WordPressでカスタムタクソノミーを設定する方法【初心者向け】
WordPressで【カスタムタクソノミー】を設定する方法を初心者向けに解説した記事です。カスタムタクソノミーとは、「カスタム投稿タイプ」にカテゴリーを追加できるものです。テーマの編集とプラグインを利用する2つの方法を紹介します。
TechAcademyマガジンは受講者数No.1のオンラインプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]が運営。初心者向けに解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。
WordPressには投稿タイプをカスタマイズできる「カスタム投稿タイプ」という機能があります。そのカスタムタイプにカテゴリーを追加できるのがカスタムタクソノミーです。
今回は、カスタムタクソノミーの説明から、簡単な導入方法まで説明します。
なお本記事は、TechAcademyのWordPressオンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。

田島メンター!!カスタムタクソノミーの使い方を教えてほしいんですけど、いいですか?

カスタムタクソノミーを使う方法は「テーマを編集する方法」と「プラグインを利用する方法」の2種類あるんだ。それぞれ教えてあげるね!

はい、お願いします♪
カスタムタクソノミーとは
カスタムタクソノミーとは、カスタム分類とも呼ばれる機能です。これは、カスタム投稿タイプにとってのカテゴリーやタグにあたります。
最初の設定さえしてしまえば、カテゴリーやタグとほぼ同じように扱えます。
例えば、カスタム投稿タイプで「グルメ感想」というレビュー集を作っていた場合、そのタクソノミーとして「和食」「洋食」「中華」などを設定するイメージです。
カスタムタクソノミーの設定には2つの方法があるので、順番に説明していきます。
テーマ(function.php)を編集する方法
まず、ダッシュボード>外観>テーマ編集 を開いてください。
次に、function.phpを開きます。
ここで、下記のコードを入力し、更新します。
function people_init() {
// 新規カスタムタクソノミーを作成
register_taxonomy(
‘washoku’,// 新規カスタムタクソノミー名
‘kanso’,// 新規カスタムタクソノミーを反映させる投稿タイプの定義名
array(
‘label’ => __( ‘和食’ ),// 表示するカスタムタクソノミー名
‘rewrite’ => array( ‘slug’ => ‘washoku’ ),// カスタムタクソノミースラッグ名
‘capabilities’ => array(
‘assign_terms’ => ‘edit_guides’,
‘edit_terms’ => ‘publish_guides’
)
)
);
// 新規カスタムタクソノミーを作成
register_taxonomy(
‘chinese’,// 新規カスタムタクソノミー名
‘kanso’,// 新規カスタムタクソノミーを反映させる投稿タイプの定義名
array(
‘label’ => __( ‘中華’ ),// 表示するカスタムタクソノミー名
‘rewrite’ => array( ‘slug’ => ‘chinese’ ),// カスタムタクソノミースラッグ名
‘capabilities’ => array(
‘assign_terms’ => ‘edit_guides’,
‘edit_terms’ => ‘publish_guides’
)
)
);
}
add_action( ‘init’, ‘people_init’ );
カスタム投稿タイプを定義したコードに続けて記載します。
なお、「//」以下はコメントアウト(メモ書きできる)部分なので、あとでわかりやすいように補記しておくと安心です。
名称などは、お好みで変更してください。
ただ、カスタム投稿タイプは通常ではサイトに表示されません。
表示するには、さらにページの重要ファイルを編集する必要があり、PHPなどの知識がないとつまずいてしまいがちです。
そこで今回は初心者の方でも負担・ミスなくカスタムタクソノミーを活用するためのプラグインを紹介します。
[PR] WordPressで挫折しない学習方法を動画で公開中
プラグインを利用する方法
テーマを直接編集するのが怖いという初心者の人は、プラグインを利用すると簡単です。今回は、Custom Post Type UIを紹介します。
ダッシュボード>プラグインからこのプラグインをインストールすると、ダッシュボードに表示されます。
表示されている項目に沿って、必要事項を入力していくだけで簡単にカスタムタクソノミーが作成できます。
気をつけたい点は、「利用する投稿タイプ」の選択です。
ダッシュボードで表示を確認すると、カスタム投稿タイプの中に作成したカスタムタクソノミーが表示されていることがわかります。
今回の記事は以上です。
ぜひ自分でも試してみてください。

カスタムタクソノミーを追加できました♪

よかったね♪カスタムタクソノミーはカスタム投稿タイプを使っているととても便利な機能だから、なれないうちはプラグインを使っても使えるようになっておくと良いね!

はい、わかりました!!!
さらにWordPressを使いこなしたい場合は、WordPressでカスタムヘッダーを設定する方法も合わせてご覧ください。
[お知らせ]TechAcademyでは、WordPressを使ってカスタマイズしたオリジナルサイトを構築できるWordPressオンラインブートキャンプを開催しています。期間中の8週間は現役エンジニアのメンターが毎日学習をサポートするので、独学よりも効率的に学ぶことができます。