おすすめのRPAツールはどれ?選ぶ際のポイントやそれぞれの特徴を解説

初心者向けにRPAツールについて解説しています。RPA(Robotic Process Automation)による業務自動化とはどういったものなのか、その分類と選ぶポイント、おすすめのRPAツールをまとめました。導入の際に役立ててください。

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RPAツールについて解説します。

 

田島悠介

今回は、ツール系に関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

RPAツールについて詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

なお本記事は、TechAcademyの法人向けIT・プログラミング研修での実績をもとに紹介しています。

 

RPAとは

RPAとはRobotic Process Automationの略称で、ロボットによるプロセスの自動化を行うことです。RPAは繰り返される作業と相性が良く、主にホワイトカラーの作業がRPAに取って代わるとされています。例えば、

  • インターネット上にある情報の収集
  • MicrosoftのOfficeの操作
  • Excelへのデータ入力
  • インストール作業
  • サイトの更新
  • 印刷、PDF化の作業
  • サーバーのコマンド操作・DBソフトの操作

といったデスクトップ上の操作であればほぼ全ての自動化が可能です。RPAツールでこれら操作を予め登録すると、その操作を自動的に行ってくれます。ロボットが行うので、ミスもなく正確にかつ速く処理することが可能になり、人件費の削減、作業効率の向上が期待できます。

 

RPAツールの種類

RPAツールにはデスクトップ型・サーバー型の2種類があり、それぞれ特徴があります。

 

デスクトップ型のRPAツールの特徴

デスクトップ型のRPAツールは、各々の作業PCにインストールされ使われることになります。RPAツールの導入が一部のPCとなるので、個人レベルの業務を自動化したい場合にも導入可能となります。

また導入も1台から導入できるので、導入しやすいと言えます。

サーバー型のRPAツールの特徴

サーバー型のRPAツールは、各々の作業PCではなく、それらを管理する立場であるサーバーにインストールされています。サーバーに導入されたRPAツールは、全体的な業務・大規模な業務に対して自動化を行います。

つまり、サーバー型はデスクトップ型とは違って各々の作業を自動化するのではなく、ある一定人数で行われる作業または組織的な作業を自動化するRPAツールと言えます。

 

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RPAツールを選ぶ上でのポイント

RPAツールを選ぶ際、幾つかのポイントがあります。

 

自動化したい範囲を特定する

RPAツールは、PC上の操作を自動化する汎用的なRPAツール、人事や経理などの専門的な業務に特化したRPAツールなど幾つか種類があります。

自動化したい業務に合ったRPAツールを選ぶことになるので、まずは自動化させたい範囲を特定することがポイントです。

RPAツールのシステム動作環境のチェックする

RPAツールを動かすにはシステム環境が合っていなければなりません。目的に合ったRPAツールを見つけたとしても、そのRPAツールが社内のシステムに合わない場合には使うことができないのです。

RPAツールを選ぶ際には、そのツールの動作するシステム環境のチェックも大切となります。

カスタマイズが出来るかをチェックする

RPAツールを導入後、導入前には気付かなかった点に気付くようになります。導入してからカスタマイズが可能であれば対応できますが、カスタマイズできないのであればそのまま使い続けることになるので注意が必要です。

またプログラムの追加で新たな機能を拡張したい場合などは、このカスタマイズが可能なRPAツール、契約内容である必要があります。

サポート体制があるかチェックする

RPAツールは、他の一般的なツールと同様に上手く動作しないなどのトラブルもあります。導入したRPAツールにサポート体制があれば、問い合わせにより問題が解決します。

サポート体制がない・または不十分な場合には、自力で問題を解決しなければならないことになるので、この点もチェックが必要となります。

 

おすすめのRPAツール

ここではおすすめのRPAツールを紹介します。

WinActor

https://winactor.com/

概要:NTTアドバンステクノロジによる国産RPAツールです。国産なので日本語による動作はもちろん、価格も他のRPAツールよりも安く設定されています。

主な機能

Word・Excel・ブラウザなどWindowsPCから操作可能なソフトウェアであれば、これらをこのWinActorで自動化させることが可能です。

具体的には、データの投入や転記、メールの送信、サイト検索、インターネットの情報収集、キッティング時の設定、インストール作業、サイトの更新、印刷、PDF化の作業、サーバーのコマンド操作、DBソフトの操作などです。

価格

  • 1台あたりの1年間の利用で90万8,000円
  • WinActor実行版は24万8,000円

動作環境

  • OS:Windows 7 SP1, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10
  • 推奨CPU:Intel Pentium4 2.5GHz 相当以上
  • メモリ:2GB以上

 

BizRobo!

https://rpa-technologies.com/

概要

BizRobo!は、RPAテクノロジーズ株式会社が開発したRPAツールです。BizRobo!は、RPAツールのみならず、導入前のヒアリングや導入後のサポートまでトータルとしてRPAサービスの提供を行っています。

主な機能

BizRobo!の機能としては、ウェブ上のデータを収集・処理・加工・集計・保存・スキャニングなどの自動化、Excelへの出力作業などができます。

また紙文書のデジタル化、FAXやデジタルカメラの画像データからの文字抽出といったことまで対応しています。

価格

  • トライアル:30万円
  • 従量課金:50,000円~(月額)
  • レンタル(クラウド):30万円~(月額)
  • レンタル(自社運用):60万円~(月額)

