TechAcademy就職予備校のJavaエンジニアコースを受講された佐藤 光さんに、今回受講した理由や受講してみての感想、エンジニアになるまでの経緯などについてお話を伺いました。

プロフィール:佐藤 光
1986年生まれ。現在は神奈川県在住。もともとコミュニケーションが苦手だったこともあり、新卒の時期に就活をせず体力仕事の引越し業者の契約社員として従事。その仕事の中で営業が得意なことに気付き営業職に就くが、生産性の悪い働き方やアナログな管理手法を変えたいと思いITに興味を持つ。プログラミングスキルを身につけて多くの人の役に立つ人間になりたいと思い、今回オンラインスクールのTechAcademy就職予備校 Javaエンジニアコースを受講した。

営業マンが1日に救える人は限られている

――今まではどんな仕事をしてきたんですか?

もともとは人見知りで目を合わせて話すことも難しい性格もあって、高校卒業後はまともに就活せずとりあえず引越し業者の契約社員になりました。あまり将来のことは考えてませんでしたね。。。
体力さえあればできる仕事だと思ってましたが、その引越し業者で4年半ほど仕事をしていく中で接客の方が大切であることに気づきました。引越しの荷物を運ぶだけではなく、新しい引越し先で運んだ荷物に使う耐震マットやつっかえ棒などを提案して売るというアクションをしたところ、会社の中で売上1位になることができたんです。ただ、現場の仕事だったので適正な評価をされずらく、売上1位になっても昇給にはつながりずらいことがあって退職しました。

引越し業者の経験から、自分は営業職が向いていることがわかったので、次は通信会社に営業職として転職しました。通信系だったのでネット関連の知識は仕事で身につきました。
その知識や経験を生かして、主にWeb関連やHP制作関連で売上をあげる会社を仲間と作りました。
ただ、起業をすることによって自分自身のメンタルや体力が限界にきてしまって、一度立ち止まって今後のキャリアを整理するため起業した会社を辞め、家電量販店でスマートフォンやネットの販売の派遣に就きました。知っている知識だけで仕事ができたので、プレッシャーもなく規則正しい生活を送ることができて自分を取り戻せた感じがしました。

さらに、縁あって出会った方の会社に営業職として改めて入社したのですが、その時にはすでに営業職の仕事にやりがいを見出せず、また業務効率の悪い働き方やアナログ的な管理方法などに辟易してしまいました。そんな中、業務効率化を図れるIT・人工知能などの最新技術に興味を持ち、調べていくうちにプログラミングというものにたどり着いたんです。学べば自分でも発信したいことや作りたいものが作れる可能性があることを知って、「これだ!」と思い、勉強しようと決心しました。

――なぜ転職してジョブチェンジをしようと思ったのですか?

これから一生営業職をやっていくのか、と考えた時にあまり想像ができなかったんです。営業職でいることの限界を感じていたんですね。家電量販店で働いている時も、良い情報やサービスがあるのにそれを1日に数十人にしか伝えられないのは効率が悪いと思いました。
その点、ITの技術を使って、Webサイトやアプリ化してそれらを認知してもらえたら、1人の力で今までの何倍もの人を救うことができると、ITにはそういう可能性や力を感じました。
あとは、将来性の観点からもITがこれから廃れることは考えにくいし、自分自身が活躍するフィールドを海外まで広げたいと思った時にプログラミングを学習してエンジニアになる、という選択はいたって自然にたどり着きました。

1ヶ月前倒して学習を終わらせ2ヶ月で内定獲得

img_01.png

――プログラミングを学習するのにTechAcademy就職予備校を選ばれた理由を教えてください。

他のスクールも候補にはあったのですが、1番の決め手は価格でした。カリキュラム構成、メンターのサポート時間帯などサービス内容と価格のバランスが一番良かったのがここでした。

――1ヶ月以上前倒しですべてのカリキュラム内容を完了されてますが、そういう計画を立てていたのでしょうか?

