【フリーランス必見】動画クリエイターの仕事の取り方とは?最初の案件獲得までにやるべきこと
5Gの到来により、今後の需要が大きく増えていく動画市場。それに伴って動画クリエイターの活躍の場はますます広がっていく見込みです。
本記事では動画クリエイターがフリーランスとして案件を取る方法、ビジネスとして展開していくまで徹底解説します。
最初の案件獲得までにやるべきこと
フリーランスの動画クリエイターとして動画制作を行う場合は、最初は自ら営業をかけて案件を獲得していく必要があります。
仕事をくれる知り合いの伝てがないのであれば、案件を獲得するまでに準備が必要です。まずは、最初の案件獲得に向けて、ビジネスを行う上での大前提となる項目を押さえていきましょう。
何よりもスピード
個人で案件を引き受けていくときに、何よりも重視すべきなのはスピードです。「納品までの日数が早い」、「コミュニケーションのレスポンスが速い」こうしたポイントは競合との大きな差別化につながります。実績がない状態で案件を取っていくならば、まずはスピードを最速まで高めることを意識しましょう。
ポートフォリオを作成する
営業をかけるときに必須なのが、ポートフォリオです。自分のスキルを示すための作品集を指します。「クリエイターならば作品で語れ」という言葉の通り、クリエイター職はスキルが物を言う世界です。
そのため、ポートフォリオの出来によって仕事が取れるか取れないかは大きく左右されます。今までに制作した動画を少なくとも2~3個は用意して、簡単に見れるようにまとめておきましょう。
バイタリティが重要
フリーランスで働く上で最も大切なのは、バイタリティです。最初の案件を取るまでには、何件も営業をかけるなどの行動を繰り返すことが必要です。失敗しても行動をやめないタフさ、「絶対に御社のためになります!」と言い切るいい意味での「押しの強さ」が鍵になってきます。
案件獲得までのフロー
それでは、フリーランスの動画クリエイターが最初の仕事を受注するまでのフローを説明します。
次の4ステップで案件を獲得していきましょう。
1.ポートフォリオを作る
2.営業をかける
3.商談を行う
4.案件を獲得する
1.ポートフォリオを作る
まずは、自分のポートフォリオを作成しましょう。動画クリエイターのポートフォリオは、ビジネスにおける名刺代わりとなるもの。自分のスキルをアピールするためにも作り込んでおきましょう。
ポートフォリオを作るにも様々な方法があります。
①動画の無料作成をオファー
②架空のサービス・会社動画を作成
③すでにある作品をモデリング
④行きつけの店の道案内動画やPR
⑤自己紹介動画を企画・制作
⑥YouTubeに出せるコンテンツ動画を制作
⑦参加したセミナーの編集
⑧コミュニティメンバーの動画制作
以上の方法を駆使して、作品数を増やしていくのがおすすめです。
2.営業をかける
ポートフォリオを作成したら、次は案件を獲得するための営業を行います。
営業には以下のような方法があります。
・飛び込み営業
営業の基本となるもの。クライアント候補となる企業をリストアップし、順に飛び込みで訪問します。
・テレアポ/メルアポ
直接飛び込むほかにも、テレアポやメルアポで仕事を獲得することもできます。テレアポ/メルアポからの成約率は100件に1件程度。何度も断られることを覚悟した上で臨みましょう。
・広告を打つ(本業の収入を一部広告に回す)
SNSアカウントやアフィリエイト広告を出稿して、案件を獲得する方法もあります。
広告出稿は有料ですが、広告費以上に単価の高い案件を獲得できれば活用する価値が大いにある手段です。本業の収入から一部を広告費として定め、運用してみてもよいでしょう。
・SNS(Twitter,Facebook,Instagram)で発信
Twitter、InstagramなどのSNSアカウントを作成し、作成した動画の発信を行います。プロフィールに仕事依頼の連絡先を明記しておきましょう。
・知り合いの伝て
初めの一歩として知り合いから小さな仕事をもらい、実績を積むのもおすすめです。個人の方から特にニーズが高いのは、結婚式のムービーです。知り合いから動画案件を5万円程度で請負うことからスタートしてみましょう。
3.商談
営業をかけた後、興味を持ってもらえた企業との商談に入ります。商談においては、契約を結ぶ前に以下の項目をしっかりとすり合わせておきましょう。
・案件の単価
・制作納期
・業務内容
・修正対応の範囲
4.案件獲得
商談で双方の合意が得られ、契約に至れば案件獲得です!
