリエイターの価値を、より高めて企業にアピールします。クリエイターは職歴が一般職の方よりも多彩ですが、その分、細かい部分にまで伝え切れないこともあるかと思います。ですので、エージェントを自分の右腕だと思って、細かく職歴や希望条件を話していただければと思います。

 

クリエイターは、自分の「人材力」アピールが苦手?重要なのは書類選考・面接への対策

――クリエイターにとっては「自分の価値=作品」であって、作品から生み出される金銭や自分の人材価値にはあまり興味がない傾向にあると聞いたことがあります。

田頭 まさに重要なご指摘です。クリエイターは、作品について聞かれると、意図や目的、効果をたっぷりと話すことができるのですが、いざ自分自身のことになると、的確にアピールできない方が、実は多いんです。

例えば、転職活動の第一ステップである書類選考。十分なスキルや実績を持っているにもかかわらず、書類としてアウトプットしきれずに落とされてしまうケースが多々あります。これは非常にもったいないことです。面接でも自分の強みを上手に伝えられず、企業側のニーズに応えられないまま失敗する事例も見てきています。「俺は、本当はもっと認められる人材なのになぜ!」という負のマインドに陥ってしまうというか…。

 

例えば、バリバリの制作会社で、Webデザイナーとして経験を積んできたクリエイターが、自社サービスを提供する事業会社に応募するとします。しかし、そこでWebデザインとしての実績だけを全面に押し出して、「御社でWebデザイナーとして貢献したい!」と、アピールしても逆効果になることがあります。理由は明確です。制作会社と事業会社は、求める人材像が違うからです。

制作会社であれば、Webデザインというポジションに特化して人材を採用しますが、事業会社は、Webデザインだけでなく、それを武器にしたディレクションや分析・改善、さらに言えば事務的な業務まで、幅広くやれる人材を求めています。そこのポイントを見誤ると、せっかくスキルや実績があっても、企業とのマッチングは成立しません。

 

――マイナビクリエイターでは、そういった方にどのような対策を取られるのですか?

田頭 まずは面談でしっかりと時間を取って、これまでのご経験や今後の志向性を伺います。長い方だと2時間くらいはお話をします。その上で、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの作成のアドバイスもしますし、実際に選考が進んだ場合は、必要に応じて面接対策(模擬面接)を行うこともあります。そういったコミュニケーションを通じて、そのクリエイター本来の創造性や資質を、「転職仕様」にアジャストしていくのです。

 

――転職後のデメリットを考えてしまって、転職活動に一歩踏み出せないという方もいませんか?

田頭 転職を決断してから心配になることはたくさんあります。ご相談を受ける中で多い例が、人間関係の問題で転職を考えて入る方は、「次の会社に行ったからといって改善されないかもしれない」という不安があるでしょう。また、女性であれば、育休産休などの手当に関しても心配です。

しかし、例え精神的な面であっても、率直にエージェントに相談していただければ、その不安や希望を踏まえて、スキルを活かせる場所、気持ち良くお仕事ができる場所をご提供できると思います。同業種でも会社が異なれば業務フローが、全く変わります。各企業のリアルな現場を知っているエージェントと二人三脚で不安を取り除き、可能性を広げていきましょう。

 

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未経験でも転職できるのはクリエイター専門エージェントならではの強み

――未経験の方や新卒の方がクリエイターを目指す場合はいかがでしょうか?

田頭 未経験の方こそ、転職エージェントを使ってほしいです。最近、マイナビクリエイターに登録していただいていた方で、アパレル販売員からWebデザイナーに転職した方がいました。業界・職種共に、全くの未経験者です。応募したその企業が出していた採用条件は多岐にわたりました。その中に「立体的なデザイン思考ができる人」という項目があり、その条件だけがピンポイントで当てはまったのです。

着目すべきなのは、その企業が求人媒体には「未経験歓迎」と打ち出していなかったことです。もし、その方が求人媒体だけを見ていたら素通りし、応募すらしなかったでしょう。企業人事部と直接連携と取り、現場の声を拾い、求職者と的確にマッチングできるのは、私達のような対面式のエージェントならではの強みといえます。

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――エージェントという存在は知っていたのですが、そのメリットまではしっかりと認識していませんでした。特にクリエイターに関しては、エージェントを利用するメリットがありそうですね。

田頭 専門的な職種ほど、エージェントを利用するメリットは大きくなると思います。それは、Web・IT・ゲーム業界のクリエイターも例外ではありません。沢山あるメリットを話すとキリがないかもしれませんが、簡単にまとめると以下の3点ではないでしょうか。

【クリエイター向け転職エージェントを使う3つの理由・メリット】

  • 普段気にしたことがない社会・業界における自分の正確な市場価値を認識することができる
  • クリエイターが苦手とする自己アピール策定、応募書類の添削、面接対策を受けることができる
  • 新卒学生の就職や未経験者の転職でも、実現する可能性を高めることができる

クリエイターとして活動してこなかった人、スキルや実績が少ない人でも、募集企業の方針やマインドと合致すれば、ポテンシャル重視で転職が成功した例が多々あります。

それぐらい今のWeb・IT・ゲーム業界の人材市場は変化しています。過去の仕事や経歴と企業が求めるクリエイター像との接点を見出し、その橋渡しをすることこそが、私たちの使命だと思っていますので、お気軽に相談いただければと思います。

 

<まとめ>

インタビューにあった通り、クリエイターのような専門職の転職活動に、エージェントを利用するメリットはたくさんありそうだ。転職という大きな分岐点だけに限らず、自分の市場価値を知るというだけでも、今後のキャリアにとってメリットはあるだろう。

転職エージェントは、日々、クリエイティブなことに夢中な方々にとって、「社会と自分」「業界と自分」「企業と自分」の架け橋になり、新たな一歩を踏む強い味方になるかもしれない。

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