動画編集ソフトの定番!Adobe Premiere ProとAfter Effectsの機能の違いとは?

最近、注目を集めている動画編集。時代の波に乗って「これから動画編集をはじめてみたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか。

動画編集を行うソフトの中でも定番とされているのがAdobe社のPremiere ProとAfter Effectsの二つ。実はこの2つのソフトにはそれぞれ特徴があり、目的に応じて使い分ける必要が出てきます。

今回は代表的な動画編集ソフトPremiere ProとAfter Effectsの機能の違いと使い分け方を解説します。

Premiere ProとAfter Effectsの機能と違い

NY, USA – DECEMBER 16, 2019: Web page of adobe premiere product on official website on the display of PC

・Premiere Proの機能と役割とは?

Premiere Proは、撮影した動画素材をカットしたり、つなぎ合わせたりしてひとつの動画に仕上げていくためのソフトです。また、映像と音声を組み合わせる作業や動画の切り替え(トランジション)、画面の色味補正、簡単なテロップ作成などが実現できます。ただし、エフェクトの種類はそれほど多くなく、各種設定の細かい調整はしづらいため、長尺の動画でエフェクト・アニメーションが複雑でない動画の作成に向いています。

・After Effectsの機能と役割とは?

After EffectsはPremiere Proでは実現しづらい、複雑なアニメーション表現やエフェクトを多用した動画などを作成することに特化している編集ソフトです。CG的な表現やモーショングラフィックスはAfter Effectsで作成するとよいでしょう。ただし、動画のカット編集はしづらい画面になっているため、短めかつ複雑な動きの動画を作成するのに向いています。

・Premiere ProとAfter Effectsの使い分け方

Premiere ProとAfter EffectsはどちらもAdobe社が開発元であるため、連携して作業が可能です。

After Effectsで複雑なエフェクト・アニメーションを表現する素材をつくる→Premiere Proで素材同士をつなぎあわせ、一本の動画を作成する流れで使い分けをしていくことになります。

例えば、WebCM動画を作成する場合、まずはエフェクトを多用したアニメーション部分をAfter Effectsでコマごとに制作、それぞれ作ったAfter Effectsの動画素材をPremiere Proに読み込んだ上で、タイムライン上で動画素材にBGMをつけたり画面の統一感を編集で実現させたりして動画を制作していきます。

セットで使いたい!動画編集にあると便利なAdobeソフト

 ・Adobe Media Encoder

Media Encoderとは、動画ファイルのデータ形式の変換に特化したソフトです。 Premiere Proで編集したファイルを書き出すときによく用いられます。

Premiere Pro上でも書き出しは可能ですが、書き出し中はPremiere Proが操作できないデメリットがあるため、長尺の動画の書き出しにはMedia Encoderを用いると良いでしょう。(長尺の動画の書き出しには数時間かかることもあります。)

また、Media Encoderを使うとPremiere Proファイル内の複数シーケンスをまとめて書き出せるので便利です。

    ・Adobe Audition

Auditionは音声編集に特化したソフトです。Premiere Pro上でも簡易的な音声編集が可能ですが、Auditionではより細かい音声編集・加工が実現できます。ノイズを消すノイズリダクション機能や、オーディオへの特殊効果、波形による視覚的な微調整を行うことができ、より映像に合ったオーディオへと生まれ変わらせることができます。

    ・Adobe Photoshop

Photoshopとは画像加工向けのソフトです。写真素材を加工・合成したり、簡易なグラフィックデザインを作ったりすることができます。動画編集の場面においては、動画に使う画像素材をPhotoshopで加工し、そのままファイルをPremiere Proに読み込んで編集していく形で活用していきます。

 ・Adobe Illustrator

Illustratorとは、グラフィックデザインを作成するためのソフトです。イラスト作成や文字の装飾、二次元的じなデザイン表現を作成するのに向いています。動画素材でよくある企業ロゴやイラストのデータはIllustratorファイルで作成されている場合が多いです。

動画編集においては、Photoshopと同様、動画に使うデザインをillustratorで作成し、ファイルをPremiere Proに読み込んで編集していく形で連携して用います。

まとめ

動画編集を始める際に戸惑うPremiere ProとAfter Effectsの違いについて解説しました。

プロの動画クリエイターを目指す人をはじめ、副業やフリーランスで稼ぐ手段のひとつとして動画制作をしたい人、趣味で学びたい方など、これから動画編集を学ぶ人は自在な動画表現が可能なPremiere ProとAfter Effectsを触ってみてはいかがでしょうか?

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