1分でわかる記事要約
お笑い芸人から家族を支えるためにIT業界への転職を決意
独学よりも効率的な体系的なカリキュラムで学習するためにテックアカデミーを受講すると決断
転職活動わずか1ヶ月でプログラミング講師として転職に成功
お笑い芸人から飲食店の正社員を経てプログラミング講師へ転職を成功させたエンジニア転職保証コースの卒業生に、実際に転職を経験したからこそ語れるリアルな実体験を聞きました。
話してくれた人
T.Tさん
8年間お笑い芸人としての活動経験を経て、転職。
ゲームやアニメが好き。一番好きなのは『ジョジョの奇妙な冒険』と『のんのんびより』。
週末にゆっくりお酒を飲みながらゲームをするのが密かな楽しみ。
ITが必要不可欠な今の世の中で知識を持ちたかった
――まず最初に、これまでのキャリアについて教えてください
高校3年のときからお笑い芸人になりたいという夢を持ち始め、大学中退後にお笑い芸人として7~8年ほど活動していました。
大学は留年してしまったこともあり、中退して瓦屋でお金を貯めて上京することを優先しましたね。
その後、結婚して子どもができて、芸人の活動だけでは生活が厳しかったため辞めることにしました。
飲食店で2年半ぐらい正社員として働いたあと、IT業界に興味を持っていわゆるIT系の会社に入社しましたが、このコロナウィルスの影響で退社することになり、現在(プログラミング講師)にいたります。
――最初にIT業界に興味を持ったきっかけは何だったんでしょうか
もともとゲーム好きで、プレイするだけではなくゲームを作ることにも興味を持ち始めたのが最初です。
いつかはゲーム開発もやってみたいと考えていますが、プログラミングを勉強して、開発はゲームだけではないことも学んだので、Webサービスなどもさまざまなものをプログラミングを使って開発してみたいと思っています。
――ゲーム以外にもIT業界に興味を持った理由はありますか
現代はITが中心で世界が回っています。
IT技術は必要不可欠ですし、私たちの生活もテクノロジーに支えられています。
それにも関わらず自分はITの知識がまるでなかった。
時代に乗り遅れないようにしたい、生活そのものであるITについて知っておきたいと思ったのがIT業界に興味をもったもう1つの理由です。
――エンジニアとして就業された経験があるなかで、すぐに転職せずテックアカデミーを受講した理由はなんでしょうか
独学よりも、ちゃんとお金を払って講師や体系的なカリキュラムがある環境で一度勉強したかったんです。
数あるプログラミングスクールでテックアカデミーを選んだ理由は転職保証サービスがあったからです。
ほかのスクールも検討したのですが、教材やカリキュラム、サポート体制などさまざまな要素を比較検討した結果、テックアカデミーに決めました。
エンジニアとしてのキャリアもメンターに相談できた
――テックアカデミーでの学習はどのように進められましたか。
課題に詰まってどうしようもないといったことはなく、技術的にわからない箇所はすぐにメンターに相談できたので助かりました。
――カリキュラム、課題の難易度的にはどうでしたか。
完全な初心者にも分かりやすく作られており、基礎から丁寧にプログラミングを学べる内容でした。
また、カリキュラムの内容は受講後いつでも見直すことができるので、振り返りや勉強する際に大変役立ちました。
――メンタリングではどんな質問をされましたか。
課題でつまづいたときに解決方法について質問したり、プログラムを書くうえでの注意事項やヒントを聞かせていただきました。
また、エンジニアとして働くうえでのキャリア相談もできたのは頼もしかったです。
高校でプログラミングの基本を教える仕事に
――転職活動は順調に進みましたか。
1ヶ月ぐらいなので、順調に進んだと思います。
今は、私立の高校でプログラミングの講師を行っています。
少し自分の思っていた業務とは違ったのですが、最終的に現在の職場でよかったと思います。
講師として子どもたちにプログラミングを教えることに対して、最初はすごく不安でした。
ただ、テックアカデミーで受講をしていなければおそらく高校で生徒に何かを教える仕事をすることはなかったでしょう。
これはとてもいい経験で、いまは不安なく日々楽しく仕事をしています。
教える内容としてはそこまで込み入ったものではなく基本中の基本で、Scratchのようなビジュアルプログラミングを使ったものなのです。
ただ、教えること自体の大変さが身にしみて感じますね。
――芸人の経験があっても難しいんですね。
芸人のときは好きなようにやっていたんですけれども、教えるとなると難しいですね。
その知識をどう分かりやすいように分解したり工夫して伝えるかが本当に難しくて、教師の人って凄いなと思いました。
――今もし転職活動を始めた頃の自分にアドバイスできるとしたら、どんなことを言いますか。
僕は行きあたりばったりでやってしまうところがあるんです。
面接のときも、とくに何か調べて行くだったりとか、考えて自己アピールするなどをを全くやらなくて、それで失敗したりもしたんですね。
なので面接だけは下準備をしっかりして挑めと言いたいです。
――キャリアカウンセリングは役に立ちましたか?
とてもお世話になりました。
これまで自己分析は一度もやったことがなく、自分のタイプも見えて、履歴書で自己PRを書くときにとても役立ちました。
面接などの事前準備についての相談させていただいたとき、ある程度話すことを考えていくといいですよとアドバイスもいただいて、とてもよかったです。
いくら自分が喋るのが好きだからといってもいざ面接となるとかなり緊張もしました。
言うことにつまずいたら頭が真っ白になってしまっていたので、もっとしっかり準備しておけばよかったです。
アドバイスのおかげで最低限はクリアできたのでよかったです。
人に教えながら自身の理解も深めていく
――これからは教えるだけではなく、開発もしていくと思いますが、それに向けて今どんなことに取り組んでいますか。
そもそもプログラミングが全く分からない状態から始めたので、知識や経験をさらに増やしたいです。
今は人に教える立場なので、自分が勉強したことを人に教える必要があり、責任もあります。
ただ知識を知っているだけではなく、誰かに教えられるくらいしっかり理解している必要があります。
そうやって深く理解したうえでプログラミングの楽しさや可能性を教えてあげることを目指していきたいですね。
――これからエンジニアを目指す方へメッセージをお願いします。
全くの素人だった自分でもこうやって勉強することによってIT業界へ就職したり、プログラミングの面白さが分かったので、最初の一歩を踏み出すことが大事だと思います。
とにかくやってみてダメだったら諦めてもいいし、好きになったら続けてみるくらいでいいのかもしれません。
年齢は早ければ早いほどいいですが、僕はあまり年齢は関係ないかなと考えています。
好きなことをやれるのが一番いいことですし、職業にとらわれず、プログラミングそのものは年齢関係なく楽しいことだと思うので。
(インタビュー:田中 編集:河村)