忙しい人のためのハイライト
- コロナ禍で自分の働き方を見つめ直した結果、エンジニアへの転職を決意。
- リスクを減らすために独学ではなくスクールに通うことを決断。
- エンジニアだからできる回答が功を奏し、エンジニア転職に成功。
今回は、メーカーからITエンジニアへ転職を成功させたエンジニア転職保証コース*の卒業生に、実際にエンジニア転職を経験したからこそ語れる、リアルな実体験を聞きました。
- 業界No.1のメーカーから未経験のエンジニアを目指した理由は何なのか。
- 独学よりスクールが良いと判断した理由は何か。
- コロナ禍で転職不況と言われている今、エンジニア転職を成功できたのはなぜなのか。
に迫ります。
*エンジニア転職保証コース:未経験からでもエンジニアへの転職を保証するコース。
話してくれた人
宝本 眞也(たからもと しんや)さん。
テックアカデミーで現役エンジニアからプログラミングを学び、未経験でキャリアチェンジを実現。
趣味は読書とハンマー投げ。
最近はハリーポッターにハマっており、アズカバンの囚人まで読破。
一方で大学在学時には、部活でハンマー投げを4年間やり遂げるといったアクティブさも。
製造業系メーカーのエンジニアとして設計開発に携わる
――前職ではどういったお仕事をされていましたか。
メーカーの技術職でした。
設計開発、いわゆるものづくりのエンジニアですね。
中でも、私は主に電気自動車のエンジンにあたる部分の設計開発などを行っていました。
事業のビジネスモデルとしては、クライアント企業から要望をもらい、それに対して「こんな感じでどうですか」と提案して、商品を作っていくというものです。
私はその中で、エンジンの構造の設計と、その設計が問題ないかを考える仕事をしていました。
例えば車だったら、車軸が曲がると困ってしまうので、強度は十分かを検討します。
他にも様々な点を検討しますが、一貫して商品がクライアントの望む品質を保てるかを確認していました。
――かなり専門的なお仕事だったんですね。
そうですね。
ただ意外にも、他部署との調整をする仕事も多かったです。
製造業系の職場って生産技術と開発の2チームに分かれていて、そこの間に立って調整するのが大変なんです。
逆にそのおかげもあって、社会人として成長できたと思っています。
技術的な部分での成長はもちろんありましたが、最も大きかったのは、仕事の進め方について学べたことですね。
社会人としての基礎的なスキルはどんな業界でも共通して重要なので、自己の成長という点で考えると経験していて良かったと思います。
コロナ禍が自分の働き方を見直すきっかけに
――世界シェアNo.1の会社、業界でいうトップ企業からの転職を考えた理由はなんですか?
コロナ禍で在宅勤務ができるようになって、自分の働き方を見直すタイミングがありました。
その働き方について、少し将来的な不安があったのが理由です。
未来の自分の姿をイメージするときに、先輩の姿を思い浮かべました。
いざ想像してみると、かなりの長時間労働で辛そうだなと。
それによって、プライベートがあまり充実しないという話も耳にしていました。
例えば、家庭の仲が悪くなったりとかですね。
そういった話を聞いていると、トップ企業という安心感や安定はあっても、それ意外の部分が自分の価値観に合わないという印象を受けました。
――数ある転職先の中で、なぜエンジニアを選んだのでしょうか?
先輩のアドバイスが大きかったですね。
前職では中途の方が多くいらっしゃって、そういった方々に伺う限りでは「同じ業界、同じ業種だと似たようなもの」という意見が強かったんです。
これが、職種を変えるきっかけにはなりました。
あとは今後のライフスタイルとして、プライベートも充実させていきたいと考えているので、フリーランスを選択肢の1つとして持ちたいという意向もあり、エンジニアを選びましたね。
現役エンジニアのサポートに「信頼できる」と感じた
――受講前にPCはどれぐらいの頻度で利用されていましたか。
仕事で使用するのでけっこう使っていたと思います。
プログラミングについては学生時代に授業でC言語を扱っていた経験があります。
研究でPythonなどを使う機会もあったので、全く触ったことがないという状態ではなかったですね。
――学習経験がありつつも、独学ではなくスクールを選んだのはなぜでしょうか?
