オンラインブートキャンプのWebアプリケーションコースを受講された杉田 賢人さんにお話を伺いました。大学生向けWebサービスを開発中の杉田さん。TechAcademyを受講された感想や、将来のビジョンについてお聞きしました

プロフィール:杉田 賢人
1995年生まれ。東京都在住。私立立教大学に通う大学生。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)を4週間受講し、大学生向けに授業レビューのできるWebサービスを開発中。

アプリでの挫折からWebへ

――簡単に自己紹介をお願いできますか?  
杉田賢人と申します。立教大学経営学部の3年生です。

――いつ頃からプログラミング自体に興味を持ったんですか?
 
興味を持ったのが去年の4月(2015年4月)ですね。最初は単純に友人とiPhoneアプリを作りたいと思い独学で学び始めたんですけど、挫折してしまったんです…。
その後、Web系ならできるのではと思い直し、9月の頭から独学で勉強し始めました。
具体的には、年末までHTMLやCSSなどのフロントエンドを学んで、今年の1月からRuby on Railsを学び始めたって感じですね。
 
――独学では、どのように学んでいたんですか?

Progateドットインストールを使って勉強してました。
後は、本も多少は買って読んだりしていましたね。
 
――何かご自身でWebサイトなどを作られていたんですか?

一番初めに、ノンゼミ(ゼミに入らないこと)を認知させるサイトを作りました。
フロントエンドに関してはやめるほどの挫折はなく、ずっと興味を持って触り続けてますね。

――そこからRailsに興味を持たれたきっかけはなんだったんですか?
 
友人がRuby on Railsの存在を知っていて、やたら推してきたんですよ。
後はProgate等のオンライン教材でも、Ruby on Railsに関する講座が栄えていたので、自然と興味を持ちました。

――大学では何かサークルや団体などに所属していましたか?
 
BISLINという名前の経営学部の学生団体に所属しています。実はこのWebサイトも僕が作りました。
活動内容としては、イベントなどを主催して、社会人と立教生の橋渡しをしてますね。

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相談できる環境が良かった

――TechAcademyを受講しようと決めた理由はなんでしたか?
 
やっぱりメンター制度がとても魅了的だったからですね。これまでずっと独学でやっていて、当然本とかも買っていたんですけれど、本に書いてある通りに進めていったらだいたい途中でエラーが出て、対処法がわからないままだったんです。

そんな時にTechAcademyを知りまして、メンター制度があり、かつオリジナルアプリも制作できるとのことで、新しい気づきが得られるのではと思い受講を決めました。
 
――実際にご受講されて、率直な感想を教えていただけますか?
 
まず、個別にメンターがついてくれていたというのがとても良かったですね。自分の分からないところを質問できるのは勿論、自分の場合、文系卒のメンターの方に色々と相談していました。
進路を迷わなかったですかと、フリーランスって大変じゃないですか、とかかなり踏み込んだところまで聞いていましたね。

文系の学生だと、エンジニアという仕事に関する情報が周りから得られないですし、OB・OG、周囲の友達にもほとんどいないんです。なので、ありがたいお話を聞けたなと感じています。
   

実用的でみんなが喜んでくれるサービスを

 ――受講後に作られているサービスについて、どんなサービスか教えていただけますか?
 
立教大学の学生同士で授業をレビューする、「Rep」というWebサービスを開発中です。実用的で、なおかつ周りのみんなが喜んでくれるものですね。
包括的なサービスはすでにあるのは知っているのですが、実際に周囲で使っている人はほとんどいないので、大学内のネットワーク効果で勝算はあるのではと思っています。笑

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――いつ頃から作られているのですか?
 
8月20日くらいからですね。夏休み中は1日5、6時間は作業していました。
 
――リリース予定はいつ頃ですか?
 
来年の4月には完全オープンさせたいなと思っています。
履修に関わるサービスなので、学生が履修を取るタイミングに合わせて、そこで学生を集めたいですね。

――アイデアはどこから湧いてきたんですか?

アイデア自体は、4月に友人と作ろうとしていたiPhoneアプリの時点であったんです。その時に考えていたのは時間割アプリで、授業を登録したら学期末にアプリ内で成績通知までしてくれるサービスだったんです。
同時に授業評価も集められたらいいね、と話していたので、後者の方のアイデアをようやく形にすることができましたね。

 ――1人で作られているのですか?
 
基本はひとりで開発しています。
iPhoneアプリを一緒に作ろうと言っていた友人は、一緒にプログラミングをやり始めたんですが、むしろ統計に目覚めてしまったので、道を分かれましたね。

スキルアップのための起業

――将来の進路はどのように考えられていますか?
 
やはりIT業界で働きたいと思っているのですが、エンジニアになるか、Webデザイナーになるか、どちらかは今は決めかねています。
ただ、将来的には大学生中に何かWebサービスを立ち上げて運営したいと考えているので、そのためにフロントエンドもインフラもどちらも自分でやっています。

――就職活動は始めていますか?
 
インターンなどは勿論行かせていただいているんですが、実は1年ほど休学をして、友人らと起業をしようと考えています。

――起業をしようと思ったきっかけはなんだったんですか?

副次的な理由なんですが、就職活動を考えた時に、どうしても他の理系学生などと比べると技術的に劣るところがあると思うんです。
なので休学をして、プログラマーとして事業に参加することで可能な限り技術を磨きたいと考えています。

周囲の反応がモチベーションになる

――そもそもITに興味を持ったきっかけはなんでしたか?

環境の影響が大きいのかなと思います。生まれた時にWindows95が出てきて、機械好きな父の影響もあってか小さな頃からパソコンに触れていたんです。
高校の時に一度は文系の道を選んでは見たものの、大学に入って自由な時間が増えた時に、プログラミングというものに出会ったんです。昔を思い出す、ではないですけど、自然とまたのめり込んで行きましたね。
意識的にやる、とかではなく、昔から純粋に好きだったんでしょうね。

――普段どこからIT関連の情報をキャッチしているんですか?

基本的にはTwitterですね。
IT業界で有名な方とか、友人らをフォローして、面白そうな記事が流れてきたら読んではいますね。
ブログを定期的に読むことはしていなくて、メディアにとらわれず興味のあるものは積極的に読むようにしています。
 
――モチベーションはどのようなところにありますか?
 
立教大学内に情報系の学部、学科がないというのもあって、学内にプログラミングをやっている人が少ないんです。すると、何か作ったりすると周囲の人たちがすごいねって言ってくれるんです。
褒められて伸びるタイプなので、周りの反応がモチベーションになっていますね。それは、フロントを独学で学び始めた頃から変わってないです。

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。 
 
とりあえずやってみることが大切だと思います。プログラミングの障壁自体は高いという印象がありますが、TechAcademyは教えてくれるメンターがいたり、環境構築も簡単にできるので、始めることに対する壁は低いと思いますし…。
特に学生は時間がある人も多いと思うので、将来プログラマーになるにしろ、ならないにしろ、とりあえず始めてみたらいいのではないでしょうか。

自分自身、やってみたら楽しくて興味を持ち始めたので、始めることで、何かが変わることもありますよ!

(インタビュアー:村田美寿穂)