動画撮影を本格的に始めたいなら、カメラは欠かせません。
また、動画編集の際に撮影素材によって編集の幅・質が異なってくるため、カメラマンはもちろん、動画制作に関わるすべての人にカメラの知識は必須です。

今回は「これからYouTubeで発信を行いたい」「動画撮影を始めてみたい」という初心者に向けて動画撮影に向いているカメラの特徴と初心者でも手に入りやすいモデルの紹介を行います。カメラを手に入れて動画撮影への第一歩を踏み出しましょう。

カメラの種類ごとの特徴・使用用途とは？

・一眼レフ・ミラーレスカメラ

一眼レフの最大のメリットは、高画質の綺麗な映像が撮影できること。背景のぼかし、望遠での撮影など、幅広いシチュエーションで使える優秀なカメラです。使用用途としては、比較的動きの少なめの人物撮影や室内での撮影に最も適しています。

デメリットは、まずはある程度の撮影技術が求められること。自由度が高く様々な状況に対応できる分、操作が複雑なので初心者は慣れるまでに時間がかかります。

また、値段の高さは初心者にはハードルとなります。本格的な動画撮影に使うなら、最低5万円以上、できれば10万円以上のモデルを購入することをおすすめします。

・アクションカメラ

近年人気となっている「GoPro」を始め、注目されているアクションカメラ。小型で軽く、手ブレ補正機能が高いため、動きながら撮影するシーンに特化しています。
また、防水性・耐衝撃性の高いカメラもあり、動きの激しいスポーツや水中での撮影も可能に。

デメリットは、アクションに特化しているためその他の撮影シーンでは扱いづらいことです。
室内撮影では暗くなったり、ズーム機能がないためにピント合わせに苦労したりといった場面も出てくるでしょう。

・ビデオカメラ

ビデオカメラの良さは長時間撮影に適しており、操作が簡単であること。
また、動画撮影に特化したカメラであるため、性能のよいズーム機能や手ブレ補正がついています。
内蔵カメラで十分音声も録音ができ、手持ちでの動画撮影に適しています。

デメリットは、他のカメラに比べると映像ならではの表現が出しにくいこと。撮って出しの映像では若干チープな印象を与えてしまうかもしれません。

・スマートフォン

最新のスマートフォンは一眼レフにも匹敵するほどカメラが高性能になっています。直感的な操作で撮影できるため、簡単に動画を撮ることができます。本格的な動画撮影を始めようか迷っているなら、スマートフォンから始めてもよいでしょう。

デメリットは、他のカメラに比べて手ブレ補正機能やズーム機能が乏しいこと。また、データ容量の問題から長時間の撮影には向いていません。

本格的な動画撮影に挑戦したいなら、初めての一台には「一眼レフ・ミラーレスカメラ」を選ぶことをおすすめします。
初期費用はかかりますが、活躍できる撮影シーンが幅広い上に自由度の高い動画を撮ることができます。その他、スポーツ系・アウトドア系の動画ならアクションカメラというように、特定のシーンで動画を撮ることが決まっている場合は購入を検討するといいでしょう。

初心者におすすめ！動画撮影向きのカメラを紹介

一眼レフ・ミラーレスカメラ

・キヤノン(Canon) EOS Kiss X10

高画質な4K動画の撮影に対応した初心者向け一眼レフ。高性能を備えた上に重さ500g以下の軽量かつコンパクトなモデルです。値段も約８万円と手に届きやすいのも嬉しいポイント。オートフォーカス性能が高いので、初心者でもクオリティの高い綺麗な映像を撮影することが可能です。

・SONY  α6400　ILCE-6400

優れた手ブレ補正を持つSONYのミラーレス一眼モデル。リアルタイムトラッキング機能で撮影したい対象に自動でピントを合わせることができます。また、多少の映り込みではフォーカスのブレもありません。ミラーレス一眼の中でも特に動画撮影に適したカメラです。

アクションカメラ

・GoPro HERO8 Black 

アクションカメラの代表格である「Go Pro」。最新モデルでは従来製品に比べて高画質かつ、性能の良い手ブレ補正機能を搭載。水深10mまでの防水で水中での撮影にも適しています。耐衝撃性も兼ね備えており、動きの激しいスポーツ・アウトドア撮影に大活躍のカメラです。

・DJI OSMO POCKET  

アクションカメラとは少々異なりますが、超小型で手持ち撮影に特化したカメラが「OSMO POCKET」。内蔵の3軸スタビライザーによって撮影中の傾きや手ブレを補正。4K動画にも対応し、高画質動画を簡単に撮影が可能です。片手撮影ができるので、旅行系の動画など歩きながら撮影するシーンに最も適しています。

ビデオカメラ

・SONY  HDR-CX680  

ズーム機能と手ブレ補正に優れたビデオカメラの入門モデル。遠方からの撮影でもクリアな画を撮影できます。
優れた操作性で、スムーズな撮影を実現します。機能と値段のバランスがとれたカメラです。

まとめ

今回は、動画編集向きのカメラの特徴と初心者モデルの紹介をしました。
動画のクオリティに最も影響を与える機材がカメラです。利用目的・使い勝手に応じて最適なカメラを手に入れて動画撮影を楽しんでみてください。

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