require文との違いも!PHPでinclude文を使う方法【初心者向け】
プログラミング初心者向けにPHPで外部ファイルを読み込む際に書くinclude文を使う方法について解説しています。外部ファイルを読み込むrequire文との違いについても説明しているので、よく理解できるはずです。
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PHPで書くinclude文の書き方について解説しています。
外部ファイルを読み込む際は、require文も使ったりしますが、このrequire文との違いについても説明しています。
初心者でも簡単に書けるので、実際にソースコードを書いて覚えていきましょう。
なお本記事は、TechAcademyのPHPオンライン講座の内容をもとにしています。
今回の記事の内容は動画でもご覧いただけます。
テキストよりも動画の方が理解しやすいという場合はぜひご覧ください。
includeとは
include文は、外部ファイルを読み込んで実行します。1つのファイルにプログラムを書いていると膨大な行数になり、ソースコードが読みづらくなったりバグが発見しづらくなったりします。
そのため、機能や用途ごとにファイルを分割して記述することが求められます。その分割したファイルを読み込む時にinclude文を使います。
require文との違い
外部ファイルを読み込む文として、include文の他にrequire文というものがあります。
両者とも外部ファイルを読み込み実行するところまでは同じですが、異なる点があります。
それは、読み込むファイルがなかったりファイルの指定を間違えたりした場合に、include文は警告を出してそのままプログラムを実行しますが、require文はエラーを出力してプログラムが停止します。

田島メンター!includeとrequireの違いはわかったんですが、どういう時に分けて使えばいいのかわかりません!

重要なプログラムファイルが読み込めなかった場合、停止した方がいいのでrequireがいいよね。includeはhtmlファイルとかを読み込んでページの特定の位置に差し込むとき何かが良いね。

なるほど!includeでHTMLで作ったメニューやお知らせを読み込めば一括で管理できそうですね。

そうだね。では、さっそく書いてみよう!
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include文の書き方
include文は次のように書きます。
include "ファイルのパス";
実際に書いてみよう
それでは実際にプログラムを書いてみましょう。「php_include1.php」と「php_include2.php」という2つのファイルを用意し、「php_include1.php」にinclude文を書いて、「php_include2.php」ファイルを読み込みます。
先にphp_include2.phpファイルを作成します。
php_include2.php ------------------------------------- <?php // 読み込んだ瞬間に実行されます。 echo "php_include2.phpを読み込んだよ!\n"; function getName(){ return "ジョンだよ!"; } function getAge(){ return "23歳だよ!"; } function getFavoriteFood(){ return "好きな食べ物はドーナツだよ!"; } ?> -------------------------------------
次にphp_include1.phpというファイルを作成します。
php_include1.php ------------------------------------- <?php include "./php_include2.php"; echo getName(); echo getAge(); echo getFavoriteFood(); ?> -------------------------------------
以下、実行結果です。
実行結果 ------------------------------------- php_include2.phpを読み込んだよ! ジョンだよ!23歳だよ!好きな食べ物はドーナツだよ! -------------------------------------
php_include2.phpに書かれている関数をphp_include1.phpで呼び出すことができました。
まとめ
今回はinclude文を紹介しました。
require文を使う場面は、今回ご紹介しませんでしたが、include_once文で外部ファイルを読み込む場面もあるため、ファイルの読み込みに慣れておきましょう。

上の例では、読み込んだファイルの関数も、ちゃんと使うことが出来ていますね。

そうだね。

あ!今気がついたんですけど、外部のサイトのファイルも読み込むことが出来るんでしょうか?

セキュリティ上好ましくないけど、php.iniって設定ファイルのallow_url_includeって項目をONにすれば大丈夫だよ。
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