あとは設定した納期に確実に納品できるように、計画的に制作を進めていきましょう。
相手の期待値を上回るスピードとクオリティを追求することが、継続依頼につながるコツです。
パターン別稼ぐ方法
動画に関わるクリエイターといっても、仕事内容は多岐に渡ります。動画編集に特化するのか、案件の営業・ディレクションをメインで行うのか、制作業以外のキャッシュポイントをつくっていくのか。自身の進んでいきたい方向性によってとるべきアクションは変わってきます。
ここでは、「制作業に特化した場合」「制作業以外も行う場合」に分けて動画クリエイターがビジネスを展開させていく方法についてご紹介していきます。
制作業に特化した場合
制作会社に就職→スキルアップ→フリーランス→組織化→拡大
動画編集に特化したクリエイターの武器は、自分のスキルです。独立できるレベルのスキルを身につけるためにまずは制作会社で就職しスキルアップを図ることからスタートするのも良いでしょう。フリーランスとして独立した後は案件を増やしつつ、組織化しながら拡大していくのが王道です。
ディレクター(調整・業務の調整、案件獲得と制作管理に集中)→編集は振る→案件拡大
動画制作には編集作業だけでなく、営業・ディレクション、クライアントとの調整など様々なタスクがつきものです。ディレクターとして編集は外注し、案件獲得と制作管理に集中するのも一手です。その場合、動画に関する基礎知識はもちろん、ビジネススキルや経営の視点が求められます。
制作業以外も行う場合
制作→制作でキャッシュを得ながら教育→展開
年々ニーズが高まっている動画スキル。動画制作を学びたい人の数もどんどん増えています。
制作業でキャッシュを得ながら、動画のスキルを教える教育業にシフトしてビジネスを展開していくことも可能。まずは個人での発信や「ココナラ」などのプラットフォームで学習者を募り、小さく始めるのがおすすめです。
制作→YouTubeで発信→YouTubeから仕事を受注
YouTubeで発信を行うことによって、仕事を受注していくのも一手です。
YouTube経由で案件獲得を狙う場合、相性のいい/悪いジャンルが分かれているため、事前に考えておく必要があります。
例えば、食、スポーツ、メイクなどに特化したチャンネルは商品メーカーからのタッグを狙いやすく、チャンネル登録者数・再生回数の割に広告案件を獲得しやすいといえるでしょう。
逆にエンタメ系の動画は、大きな話題性とコンプライアンスを両立していないと企業案件は取りづらく、仕事受注の手段としては非効率だといえます。
制作→マーケティング覚える→動画×コンサル事業で稼ぐ
動画制作の知識と他の領域のスキルを組み合わせて、コンサル事業で稼ぐ方法もあります。
例えばマーケティングの専門知識と動画市場への理解を組み合わせて、企業向け動画マーケティングのコンサルティング事業を展開していくなど、「動画×〇〇」によって大きく案件の単価をアップさせることができます。
これからやって来る成長市場の波に乗ろう
動画クリエイターとしてのビジネス展開の第一歩として、まずは動画制作の案件を受けて100万円のキャッシュを手に入れることを目標にしましょう。
その後、機材や編集ソフトへの投資、自分が注力すべきこと以外は外注するなど「選択と集中」を図り、個人事業主から組織へと発展させていくことで売上の拡大につながります。
動画市場はこれから大きな成長の波がやってくると予測されています。動画を「つくる」だけでなく、制作管理、コンサル、マーケティングなど他のスキルセットと組み合わせると競合との差別化につながります。コツコツと実績を積み重ねながら、ビジネスの波に乗り、さらに事業拡大を目指していきましょう。
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