プロ並みに見える!動画編集のコツとテクニックを伝授

誰しもプロ並みのかっこいい動画に憧れますよね。しかし動画編集を始めたばかりの人にとってはなかなかイメージ通りに仕上がらないと行き詰まりを感じることもあるでしょう。

今回は基本の編集を学習した動画編集初心者の方に向けて、もうワンランク洗練された動画に仕上げるための動画編集のコツ・テクニックを伝授します。

YouTubeやセミナー動画、友人へのサプライズムービーなどあらゆる動画編集において共通するテクニックになるので、動画編集のクオリティをあげたいなら要チェックです!

動画編集のコツ・テクニック

テロップにこだわる

動画をグッとわかりやすく伝えるために必要なテロップ。そのままテキストを打って終わりではなく、見やすくする工夫を行うことで動画のクオリティが大きく変わります。テロップでのこだわりポイントは以下の3つです。

 ・動画の流れ・イメージに合ったデザイン

動画のイメージや流れ、発言内容に応じてテキストのフォントや装飾を使い分けると、より細かいニュアンスが目で見てわかる動画になります。(発言の重要部分を赤太字で表現するなど)

・画面上でのテロップ表示位置

テロップを出す場合、表示位置の高さを揃えましょう。表示する高さがバラバラだと目線がブレるため、視聴者は見づらく感じてしまいます。
メインの被写体にテロップを重ねてしまわないように、素材動画の撮影時から意識しておくことをおすすめします。

・テロップを出すタイミング

最後にこだわりたいのはテロップを出すタイミング。そのまま切り替えてももちろんOKですが、アニメーションを入れて細かなタイミングを調整するとグッと視線が引きつけるテロップになります。

色調補正で世界観を表す

動画の世界観を表すために重要な役割を果たすのが色調補正。

動画のイメージに合わせて色調・明るさを細かく調整していきましょう。おすすめは「Lumetriカラー」を利用すること。

ウインドウ>Lumetriカラー>基本補正の項目を中心に調整していきましょう。

主に調整する項目を以下に挙げています。

<ホワイトバランス>
色温度:動画の温度感を調整。色温度が高いと赤っぽく、低いと青っぽくなる。
色かぶり補正:動画内の色調の差を補正。数値が高いとピンクっぽく、低いと緑っぽくなる。

<トーン>
露光量:光の量。全体的な明るさを調整。
コントラスト:明暗差を調整。明度の中間より明るい領域をより明るく、暗い領域をより暗くする。
ハイライト:明度の中央値より明るい領域を調整。
シャドウ:明度の中央値より暗い領域を調整。

<彩度>
彩度:赤・緑・青の強さを調整。

BGM・効果音で動画の雰囲気を作る

動画の雰囲気を演出するのに欠かせないのがBGMと効果音。動画のイメージに合わせたBGM・効果音を選んで、挿入すると引き込まれる動画を作ることができます。

BGMを挿入するコツは動画の尺に合わせて違和感なく音源をカット編集すること。数フレーム単位での微調整や音量の調整を行いましょう。また、よく使う技としては目立たせたい部分で一瞬音楽を急に止め、また鳴らし始めるテクニック。視聴者を引きつける工夫のひとつなのでぜひ活用してみてください。

BGM・効果音は無料・有料サイトから探すことができます。おすすめサイトはEnvato marketのAudio Jungle(https://audiojungle.net)。

平均5ドル~15ドルと比較的安価な様々な用途に応じたBGMを見つけることができます。BGMならばSpotifyなどに上がっている著作権フリーの音楽からBGMを使用するのも良いでしょう。

トランジションを駆使する

トランジションとは異なる映像・音源・テロップに切り替える際の動き・効果のこと。トランジションを差し込むことで、動画にメリハリが出て場面の切り替えをスムーズに移行させることができます。

よく用いられるトランジションは、以下になります。

クロスディゾルブ

映像の不透明度を変化させるトランジション。映像が徐々に消えていき、次の映像が現れる効果です。スケールのキーフレームアニメーションと組み合わせると、徐々にテロップが現れながら(不透明度が上がりながら)拡大していく表現なども可能です。万能であるため、迷ったらこれを使えばOK。

スライド

映像が流れるように次の画面に切り替わるトランジション効果。左から右、上から下など、流れる方向を選択することができます。テロップを表示させる場面でよく使う効果です。

書き出し前には必ず最終チェック

動画をカット編集し、上記のポイントにもこだわり尽くしたらいよいよ書き出し作業に入ります。

その前に編集作業の最終チェックは欠かせません。以下のポイントをきちんと押さえられているかチェックしてみてください。

<チェックリスト>
・テロップの間違いがないか
・カット編集のし忘れがないか不要なクリップが残っていないか
・書き出す範囲の指定は正しいか
・クリップ間の空きはないか
・不要なキーフレームを残してないか
・音量は適切か
・音のずれはないか
・クリップ間の色調トーンは合っているか
・書き出す動画形式は合っているか

細部にこだわってプロ並みのクオリティの動画を作ろう


今回は動画編集の初心者の方に向けて、ワンランク上の動画を作成するコツ・テクニックを紹介しました。

基本的な操作を押さえれば誰しも動画をつくることができますが、他とは一味違う印象を残すいわゆる「センスのある」動画は細部までこだわった微調整がなされています。

上記のポイントを押さえて、プロ並みのクオリティを実現した動画を編集していきましょう。

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