オンラインブートキャンプを受講された鈴木満さんにお話を伺いました。普段はBtoB向けの業務系エンジニアとして仕事をしている
プロフィール:鈴木満
1986年生まれ。東京都在住。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)を8週間受講し、「Noten(ノーテン)」というWebサービスを開発。
Web系の言語を身につけたかった
——今はどんなお仕事をされているのでしょうか?
普段は、エンジニアです。普段作っているものはWeb系とは違いBtoBの業務系アプリというお堅いものが中心です。
——今回Webアプリケーションコースを受講したきっかけは何ですか?
Webの技術は全く触っていないので、開発者としてこのままではいけないと思い受講しました。
今までも自分一人で勉強していたんですが、やはり一人では効率が悪いと感じ、ネットで検索する中でTechAcademyが一番良さそうだったので受講することを決めました。
——スクールを選ぶ基準などは何かありましたか?
色々調べてスクールの特徴を比較しました。TechAcademyを選んだのは、基本的に自宅学習できるというところですね。
仕事をしながらだったので、どこかに通うというのが難しかったですし、別にわざわざ集まらなくても良いんじゃないかなというのは思っていました。
——学習する言語などにもこだわりはあったのですか?
今回Ruby on Railsを選んだのですが、もともとフレームワークを使わないといけないと思っていました。
仕事ではJavaを使っているのでJavaで作ろうと考えていたんですが、非常に面倒だったので効率の良さを考えてフレームワークを使いたかったんです。
あとは、せっかく学ぶので仕事とは違う言語が良いなと思っていて、Ruby on Railsだったら良いんじゃないかと感じてはいました。
自分が感じていた課題をサービスに落とし込んだ
——今回作っていただいたサービスを教えていただけますか?
Noten(ノーテン)という名前の楽譜を書くアプリです。メモ帳程度の気軽さで楽譜を書くことができます。
——実際に作ろうと思われた経緯とかはありますか?
理由としては、世の中にあるアプリで楽譜を書こうとしたときに敷居が高いと感じていたからです。フリーのソフトが少なかったり、市販されているソフトだと高機能で使いにくかったり起動するのが遅いかったりします。簡単に作った物をタグ付けして検索も簡単に出来るようなアプリを探していたんですが、そこまで手軽な物は無かったのでEvernoteみたいに「手軽で楽譜を書けて管理できるサービス」を作ろうと思ったのがスタートです。
——サービスの開発期間にはどれぐらいかかりましたか?
時間換算でいうと80時間ぐらいですね。
——難しかったり苦労したところはありますか?
ひとつはカリキュラム外になるんですがJavaScriptですね。
Ajaxもそうですし、jQueryを使って色々イベントを作るのがカリキュラムになかったので、自分で勉強する必要があって苦労しました。
あとはRails自体も覚えるのに苦戦しましたね。
エンジニアだからこそ感じるプログラミングの面白さ
——学習されて何か得るものはありましたか?
やはりプログラミングの面白さを再発見できたのはありますね。
あと仕事と違うところは、まず「自由」というところですね。仕事だと他の方と共同開発で気軽にソースコードは触れませんし、自分の好きなライブラリを入れたりすることもできません。
Webだと一つのアプリケーションを作るのにGemだったりライブラリをどんどん入れていって、「あっ、動いた!」っていう初めてプログラミングを触ったときのような興奮がありました。
あと仕事との両立はしんどかったんですが、辛さは感じず楽しくやれましたね。
今も続いてるのがすごい財産になってるなと感じています。
——プログラミングの一番の面白さとは何ですか?
難しい質問ですね(笑)。やっぱり「魔法」のような所ですかね。
歌を歌ったり、絵を描いたりはその人のセンスとかが影響してくると思うんですが、プログラミングは自分の頭で考えたことを正しく書けば正しく再現できますし、それが思った通りに動いたときが一番楽しいですね。
そういったパズルが正しくはまった時のような感覚が一番楽しいです。
——学習されたことによりご自身や仕事に良い影響とかはありましたか?
Railsは使っていないんですが、Web開発に慣れた事によって社内ツールを作り始めています。
今まではWeb開発をしてこなかったのでチャレンジできなかったんですが、今回Railsを学んだことによって得た機会かなと感じますね。
——最後にこれからプログラミングを勉強したい方やサービスを作りたいという方に勉強方法やアドバイスをいただけますか?
僕は一人で学ぶのは得意な方だと思っていたんですが、それでもやっぱりしんどかったです。
ですので、一人でやるのではなくて仲間と一緒に目標を持って勉強する方が良いと思います。
たとえば、オンラインブートキャンプのDemoDayでたくさんの方に見てもらったりとか、そういうモチベーションがあるとやりたい気持ちや気力が沸いてくると思うので、何かしら目標を持って勉強すると楽しくなると思います。
(インタビュアー:小嶋大貴)