JavaScriptのPromiseオブジェクトのcatchメソッドについて現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのPromiseオブジェクトのcatchメソッドについて現役エンジニアが解説しています。Promiseオブジェクトは非同期処理を行うオブジェクトで、処理後にthenメソッドを、エラー時にcatchメソッドを実行します。
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JavaScriptのPromiseオブジェクトのcatchメソッドについて、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
JavaScriptのPromiseオブジェクトのcatchメソッドについて詳しく説明していくね！
お願いします！
目次
Promiseオブジェクトとは
プログラムには、完了まで時間がかかったり、いつ完了するか分からないような処理があります。
そのような処理を「主たる処理の実行順」とは別に進めておいて、完了した際に主たる処理に結果を返す処理方法を「非同期処理」と呼びます。非同期処理の方法の1つにコールバックがあります。コールバックは引数に「関数」を指定しておき、処理完了時にその関数を実行する方法です。
例えば 以下の例では 第一引数に指定したコールバック関数を1秒(1000ミリ秒)後に実行します。
setTimeout(()=>{
console.log('setTimeout完了');
}, 1000);
コールバック関数は簡便な反面、非同期処理の成功/失敗によって処理を分けることが難しい、非同期処理を複数組み合わせた際のプログラムが分かりづらい、といった欠点があります。それらを解決するのがPromiseオブジェクトです。
Promiseオブジェクトは非同期処理の結果を成功または失敗で表します。以下は、Promiseオブジェクトを返す非同期処理の例です。
const func1 = (myname) => {
return new Promise((resolve, reject) => {
if (myname) {
resolve(`文字列「${myname}」の長さは${myname.length}です`);
} else {
reject("文字列が入力されていません");
}
})
};
Promiseはresolveとrejectの2つの関数を引数に取ります。非同期処理が成功した際にはresolveが、失敗した際にはrejectが実行されます。
catchメソッドとは
非同期処理の呼び出し元で利用されるのがthenメソッドとcatchメソッドです。
func1('Hello!')
.then((result) => {
// 非同期処理が成功した
})
.catch((result) => {
// 非同期処理が失敗した
});
Promiseのresolveはthen 、rejectはcatchに紐付いています。また、thenやcatchの中で再度非同期処理を呼ぶことで、複数の非同期処理を容易に実行することができます。
Promiseについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
実際に書いてみよう
今回のサンプルプログラムでは、 Promiseオブジェクトを使用した非同期処理の書き方について確認します。
index.html
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>sample</title> </head> <body> test <script type="text/javascript" src="main.js"></script> </body> </html>
main.js
// 非同期処理の定義
const func1 = (myname) => {
return new Promise((resolve, reject) => {
if (myname) {
resolve(`文字列「${myname}」の長さは${myname.length}です`);
} else {
reject("文字列が入力されていません");
}
})
}
// 成功の例
func1('Hello!')
.then((result) => {
console.log(result);
})
.catch((result) => {
console.log(result);
});
// 失敗の例
func1(null)
.then((result) => {
console.log(result);
})
.catch((result) => {
console.log(result);
});
// 複数組み合わせた例
func1('Hello!')
.then((result) => {
return func1(result);
})
.then((result) => {
console.log(result);
})
.catch((result) => {
console.log(result);
});
// 一番最初に以下の処理が実行される
console.log('スタート');
実行結果は以下のとおりです。非同期処理の成功、失敗、複数組み合わせた場合について処理内容と結果を確認しましょう。
スタート 文字列「Hello!」の長さは6です 文字列が入力されていません 文字列「文字列「Hello!」の長さは6です」の長さは18です
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まとめ
今回の記事ではJavaScriptのPromiseオブジェクトのcatchメソッドについて学習しました。
筆者プロフィール
| 太田和樹（おおたかずき）
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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