そうです、もともとその計画でスケジュールを組み立ててました。本来であれば学習期間として2ヶ月ありますが、2ヶ月で内定まで取りたいと思っていたので、会社を退職して時間をたっぷり確保できる状態で臨みました。
また、転職活動と並行して、残り1ヶ月間の受講期間を有効活用してオリジナルアプリを作りたいと思っていたのでパーソナルメンターに相談もしました。Googleスライドで作りたいアプリの概要やページの共有をして、毎回レクチャーしていただいてましたね。

オリジナルアプリは以前、家電量販店で働いていた時に格安SIMの導入ハードルが高いことを痛感したので、それを解決するアプリを作りたいと思っていました。格安SIMはほとんどの人が確実に月額費用を安くできて通信スピードなども変わらないのに、仕組みや情報のわかりづらさからか取り入れている人が圧倒的に少ないのです。特に、インターネットなどのネットリテラシーが高くない方々の役に立つものにしたいと思いました。
また、転職活動をするには自分の年齢もネックになると自覚していたので、オリジナルアプリという武器を持った上で活動をしたいと思っていました。1日に14-5時間は費やしましたが、1週間でオリジナルアプリを形にすることができました。

▼完成したオリジナルアプリの動画

――メンターサポートはいかがでしたか?

まず、現役エンジニアからサポートを受けられるこの仕組みが本当に素晴らしいです。メンターのみなさんは優しいですし、対応も早くて諦めずに解決するまで付き合ってくださるのでとても心強かったです。
実は最初の環境設定のところで2時間ほどつまづいてしまったのですが、メンターのチャットサポートで解決することが出来て、初動から心が折れずに済みました。すごいサービスだな、とその時に実感したのを覚えています。

――学習で心がけたことはありますか?

1点は、30分自分で考えてみてもわからなかったらメンターに質問をする、ということです。
2点目は、メンターのみなさんがよく使う便利なツールを積極的に教えていただいてました。Google Chromeの拡張機能や業務効率化になるツールなど、同じ時間内でもさらに生産性をあげるためのツールは積極的に自分でも取り入れたいと思っていましたし、エンジニアとして仕事をする時にも必ず役に立つと思っていたからです。

自分の強みを明確に把握し面接でアピール

――転職活動はどのように進めたのでしょうか?

受講開始から1ヶ月過ぎた頃に開始しました。合計でいうと40社ほどには書類を送りましたが、その中で通った企業の面接に進みました。
第一志望のところはなるべく日程を後ろにして、他社の面接で経験値を積み、良い状態で第一志望の会社の面接に臨めるようにしました。
無事に第一志望の会社から内定をもらえたので本当によかったです。

――面接で心がけたことは何ですか?

まず、やる気があるという熱意がしっかり伝わるようにしました。
また、これまでの営業職の経験と実績が、エンジニア職でどう活かせるかを具体的に提示するようにしていました。
もともと人見知りだったところから営業職の経験によってコミュニケーションをとることが得意になり、また業務のキャッチアップの速さなどから売上や実績も出すことができたことが強みだと認識しました。
それらをプログラミングに置き換えたら、スキル習得の速さや現場でのエンジニアとの円滑なコミュニケーションが取れること、オリジナルアプリも短期間で完成させたコミット力などアピールできるところは全面に出しました。

自分の強みを明確に把握しておく、ということは重要だと思いますね。

――エンジニアを目指す人に向けたメッセージをお願いします。

とにかく、早く始めた方が良いです。学習できる環境を整えて、やらない理由を全て捨ててチャレンジするのみだと思います。
私自身もそうでしたが、退職して時間をたくさん確保できる状態にしてから学習を始めるのがオススメです。
仕事をしながらの学習は、外部要因によって継続出来なくなってしまったり、体力面やモチベーションの面でもあまり効率は良くないと思います。
100%プログラミングの学習にエネルギーを注いで、やらなければいけない状態にすると達成率も変わってくるのではないでしょうか。

(インタビュアー:清水 綾加)

[お知らせ]TechAcademy就職予備校 Javaエンジニアコースでは、初心者でも8週間でJavaを習得しIT企業へ就職・転職ができるオンラインブートキャンプを開催しています。これからエンジニアを目指したいと考えている方はぜひご覧ください!