YouTubeの動画編集って稼げるの?動画制作案件の平均単価目安まとめ

近年、テレビをはじめとするマスメディアに代わり、SNSで発信される動画コンテンツが急速な広まりを見せています。中でもYouTubeは特に広まっており、子どもから大人まで幅広い人々が目にするもの。YouTuberの増加とともに編集代行の需要も高まっています。

今回の記事では、副業やフリーランスとして動画編集を行いたい人向けに、YouTubeの動画編集代行の市場相場、単価の目安や必要なスキルなどを解説していきます。

YouTube動画編集代行の相場の目安

・クラウドソーシングサービスでの相場

動画編集初心者でも比較的案件のとりやすいクラウドソーシングサイト。代表的なサービスに「クラウドワークス」「ランサーズ」などが挙げられます。

クラウドソーシングサイトでのYouTube動画編集の相場は1件3000~5000円程度です。ただし、サービス手数料が中抜きされるため実質の手取りは10~20%ほど少なくなります。

クラウドソーシングを使って仕事を受ける場合、基本的に単発・出来高制でサイト上でやりとりして納品する形になります。サービス会社が仲介になってくれるため、納品後に相手との連絡がとれなくなるなどのトラブルが発生する危険性は少ないといえます。初めて案件をとる場合は練習や実績を積むために利用するのも一手でしょう。

クラウドソーシングサービスで発注されている中には1件1000円前後の案件もありますが、時給に換算すると数百円程度となり、スキルも身につかないような割りに合わない仕事が多いため受けるのは控えておきましょう。

・個人受注での相場

YouTubeの編集代行の仕事を受けるには、クラウドソーシングの他にも個人で営業をかけて直接仕事を受注する方法があります。

個人受注でのYouTube編集代行の単価の相場は1本3000円〜5000円です。ただし、仲介業者がいないため手数料の支払いなしで受け取ることができます。

一方、トラブルの保証はつかないため、事前に契約書を結んでおくなど自己対応が必要です。また、個人受注の場合は、複数本まとめての受注や継続案件が取りやすい傾向にあるといえます。継続案件であれば実績によって単価を上げていく交渉も可能です。

もし副業やフリーランスとしてYouTube編集代行を仕事の一つとしてやっていこうと考えているならば、知り合いに声をかけたり、営業をかけたりして直接個人で受注する方法をおすすめします。

・有名YouTuberの専属契約の相場

有名YouTuberと専属契約を結び、その人の動画を継続して編集代行する仕事の受け方もあります。

その場合の相場としては月給30万円以上となります。
1日1本動画を制作するとして、1本最低1万円以上が目安です。

専属契約に至るには編集スピードとクオリティを担保できる実力を持っていること、常に仕事の納期に追われるハードワーク耐性があることが必要なことから万人に向いている方法ではありませんが、専属契約を結べれば、YouTube編集代行のみで生計を立てることも可能です。

・時給制のアルバイト(YouTuber事務所・映像制作会社)

上記のクラウドソーシングや個人受注で仕事を受けるときは基本的に1本あたりの出来高払いでした。

しかし、YouTuber事務所や映像制作会社でのアルバイトとしてYouTube動画編集に関わる場合は時給制が一般的です。アルバイトで勤務する際は、時給1000円~1200円以上を目安に探していきましょう。

YouTubeの動画編集代行のメリットとは?

副業としてYouTube動画編集代行を行い稼ぐのは決して楽ではありませんが、いくつか強力なメリットがあります。メリットとして挙げられるのは、以下の3つです。

・初心者でも手軽に始められる

・動画編集の経験を数多く積むことができる

・自分の実績アピールになる

・初心者でも手軽に始められる

専門的なスキルが求められる動画編集の仕事。
YouTubeの動画編集代行の仕事は、初心者であっても比較的簡単に受注できる仕事のひとつといえます。理由は二つあります。

ひとつは仕事の需要が大きいため。
YouTuberの中には、動画での企画・情報発信は得意だが動画編集は面倒、誰かに代行して編集をお願いしたいという大きなニーズがあります。また、動画コンテンツの需要の高まりから、制作される動画の本数も増えてきています。

もうひとつは、YouTube動画制作で求められる編集スキルのハードルが低いため。
最低限必要なスキルとしては、以下の4つになります。

・動画のカット編集
・テロップの作成
・BGM・効果音の調整
・サムネイル作成

以上の基本的な操作方法は、初学者であっても2~3ヶ月程度で身につけることができます。そのため、初心者でも手軽に始められるYouTube動画編集の仕事ははじめの一歩として最適です。

・動画編集の経験を数多く積むことができる

YouTube動画編集の案件を通じて、制作本数を増やし経験値を貯めることができることも魅力のひとつです。YouTube動画編集は通常、依頼本数が多く設定されることが多いため、初心者のうちに数多くの動画を制作して修行を積みたいときに最適です。

ただし、初心者を脱してくるとより高い単価の動画制作の案件を受注できるようになるため、YouTube編集代行の仕事はあくまでも初心者のうちの通過点として捉えておきましょう。

・自分の実績アピールになる

YouTubeの動画編集を行うことで自分の実績となり、今後の動画制作の仕事の獲得につながることもあります。

特にチャンネル登録者数が数十万人以上の有名YouTuberの編集を代行できれば、企業に対して動画制作の営業をする際に強力なアピール材料となります。

有名YouTuberからの案件を獲得すること自体がなかなか難しいですが、YouTuberのオンラインサロンやファンクラブなどで声をかける、YouTuber事務所から案件を引き受けるなどで受注できる場合もあります。

まとめ

今回の記事では動画編集の副業を考えている人向けにYouTubeの動画編集の相場感をお伝えしました。

まとめると、基本的にYouTubeの動画編集代行の仕事は
・動画編集初心者のステップアップ
・自分の実績づくり
・月数万円の副業
で捉えておくのがよいでしょう。

専属契約を結べばYouTubeの編集代行のみで生活することもできますがなかなか厳しい道のりとなります。
自分なりの目的を定めた上で、取り組むとよいでしょう。

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