【歴史から学ぶ!】もう廃れてしまったWebのトレンドとは

一時期流行ったWebのトレンドについてまとめて紹介。Flashや静的サイトなど今ある便利ツールが無かった時代の流行りをまとめています。これからプログラミングを始めようと思っている人も歴史がどう変わってきたのか知っておくと良いでしょう。

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本稿は、Webdesigner Depotブログ記事を、Webdesigner Depotより了解を得て日本語翻訳し掲載した記事になります。

 

信じがたいことに、www(ワールド・ワイド・ウェブ)が一般に広がってから20年以上が経ちました。

それは私たちのコミュニケーションや仕事の変化に大きく影響を与えました。Webや無限のように見える情報技術の波が、私たちの生活の変化に影響を与えていないところは多くはありません。デザイナーには、私たちの生活に果たした役割を感謝したいと思います。それは私たちに良い生活を提供したことになります。

しかし、Webは流行り廃りの激しい分野です。特に技術的側面では。クライアントが要求する「最新の技術を維持する」ことは常に難しいのです。(そんなに大したことではなくとも)過去は、私たちが実装した限られた技術、変わった手法を使った「機能」で散らかっています。

 

ここには、そんな一時期大流行りした物を集めてみました。

一度は私たちの仕事に必要だったけど、今となっては、無様な技術に成り下がってしまったものです。まだ巷では見られる例かもしれませんが、それらは急速に消えつつあります。

 

特殊なコードとフォーマット

1990年代まで遡りましょう。Webは急速に成長していました。企業は消費者志向で、よりエンターテインメント性のあるウェブサイトを目指していました。それを踏まえた、中間ソフトウェア・Webブラウザーが山ほどありました。しかしそれらは標準化されておらず、専門的過ぎたため消えていったのです。

 

マイクロソフトは、ブラウザ戦争に勝つために

1995年8月、マイクロソフトがインターネットエクスプローラーをリリースしました。その主要な競合は、成り上がりのNetscape Navigatorでした。ワシントン州からのソフトウェアの巨人は、Netscapeを廃業状態にして、ブラウザのシェアを支配するために登場したかのようでした。

そのアイデアの多くは、IEでしか動作しない特殊なものでした。他のブラウザでは、異なる表示になる可能性が高いものだったのです。それがわかると、多くのデザイナーは大多数のユーザーには表示されないコード(単に見にくいだけの)を熱心には書きませんでした。

 

マルチメディアの選択肢

ビデオとオーディオの世界は完全にめちゃくちゃでした。HTML5が標準対応する前のブラウザは、何かを観たり聴いたりするために専用のフォーマットとソフトウェア群を必要としました。

サイトを構築するためには、ほとんどのコンテンツは、競合するフォーマットの中から選択する必要がありました。QuickTimeプラグイン、RealAudio/RealVideo、Windowsメディアプレイヤー等が良く使われました。そして、もちろんそれらに互換性はありません。

つまり、あるフォーマットをサイトに投稿するとき、コンテンツを観覧するユーザーは互換性のあるソフトウェアがインストールされている必要があります。さらに悪いことに、RealAudio/RealVideoを使う場合、サーバ側にも同様にインストールする必要がありました。これは大変骨が折れる作業です。

これは、ブロードバンド接続がまだ一般的でなかった時によく見られました。ソフトウェア会社は非常に少ない帯域でも動作することを売りにしていたが、品質はとても乏しいものでした。ビデオは圧縮・ピクセル化され、オーディオ(特にストリーミング)もまるで安物のAMラジオのようでした。

 

FLASH

Flashがまだビデオで使われているのは知っています。しかしかつては、インタラクティブメディアとアニメーションのプラットフォームになろうとしていました。アニメーション、ゲーム、音声やビデオを実現する場合、ほとんどのサイトで使用されていたフォーマットです。

一般的にFlashは2つの致命的な欠陥を持っているといわれています。

 

1. Flashは作成に時間がかかり、高価である。

あなたが Flashのオリジナルコンテンツを作ろうとしたとき、高価なソフトウェアパッケージを購入する必要があります(adobeになる前のオリジナルメーカーはMacrimediaでした)。それは数百ドルしましたし、定期的なアップデートもそう安くありませんでした。

良いコンテンツを作るためには、使い方をしっかり学ぶ、長い道のりが必要でした。ユーザのブラウザで動作する簡単な10秒のコンテンツを作るのにも、2時間は必要でした。

 

2. Flashは重さに頼り過ぎていた

Flashイントロを覚えていますか?

全てがFlashで作られたサイトはどうですか?たしかにFlashで作られた、素晴らしく創造的な実装もありました。しかし、一方ではユーザに優しくないWebサイト作りになっています。

それはほとんどユーザの欲しいものではなく、作り手側のやりたいことになっていました。思い返してみると、致命的な欠陥1は、おそらく2の欠陥につながります。デザイナーはFlashでの開発がお金になることを知ると、それを売るようになっていきました。

 

Flashは、最終的にはYouTubeのための動画プラットフォームとして新しい人生を歩み始めました。しかし、Flash PlayerはiOSデバイスで実行することができないというアップルの有名な意思表示により、短命への道へ逆戻り。Flash Professionalというアプリは、Adobe Animate CCとしてかろうじて生き残ることになります。

 

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大きい静的サイト

少し前までは、コンテンツマネージメントシステム(CMS)は大企業のためにあるようなものでした。そのことは、ほとんどのWebサイトは旧式なHTMLで構築されていたことを意味します。 また、とても保守しにくいものでした。

WordPressやJoomla!、Drupal等のオープンソースのCMSには感謝していて、静的Webサイトを使うことによる、日々の苦痛を和らげてくれました。

 

ニュース記事の投稿

静的なサイトでは、あなたは適切なテンプレートを使用して新しいHTMLドキュメントを作成し、コンテンツを追加します。その後、手動でインデックス・ページまたは他のリストへ記事へのリンクを追加する必要がありました。

この記事をサイドバーに表示したい場合は、サーバー側のインクルードファイルを開き、リンクを追加する必要があったでしょう。そして、それらの変更をサーバへアップロードすることを忘れてはいけません。

CMSなら、新しいコンテンツを追加するだけで済みます。

 

写真ギャラリーの作成

100枚の写真をギャラリーに追加したかったとしましょう。

画像編集ソフトでトリミングして、最適化する必要があり(フルサイズと、サムネイルバージョンを)、ギャラリーページのためにHTMLレイアウト(それはおそらくテーブルを使用)を作成します。

さらに、それぞれのサムネイルからフルサイズの写真へのリンクの基本的なスクリプトを作成するか、それぞれの写真への個別の新しいページを作成します。もちろん、CMSの場合であれば、あなたが隣の部屋でコーヒーを飲んでいる間にこれらの事をやってくれます。自動化は素晴らしい事です。

 

忘れることのないように

前世代のWeb技術は面倒なこともありましたが、現在の形になる重要な先駆けでした。

たくさんの専門的なフォーマットによる苦痛が無ければ、素晴らしいHTML5や他のW3C標準が浸透しなかったでしょう。

古い技術は消えてしまった(または消えかけ)けど、少なくともその存在が私たちにより良いものを届けたといえるでしょう。それらが無くて、楽しいだけでは進歩は実現しませんでした。

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