PHPの「値渡し」と「参照渡し」の使い方【初心者向け】

初心者向けにPHPの値渡しと参照渡しの使い方について解説しています。値渡しはメモリに新しい領域を確保して、値をコピーしたものです。参照渡しはメモリの同じ場所を指しており、変数名が別になっていることに注意しましょう。

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PHPの値渡しと参照渡しの使い方について解説します。新たにメモリの領域を確保して値をコピーしているのか、同じ場所を参照しているのかと考えるとわかりやすくなります。

 

なお本記事は、TechAcademyのPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

田島悠介

今回は、PHPに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

PHPの値渡しと参照渡しの使い方について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

値渡し、参照渡しとは

PHPでは、通常関数呼び出し時に引数で値を渡します。

そのため引数で指定した変数の値はコピーされて、別の変数として仮引数で値を受け取ることになります。

関数内部で仮引数を変更しても呼び出し元の変数が変更されることはなく安心して使うことができます。この呼び出し方を「値渡し」と呼びます。

 

一方「参照渡し」は値をコピーせずに変数への参照を渡します。仮引数は呼び出し元で指定した変数のエイリアス(別名)として機能しています。

同一変数とみなすことができますので、関数内部で仮引数に代入すると、呼び出し元の変数も変更してしまいます。値をコピーしない分だけ高速に動作する可能性はありますが、多用するとプログラムの流れを追いかけ難くする原因になります。

参照渡しの注意点としては、関数呼び出しの引数に定数をしているとエラーが発生します。

C言語など関数は値を一つしか返すことができない開発言語では、しばしば使われていましたが、PHPでは配列やオブジェクトで複数値を返すことができるため使用するメリットはほぼありません。

デメリットが大きいのであまり多用しない方が良いでしょう。

 

値渡しと参照渡しの書き方

関数定義する時、仮引数の先頭に `&` を付けると参照渡しとなります。

`&` を付けなければ値渡しとなります。

function sub1(&$ref, $val)
{
    $ref += 5;
    $val += 10;
    echo '$ref = ', $ref, PHP_EOL;
    echo '$val = ', $val, PHP_EOL;
}

 

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実際に書いてみよう

サンプル1

function sub1(&$ref, $val)
{
    $ref += 5;
    $val += 10;
    echo '$ref = ', $ref, PHP_EOL;
    echo '$val = ', $val, PHP_EOL;
}

$a = 1;
$b = 2;
sub1($a, $b);
echo '$a = ', $a, PHP_EOL;
echo '$b = ', $b, PHP_EOL;

 

実行結果1

$ref = 6    # 関数の中で加算された結果
$val = 12   # 関数の中で加算された結果
$a = 6      # 関数の中で加算された結果が、呼び出し元の引数に反映する
$b = 2      # 関数の中で加算された結果は、呼び出し元の引数に反映しない

 

サンプル2

function sub2(&$ref)
{
    echo '$ref = ', $ref, PHP_EOL;
}

sub2(200);  // NG エラーが発生します

 

この記事を監修してくれた方

大網 清和(おおあみきよかず )

現在は派遣スタッフとして Laravel で大手ポータルサイトの開発業務をしています。

プログラム歴は長く中学生の頃から始めて35年くらいになります。古くは BASIC、C、COBOLなどを経験し SQL を集中的に使っていた時期もあります。
Web の開発はまだ2年位とあまり長くは無いですが、プログラミングの楽しさを伝えられたら良いなと思っています。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

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