できるだけリスクを減らしたかったからです。
未経験でエンジニアへ転職するのは難しい印象があったのと、コロナ禍で転職市場が不況という情勢も考慮して、独学から転職するのはハードルが高いと判断しました。
独学での転職は不可能ではないと思いますが、リスク的な部分も考えていると、やっぱりプログラミングスクールに在籍して転職活動までサポートしていただいた方がいいのかなと思いました。
――他のスクールは検討されましたか。
かなり慎重に検討しましたね。
テックアカデミーともうひとつの2択まで絞って、最後はテックアカデミーを選びました。
決め手は、「受講生への本気度」の違いです。
私は比較のために、無料のカウンセリングをどちらも受けました。
別のサービスの方では形式的な面談対応という感じだったのですが、テックアカデミーは現場のエンジニアの方に対応いただけて、受講生への力の入れ具合みたいなものを感じました。
無料の段階から現役エンジニアの方に対応してもらえるところに、「信用できる」と思った記憶があります。
――テックアカデミーでの学習について率直な感想を聞かせてください。
カリキュラムや講座のテキスト自体も充実していて、学習はスムーズに進んだと思います。
エンジニアの講師に質問したときは、単純に答えを出されるだけでなく、スキルが定着するような回答の仕方をしてもらえたのが特に良かったです。
「コードのこの部分が違うので確認してみてください」みたいな形ですね。
他にも、ブラウザの読み込みなど、コーディングじゃない部分でのエラーにも対応していただけたので非常に助かりました。
現役エンジニアはプロの目線で、受講生が「本物の実力をつける」ためのアドバイスをします。
受講中から転職活動を行い短期間で内定まで駆け上がる
――受講中からすでに転職活動は始められていましたか。
始めていました。
2020年の8月から受講して、9月の半ばに書類選考を始め、10月の頭に面接が始まっていたと記憶しています。
10月下旬にカリキュラムを終了したので、時期としてはかぶっていますね。
結果としてスムーズに進み、短期間で転職成功できたので良かったです。
――メンターから転職のアドバイスは受けていましたか。
はい。
実際にどんな感じで仕事をしているのかといった内容について、こちらから質問して伺っていました。
現役のエンジニアからの回答で、リアルな働くイメージをつかめたので、それを面接での受け答えに活かせたと思います。
――テックアカデミー以外に利用していた転職サービスはありましたか。
少しでも選択肢の幅を広げるという目的で、大手求人媒体は登録していました。
ただそちらの方ではあまり未経験に絞った求人はなかった印象でしたね。
――転職活動において工夫されていたこと、意識していたポイントについて教えてください。
IT業界を志望する理由は面接で必ず聞かれていたので、そこはできるだけ深堀りしていました。
あと聞かれることとしては前職の退職理由ですね。
それについては転職志望理由に繋がるように意識していました。
法人系システムの運用保守業務として活躍
――転職先での現在の業務内容を教えてください。
主に運用保守業務を担っています。
対応しているプロジェクトとしては法人系のシステムの運用保守になるので、割と堅い感じのお客様が多いですね。
私はその中の運用保守を任されているので、インフラ周りの監視作業であったり、報告であったりという内容です。
プロジェクトが法人系で社会的にも意義があるシステムなので、そういった点でのやりがいがあると感じます。
――チームの雰囲気はどんな感じでしょうか。
わりと和やかな雰囲気で、自分にあっていると思います。
そんなに殺伐としているような雰囲気ではなく、チーム内でのコミュニケーションも多いですね。
――これからどのように活躍していきたいと思いますか?
技術的な部分、開発などにもっと関わっていきたいですね。
上流の工程で要件定義とか、そういった段階から関われるような仕事ができたらいいなと思います。
――これからエンジニアへの転職を考えている人達のメッセージをいただけたらと思います。
未経験からだと、プログラミングの勉強から始まって転職までというのはなかなか大変です。
実際にものを作ったり、動かしてみたりを経験することで楽しさが出てくる仕事だと思います。
なので興味があればぜひ、無料のプログラミングからでも挑戦してみてください。
やってみることによって決断できる部分もあると思います。