動作環境

  • OS:Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2
  • Linux(64bit)CentOS-7、Red Hat Enterprise Linux 6.x/7.x/、Debian 8.2
  • 推奨CPU:Intel Xeon X5680/X5677相当以上
  • メモリ:8GB以上

 

Automation Anywhere

https://www.automationanywhere.com/jp/

概要:Automation Anywhere社が販売しているサーバー型のRPAツールです。自動化ツールとしてセキュリティにも力を入れているRPAツールです。

主な機能

Automation Anywhereは、スケジュールの実行、パスワード管理、ログ分析、アクセスログの取得等が可能で、これら集中管理機能があります。シナリオ作成時のためのレコーディング機能や、コマンドツリーから自動化したい処理を追加することができます。

これらに加えて、Automation Anywhereの特徴でもある高いセキュリティ機能も備えています。例えば、アクセス権限、RBAC、パスワードの暗号化、不正アクセスなどの防止です。さらに解析機能もありより効率的な自動化を目指すことが可能です。

価格:価格は非公開となっており、問い合わせを行う必要があります。

動作環境

  • OS:Windows

 

Blue Prism

https://www.blueprism.com/japan/

概要:Blue Prismはブルー・プリズム者が提供するサーバー型のRPAツールです。サーバー型なので、全体的な管理やログの取得が可能です。

主な機能

Blue Prismは、大きく分けてプロセス制作・管理、オブジェクト管理、コントロール管理、アナリティクスの4つの機能があります。特に管理機能に力を入れており、RPA ロボットを一元管理することができます。これにより、知らず知らずのうちにRPAツールとして放置され管理されなくなる状態を防ぐことが可能です。

他の部門で取り扱っているRPAロボットを編集はできないようにし、参照は可能にするなどの権限制御も可能です。サーバー型であるので、実行したログも取得できます。メインフレーム・WEBサイト・社内開発された業務アプリケーションなどとの連携も可能です。

価格

  • 1ライセンスが1年間で120万円(お試しとして最大2か月間の無償ライセンスもあります。)

動作環境

  • OS:Windows
  • 必要なソフトウェア:SQL Server (情報を格納するデータベースが必要となります。Express エディションでも動作は可能です。)

 

NICE

https://www.nice.com/websites/rpa/index.html

概要:NICE社が提供するRPAツールです。アシストロボット、全自動ロボット、デスクトップ分析3つの機能で自動化をサポートします。

主な機能

NICEのRPAツールは主にアシストロボット、全自動ロボット、デスクトップ分析の3つの機能があります。アシストロボットは、人が行うタスクに対して、アシストロボットがディスクトップに常駐して人を介して業務の支援をします。全自動ロボットは完全にロボットのみで業務を行います。

デスクトップ分析は、オペレーターの手順による違いなどから、新たな効率的な手順を可視化します。業務の記録は専用ツールで行う事ができ、プログラミングも不要です。これらにより、アプリの起動、マウスの操作、フォームへの入力、コピー&ペーストなどのルーティンワークの自動化させることが可能です。

価格:全自動ロボの1体350万円

動作環境

  • OS:Windows
  • 他のアプリケーションとの互換性についてはロボットが自動的に確認します。

 

UiPath

https://www.uipath.com/ja/

概要:UiPath社が提供するツールで、手動、ルールベース、反復するプロセスを自動化します。

主な機能

自動化する業務を設計する機能として、レコーディングにより自動化を設計、または既成のライブラリからドラッグ・アンド・ドロップで行うことができます。また、VB.Net、C#、Python、Javaなどプログラミング言語で、より複雑な設計も可能です。

実装・管理する場合には、ウェブブラウザやモバイルアプリにより、会社全体の自動化をスケジューリング・管理・制御が可能です。これらは、リアルタイム監視により展開されている自動化の把握もできます。

またこれら管理を分けることも可能です。実行する際には、ユーザーのタイミング、または管理者の指定したタイミングで、業務を実行させることができます。

価格

無料、有料ともにあります。

  • community edition:無料
  • エンタープライズ用評価版:60日間無料
  • UiPath Studio:30〜60万円
  • UiPath Orchestrator:250万円
  • UiPath Robot:15〜75万円

動作環境

  • OS:OS Windows 7、8.1、10
  • Windows Server 2008 R2、2012 R2、2016
  • 推奨CPU:4 x 2.4GHz 64-bit (x64) 以上
  • メモリ:4GB以上

 

RPAツールについてのまとめ

RPAツールは、繰り返される定期的な業務を自動化させることができます。全てを自動化する万能なツールではありませんが、使い方によっては業務の生産性の向上に繋がります。RPAツールの導入には繰り返される業務を突き詰める必要があり、自動化したい業務の特定が最も大切です。ここでは、

  • WinActor
  • BizRobo!
  • Automation Anywhere
  • Blue Prism
  • NICE
  • UiPath

の6つのRPAツールを紹介しました。RPAツールはこれ以外にも複数存在します。どれを選んだら良いのか迷うかと思いますが、自動化したいシナリオの登録し実行する点はどのツールもほぼ変わりません。

まずは、自動化したい具体的な業務を明確にし、デスクトップ型で良いか?サーバー型が良いか?を選び、予算・システム環境・サポート体制の有無を考慮して選ぶことになります。RPAツールによってはお試し期間として期間の限りがある無償ライセンスで無料で利用できる場合もあります。

まずは気になったRPAツールを無償ライセンスで導入して使ってみたり、不明点を提供している会社に問い合わせするなどしてみてはいかがでしょうか?

以上、「RPAツールについて」でした。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

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