オンラインブートキャンプを受講された佐野創一さんにお話を伺いました。システム会社にて現役システムエンジニアとしてご就業されている佐野さん。自らの多忙な業務経験から、タスクを可視化し、残業を減らす手助けツールの開発をされました。

プロフィール:佐野 創一
1990年生まれ。東京都在住。大学在学中はアルバイトで東進ハイスクールのWebサイトを構築。その経験を活かし、2013年新卒でシステム会社に就職。現在はシステムエンジニアとして活躍中。オンラインブートキャンプでは、タスクを可視化し、残業を減らす手助けツールの開発をした。

自分でコードを打って思ったものを形にしたかった

――現在のお仕事を教えてください。

2013年に新卒でシステム会社に入社して、システムエンジニアをやっています。ファーストフード店向けのテイクアウトやデリバリーをネットで予約できる注文サイトの担当をしていて、開発チームのプロジェクトリーダーをやっています。

――学生のときからシステムエンジニアを目指していたのでしょうか?

学生の時は文系でしたが、アルバイトで東進ハイスクールのWebサイトを作っていたので、その経験を活かせる企業で働きたいと思い、今の会社に入りました。

――今回受講したきっかけは何ですか?

学生時代から、何か自分で作れるようになりたいなという思いがありました。今はプロジェクトリーダーとしてお客さんとのやり取りからどういうシステムが必要かを考えて、開発メンバーに伝えることがメインの仕事なんです。ですので、コードを打つ機会がほとんど無くて、コードを自分でも打ちたいという想いから受講を決めました。あとは、Ruby on Railsを教えてくれるところを探していてTechAcademyを見つけました。

――Ruby on Railsは過去に勉強したことはあったのでしょうか?

独学でやったことはあって、なんとなく形には出来たんですが、自分の思う形にはどうしてもならなかったです。わからないことを調べながらやるのですが、調べてもわからないことが多かったですね。やっているうちに「ああ、エラーが出た」とそこから誰も助けてくれないので、もうイヤになって挫折しちゃいました(笑)。

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ピンポイントで質問してなんとか先に進めた

――実際に受講してみていかがでしたか?

最初はHTMLやCSS、GitとかBootstrapなど以前に触ったことのある内容だったので良いペースできていました。でも、途中で躓きましたね完全に。Twitterクローンあたりからですかね。

――どうやって躓きから抜け出したのですか?

メンタリングやチャットサポートを活用して、メンターに色々聞いてなんとか前に進めたという感じでしたね。本当に自分がわからない場所をピンポイントで聞いて、「ここでこういうエラーが出てるんですけれど、どういう考え方で潰していったらいいですかね?」とか、そういうやり取りさせてもらっていました。

――受講してどういったことが身につきましたか?

大体こういう風にやれば、自分の思うものが作れるだろうという見通しが立てられるようになり、自分の作りたいものを形にできるようになりました。まだ足りない知識はありますが、その取っ掛かりが出来たのかなと。今までだと、どこから手を付ければいいかわかりませんでしたからね。あとはエラーが出たらどこを直せばいいかという当たりが付けれるようになりました。たぶんこの変数に値が入っていないんだろうとか、そもそもファイルが無いんじゃないかとか、そういうところに当たりが付けれるようになって一個一個潰せるようになったところですかね。

タスクを可視化して残業を減らす手助けツールを開発

――今回開発されたオリジナルサービスについて教えてください。

タスクの記録ツールです。自分がどのタスクに何時間かけているのかを記録して、その中で一番時間をかけているタスクが何なのかが一目でわかるツールです。

――このサービスはどうして思いついたのですか?

システムエンジニアって結構忙しくて、なかなか仕事が終わらず残業して帰れないことがよくあります。そういう時に何とかして早く帰りたいなという思いがありました。そこで自分のタスクを可視化できて、計画的に仕事ができるように助けてくれるようなツールがあればいいなと思い、開発しました。あとは、チームで横並びにして、タスクにかける時間が他の人より短い人にはきっと仕事のノウハウがあるはずなので、そのノウハウを共有できるようなツールを目指しています。

――サービスを開発する上で大変だったことはありますか?

データを表示するのが大変でした。グラフにして表示する部分にGoogleチャートAPIを使っていますが、APIに値を与える時にRailsとかRubyで何か特定の配列を作って与える必要があって、うまく読み込んでくれないところが難しかったです。そこは結構メンターにサポートしてもらいました。

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開発したオリジナルサービス

――最後に、今後受講される方への応援メッセージがあればお願いします。

結構パッと学費見て高いなと思われる方いらっしゃると思うんですけれど、その価値は十分にあったなと感じました。仕事にも役立つし、プログラム書いてみたい人って、システムエンジニアだと特に多いんじゃないかなと思うんですね。でもコードを普段書かないプロジェクトリーダーのような立場だと独学はかなり難しいし、サポートが無いと前に進めないところがあるはずです。厚めの参考書読んで、書いてみて、なんとなく出来たと満足しているよりは、決められた8週間で短期間集中して、学習する方が身につくと僕自身は感じました。

(インタビュアー:横内優子)