JavaのData Access Object(DAO)クラスとDTO(Data Transfer Object)クラスとは【初心者向け】

初心者向けにJavaのData Access Object(DAO)クラスとDTO(Data Transfer Object)クラスについて解説しています。DAOとDTOを使ったデータベースに関する操作の例を見ながら、それぞれの役割について学びましょう。

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JavaのData Access Object(DAO)クラスとDTO(Data Transfer Object)クラスについて解説します。

実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。

目次

 

Data Access Object(DAO)クラスとは

Data Access Objectは、データベースなどのデータストアを操作するインターフェイスを提供するオブジェクトのことです。

「データベースなど」と言いましたが、実際はデータベースの中でも特にMySQLやOracleなどのRDBMSへの操作を提供することがほとんどです。

システム要件によっては、まれにファイルやNoSQL・リモートオブジェクトなどを操作するDAOを定義することもあります。

 

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(Data Access Object)クラス(定義、特徴、比較など)

Data Access Objectの定義は前述のとおりです。

データアクセスに関するデザインパターン(プログラムの構造を誰もが理解しやすいようパターン化したもの)は他にもいくつかあります。

その中でもData Access Object独自の特徴としては、次のようなものが挙げられます。

  • データを操作するためのインターフェイス(メソッド)を提供することで、ビジネスロジックとデータ操作を分離できる
  • データストアの詳細をData Access Objectの利用側から隠蔽することで、データストア技術を更新/置換したとしてもアプリケーション全体への影響を最小限にすることができる

なお、Data Access Objectとよく比較されるデザインパターンとしては、Active Record、Repository、Data Mapperなどがあります。

もし興味があれば調べてみましょう。

 

Data Transfer Object(DTO)クラスとは

Data Transfer Objectは、名前の通りデータを転送する目的で定義されるクラスのことです。

Value Object(値を保持するオブジェクト)と呼ばれていたこともあります。

 

(Data Transfer Object)クラス(定義、特徴、比較、DAOとの違いなど)

Data Transfer Objectの定義は前述のとおりです。

特徴は非常にシンプルで、基本的にはデータを格納するフィールド群とそれらへのアクセサメソッド(Getter/Setter)のみで構成されます。

Data Transfer Object(DTO)は様々な場面で利用される可能性がありますが、Data Access Object(DAO)と組み合わせて使う場面に限ると、データストアに保存するデータをDTOに格納してDAOのメソッド引数で渡したり、データを検索するDAOのメソッドからの戻り値として利用されることが多いです。

 

実際に書いてみよう

Data Access ObjectとData Transfer Objectを使って、データベースから「会社」データを10件検索するサンプルプログラムの一部を抜粋します。

このプログラムは次のファイルから構成されます。

処理の詳細は記載しませんので、「DAOとDTOを使ったプログラムではこのような役割のクラスを用意するんだな」という程度にイメージしていただければ十分です。

また、Factoryクラスというのが出てきますが、これはDAOクラスのインスタンスを生成するためのクラスです。

  • Company (DTO)
  • CompanyDao (DAO インターフェイス)
  • CompanyDaoImpl (DAO クラス)
  • DaoFactory (DAOインスタンス生成用クラス)
  • DataAccessException (例外)
  • Main (動作確認用クラス)

 

Company

public class Company {
    private Long id;
    private String name;
    private String address;

    public Long getId() {
        return id;
    }

    public void setId(Long id) {
        this.id = id;
    }

    public String getName() {
        return name;
    }

    public void setName(String name) {
        this.name = name;
    }

    public String getAddress() {
        return address;
    }

    public void setAddress(String address) {
        this.address = address;
    }
}

 

CompanyDao

import java.util.List;

public interface CompanyDao {
    List<Company> getCompany(int count) throws DataAccessException;
}

 

CompanyDaoImpl

import java.util.List;

public class CompanyDaoImpl implements CompanyDao {
    public List<Company> getCompany(int count) {
        // 検索結果
        List<Company> result;
        
        // データベースに接続し、「会社」データを検索
        // 結果をCompany DTOに格納する
        
        // 結果を返す
        return result;
    }
}

 

DaoFactory

public class DaoFactory {

    public CompanyDao getCompanyDao() {
        return new CompanyDaoImpl();
    }
}

 

Main

import java.util.List;

public class Main {
    public static void main(String[] args) throws Exception {
        DaoFactory factory = new DaoFactory();
        CompanyDao dao = factory.getCompanyDao();

        int count = 10;
        List<Company> companyList = dao.getCompany(count);
        for (Company company : companyList) {
            System.out.println(company.getName());
        }
    }
}

 

執筆してくれたメンター

青柳哲夫

独立系SIerやベンチャーを経て、現在はフリーランスエンジニアとして活動しています。
PHPやJava・Rubyでの業務系Webアプリケーション開発が得意です。
TechAcademyではJavaコース・ブロックチェーンコースを担当しています。

 

大石ゆかり

内容が分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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