小学6年生がScratchからUnityへ学びをステップアップしたストーリーと家族の支え方とは

小学4年生からScratchに熱中し、小学6年生からTechAcademyでUnityを学んだ宇枝礼央さん。プログラミングを学ぶきっかけや、TechAcademyを受講した感想、プログラミングを通じて成長できたこと、プログラミング学習を応援する家族間のコミュニケーションについてお話してもらいました。

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小学4年生からScratchに熱中し、小学6年生からTechAcademyでUnityを学んだ宇枝礼央さん。

プログラミングを学ぶきっかけや、TechAcademyを受講した感想、プログラミングを通じて成長できたこと、プログラミング学習を応援する家族間のコミュニケーションについてお話してもらいました。

 

プロフィール:宇枝礼央(12)
2007年生まれ。杉並区立東原中学校 1年生。
小学4年生の12月にScratchと出会い、プログラミングを始める。
2019年に、光の3原色RGBをテーマにしたゲーム「Color overlap」を開発し※1 Tech Kids Grand Prix 2019のファイナリストに選ばれる。
また、小学6年生の1月に ※2 TechAcademyジュニア 奨学生制度を利用してUnityを学び始める。はじめてUnityで制作したオリジナルゲームで ※3 日本ゲーム大賞 U18部門に応募し、予選大会を突破。決勝大会進出を決める。

 

――今までの経歴や取り組んできたこと、プログラミングとの関わりについて教えてください。

プログラミングを始めたのは、小学4年生の12月です。

Scratchにハマり、オリジナルのゲームやアニメーションをたくさん作りました。

NHKのワイワイプログラミングの「Why!?大喜利」に毎月作品を投稿するのも楽しかったです!

他のコンテストでは、小学6年生のときにTech Kids Grand Prixというプログラミングのコンテストに応募しました。

全国から集まる小学生の中からファイナリストに選出され、ヒカリエの大きなホールで、Scratchで作ったオリジナルのパズルゲームについてプレゼンしました。

 

――プログラミングの面白さはどんなところでしょうか。

学校で学んでいることと組み合わせて、色んなものが作れることです。

例えば、僕は算数や美術にも興味があるのですが、その知識と組み合わせて新しいゲームを思いつき、プログラミングで再現することができます。

Scratchで作ったオリジナルのゲーム「Color overlap」を例にあげると、ゲームでは16進数や光の三原色(RGB)をルールに取り入れて制作しました。

自分で描いた絵をゲームの素材として使用しています!

 

――Scratchを学んでいて良かったことを教えてください。

Scratchをやっていたおかげで、新しい言語を習得する際にコードのイメージが湧きやすく、理解しやすかったと思います。

Scratchで使っていたブロックが、別の言語であればこう書くんだ!という発見もありました!

 

――TechAcademyでUnityを学ぼうと思った理由は何ですか。

プログラミングコンテストのTech Kids Grand Prixで他の参加者のScratch以外の言語を使っている作品を見て、これからもプログラミングを学び続けるのであれば、Scratch以外の言語にも挑戦しなければいけないと思っていました。

Scratchは大好きですし、これからもScratchで作品を作っていきたいと思っていますが、Scratchだけだと、表現が限られてしまうということも背景にはありました。

TechAcademyの奨学生の制度は、母が見つけてくれて知り、新しいプログラミング言語の習得に挑戦してみたいと思い応募しました。

 

――どのくらいの期間学びましたか。

約2ヵ月で、全てのカリキュラムと課題を完了させました。

多い日には一日に5時間以上取り組む日もあるほど、夢中になって学びました!

 

――実際にTechAcademyで学んでみてどうでしたか。

Unityを活用したゲーム制作はもともと学びたかった分野だったので、とても楽しく勉強ができました。

一方で理解に躓くことや、難しい課題に挑戦しているときは一週間以上悩んでしまうこともありました。

でも、そんなときはメンターの方に優しく根気強く教えてもらい、なんとか乗り越えることができました。

自分一人ではできないことばかりだったので、TechAcademyには本当に感謝しています。

 

――Unityではじめて作ったオリジナルの作品について教えてください。

「ROLL THE DICE」という、サイコロを使いチェスや将棋のように頭を使うゲームです。

もともとパズルゲームが好きで、新しいルールのパズルを作りたいと思い制作しました。

UnityとBlenderで制作しています。

ルールは、サイコロを1マスずつ動かして、サイコロ同士が触れたときに目が大きいほうが勝つというもので、2人対戦で遊ぶことができます。

アンティークな雰囲気にしたくて、ビジュアルはこだわって制作しました。

絨毯の柄なども自分で描いています。あと音楽はGarageBandで作りました。

これからUnityでいろんな作品を作るのがとても楽しみです!

