オンラインブートキャンプのWebアプリケーションコースを受講された芝村 裕之さんにお話を伺いました。ご自身の転勤経験から、不用品を活用して他の人と貸し借りできるサービスを開発しています。

プロフィール:芝村 裕之
1972年生まれ。宮城県在住。Webデザインを学んだ経験から、さらにWebサービスも作れるようになりたいと想いからオンライブートキャンプを受講。オリジナルWebサービスとして、自らの転勤経験から不用品を貸し借りできるサービスを開発。

Webサービスを作りたくてプログラミングを始めた

――まずは今までのご経歴を教えてください。

大学を卒業してから、20年ほどメーカーでエンジニアをやっています。エンジニアといってもプログラミングに関わる仕事ではありません。転勤が多くて、国内から海外まで3〜5年毎に転勤していました。

――プログラミングを始めようと思ったきっかけはなんですか?

プログラミングはずっとやりたいと思っていました。以前、他のスクールで1年間ほどWebデザインのコースを受講したことがあったんですけど、受講後に何か自分でWebサービスを作りたいと思ったのがプログラミングを始めたきっかけです。

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DemoDayで発表する芝村さん

自らの転勤経験からサービスを開発

――今回開発したオリジナルサービスを教えてください。

不用品を活用して他の人と貸し借りできるサービスです。まず貸す人はものを登録して、その登録したものによってポイントが付与されます。そこで得たポイントで他の人が登録しているものを借りることができるサービスです。また、利用者が使いやすいようにキーワード検索機能やランキング機能をつけました。

――どうしてこのオリジナルサービスを作ろうとしたのですか?

自分の転勤の経験からですね。転勤で引っ越しするたびに必要になるもの、不要になるものが結構あったんです。最近、カーシェアリングとかAirbnbといったサービスが流行っていますが、ものを貸し借りできるようなサービスがあんまりなかったので、自分でちょっと作ってみようかなと思いました。

――サービスを作る上で苦労したことはありますか?

ランキングを作るところが一番苦労しました。例えば、AmazonのAPIだと商品はASINナンバーで管理されているので、同じものをランキングで番号管理することができます。でも僕のサービスの場合、同じものでも人によって登録の仕方が違うので、それをどうやってランキングするかで悩みました。最終的には名前が同じだったらカウントして順位付けするようにしました。

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開発したオリジナルサービス「TOKUSURU」

早朝や仕事の合間を使ってWebサービスを開発

――仕事もある中でどのようにサービスを開発されましたか?

ずっと朝5時起き生活をしているので、その時間を活用して開発してました。あとは、ChromeがインストールされているPCとネット環境さえあればどこでも開発できたので、非常に融通が利いて助かりましたね。会社の昼休みも利用したりしていました。メンターとのメンタリングは会社が終わったあとに受けていました。

――開発するなかでわからないところはどう解決していましたか?

最初はエラーなどを自分で調べて解決しようとしたんですけど、どうしても解決できない時があって、その時はメンタリングでペアプログラミングをしながらコードを見てもらいました。あとは、チャットツールで他の受講生が自分と同じようなところでつまづいて質問していることがあったので、その人の回答をカンニングしていました。(笑)

――最後に、これから受講を検討している方にメッセージをお願いします。

僕は多少HTMLなどは勉強していたことがありましたが、RubyとかRuby on Railsは全く経験がないところから始めました。それでも、なんとかオリジナルサービスの開発までいけたので、メンタリングやチャットツールを使ってどんどん質問してすぐに解決すれば、挫折することなくオリジナルサービスを開発できると思います。

(インタビュアー:横内優子)