 

――プログラミングを通じて、成長できたと思うことは何ですか。

一つは、自分に自信が持てるようになったことです。

学校の友人の前でも堂々と話すことができるようになり、交友関係も広がりました。

他には、母から「教え方が上手くなったね」と言われました。

妹もScratchを学んでいて、僕が教えることもあるのですが、その教え方が優しくなったと言ってもらえました。

 

――ご家族はどのように応援してくれているのですか。

家族はプログラミングに詳しくないのですが、「次は何を作ろうか?」とか、「今月は〜〜に挑戦してみよう」など、積極的に学びをサポートしてくれているので、とても感謝しています。

あとは、母がプログラミングのコンテストを探してきてくれて、コンテスト内容についてプリントしたものを、部屋の壁に貼ってくれたりしました。それを見て、僕がやってみたい!と思ったものを母に伝えて、コンテストに挑戦しています。

 

――機会はお母さんが提供してくれて、挑戦の意思決定はご本人でされていて素晴らしいですね。

ありがとうございます。

Scratchをはじめるきっかけも、TechAcademyジュニアの奨学生制度も、母が見つけて提供してくれました。

 

――これからプログラミングで実現していきたいことは何ですか。

今はゲームを作ることが多いですが、これからはゲーム以外のサービスも開発したいと思っています。

そのために、もっとプログラミングのスキルをレベルアップさせて、様々なコンテストに応募したいです。

あと次に学ぶ言語として、JavaScriptが気になっています!

 

――プログラミングを学ぶことで、また新しい目標ができて良かったです!これから新しくプログラミングを始める人や、学んでいる人へメッセージをお願いします。

僕が最初に学んだScratchは、サイト上で他の人の作品を見ることができるのも良いところです。

もっと色んなスキルを身につけたいと思わせてくれます。

プログラミングという単語だけ聞くと難しく感じてしまうと思いますが、実際にはじめてみるととても楽しいので、ぜひ色んな人に挑戦してほしいなと思います!

 

宇枝さんは2020年度の未踏ジュニアにも採択されています。また、今回紹介いただいた「ROLL THE DICE」ですが、日本ゲーム大賞 U18部門に応募し、予選を突破しました!次は決勝大会で、東京ゲームショウ期間内のプレゼンだそうです。応援しています!

 

TechAcademyジュニアでは、子どもたちが21世紀の新しい社会をより豊かに生きるために必要となる力を育むために、プログラミング教育を提供しています。

 

注釈
※1 Tech Kids Grand Prix:
 Tech Kids Schoolが主催する、21世紀というこれからの時代を担っていくすべての小学生に向けたプログラミングコンテスト。

※2 TechAcademyジュニア 奨学生制度:
子どもたちにプログラミングの楽しさや、自己実現の可能性について伝えていくことを目的に、TechAcademyジュニアが企画した制度。TechAcademyを無償受講し、オリジナルアプリ開発を目標にサポートを実施。小学生〜高校生を対象に募集を行い、奨学生を選考。

※3 日本ゲーム大賞 U18部門:
CESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)が主催する、プログラミングコンテスト。 18歳以下のゲームクリエイター発掘を目的として運営を行っている。コンテストの予選を勝ち抜いたチームは東京ゲームショウ期間中に行われる決勝大会に参加することができる。

※4 未踏ジュニア:
 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が行っている、テクノロジーを駆使して独創的なアイデアを実現する能力を持つ若い人材を発掘することを目的とした、未踏IT人材発掘育成事業の中高生版。一般社団法人未踏が運営し、民間からのスポンサーを得て、未踏事業のOB・OGがボランティアで運営・メンターを行っている。