育休・産休中に3人の子育てをしながらプログラミングやWebデザインのスキルを1から学習。副業を経てコーダーとして独立を目指す卒業生に受講したからこそ語れる実体験を聞きました。
1分でわかる記事要約
・職場環境やライフスタイルの変化をきっかけに、子育てをしながら在宅で働くことができ自分が好きだと思えることを仕事にしたいと考える。
・プログラミングが自分に向いていることに気づき、短期間で実践的なスキルを身につけるためテックアカデミーを受講。
・テックアカデミーワークスで実務経験を積み、副業からコーダーとして独立を目指す。
話してくれた人
舘山(たてやま) さん
6歳の双子と0歳の子育てに奮闘しつつ、空き時間に映画鑑賞を楽しむなど1人の時間も大切にしている。
Webデザインコース、デザイン実践ポートフォリオコースなどを受講。
職場環境の変化や出産を機に理想の働き方を検討
――これまでのご経歴について聞かせてください。
アルバイトの時から十数年間、娯楽施設の仕事をしていました。
正社員として働いており、裏方の事務的な仕事が多かったです。1回目の育休が終わり復職したところ、会社の体制ががらりと変わり、事務ではなくホールの仕事をするようになりました。体力を必要とする仕事で、今後も子育てをしながら継続的に働くことができるか不安でした。
――転職は考えましたか。
考えましたが2回目の産休を経て子どもが3人になったこともあり、現在の収入を超えない限り辞職することは現実的ではないなと判断しました。また年齢的にも未経験の業界に転職することはかなりハードルがあるなと。
そこで自分の理想の働き方について考えたところ、今以上の収入で、在宅で自分が好きだと思えることを仕事にしたいと思ったんです。
「在宅で仕事をして、子どもたちが帰ってくるのを自宅で迎えたい。そのためには育休で仕事から離れている今勉強して次のステップのために備えなければ。」と意思を固めました。
双子の息子と手を繋ぐ舘山さん
「もしかしてプログラミング、自分に向いているかも?」
――理想の働き方をするために何から始めましたか。
在宅でできる仕事について調べ、その中でまずはライティングの仕事に挑戦することにしました。早速クラウドソーシングサービスに登録し、ライティングの仕事を始めたのですが…書いた文字数で報酬が決まるので、時間がかかる割に単価が安いなと感じました。言葉の選び方が難しかったり、1つの文章を書き終えるまでに複数の文献を調べたりする必要があります。何より自分が好きだと感じることができなかったため、他の仕事に目を向けることにしました。
何が自分に合っているのか手探りの状態だったのですが、たまたまエンジニアである夫から「勉強してみれば?」とプログラミングを勧められたのです。無料のプログラミング学習サービスを教えてもらい、手を動かしてみることにしました。
――はじめてプログラミングを学習していかがでしたか?
学習を進めていくうちに、黙々と進める作業が好きであること、決まった答えを出すための仕組み作りに向いていることに気がつきました。もともと事務仕事をしていた際に表計算を作成することが好きで、プログラミング言語を使ってプログラミングコードを記述していくコーディングの作業は不思議とそれに似ている感覚だったんです。自分が好きだなと思うことができたタイミングで、プログラミングを使うコーダーの仕事についても検討するようになりました。
――プログラミングとの相性がよかったのですね!独学された後、テックアカデミーを選んでいただいた理由について教えてください。
実はテックアカデミーも夫から紹介してもらいました(笑)
短期間で仕事に繋がる実践的なスキルを身につけたかったことが最終的に受講を決めた理由です。子どもが3人いるので必然的に自宅で勉強するオンラインスクールだなと思い、無料カウンセリングに申し込みました。
――なぜ初めにWebデザインコースを受講されたのでしょうか。
カウンセリングでお話したメンターからのアドバイスがあったからです。無料のプログラミング学習サービスで勉強した際に、コーディングが楽しいと感じたことを伝えました。相談したメンターは現役のコーダーの方で、「コーディングだけでなくデザインも同時に学ぶと良いですよ」とおっしゃっていました。
私が事務仕事をしていた時、資料の配色や配置などを考えることがかなり苦手で、デザインは向いていないと感じていました。しかし、メンターから「得意不得意は関係なく、知識として身につければ実務で役に立つ」とアドバイスをもらい挑戦してみることにしました。
メンターの言葉や他の受講生の学習報告が学習のモチベーションに。
――テックアカデミーを受講されていかがでしたか。
知識が増えていく楽しさ、課題提出を経て自分のできることが増えていく感覚がありました。
ただ育児や家事の合間を縫って知識0のものを1から学習することは大変だなと思うことは多く挫折しかけました。他のテックアカデミーの受講生がTwitterで学習進捗を投稿していて、自身の進捗の遅さに凹むことも多かったです。
子どもを寝かしつけた後に勉強することが多い、という舘山さん。
――学習のモチベーションはどのように保たれましたか。
1番モチベーションに繋がったことは、「来年フリーランスとして独立する」と目標を決めたことです。今の育休の間に何としてでもスキルを身につけないと、と思うようになりました。
また自分の状況を理解してくれているメンターがメンタリングで「大丈夫」と背中を押してくれたことも心強かったです。完全に1人だったら挫折してたかもしれないですね。自分より後に受講した人の進捗が早いと焦ることはありましたが、これまでのように凹むのではなく、自分も頑張ろうと思えるようになりました。
――Twitterでご自身の学習報告はされましたか。
しました。元々使っていたアカウントを学習用のアカウントに切り替え、学習の報告をするようにしました。初めは自分と同じテックアカデミーで学習している人の投稿を見ているだけだったのですが、学習期間の後半ではTwitterで学習報告している人と直接交流もしました。
どうやって勉強しているのか質問したり、「すごいですね!」と反応したり。オンラインで直接お話することもありました。
――受講生の皆さまが学習進捗や思いをSNSで報告し合うことで、新たなコミュニティがうまれたり、学習のモチベーションに繋がっていることが嬉しいです。
フリーランスになるためにテックアカデミーワークスで実務経験を積みたい
――テックアカデミーを受講開始されてから約5ヶ月後、テックアカデミーワークスでWebサイト制作のお仕事をされていましたね。取り組まれていかがでしたか。
実際の案件がどのようなものなのか知ることができたのと、仕事の進め方や全体の流れを理解することができたので取り組んでよかったです。オンラインで商品を取り扱うお店のWebサイト制作だったのですが、無事に完走でき自信につながりました。
――ぜひこれからテックアカデミーワークスで実績を積んでいただきたいと思います。今後の働き方についてはどのようにお考えでしょうか。
数ヶ月後に育休が終わり復職をするので、しばらくは副業としてワークスの案件に取り組んでいく予定です。来年までにはフリーランスとして働くことができるような実務経験とスキルを身につけたいと考えています。
一旦コーダーとして仕事を受けられる状態まで成長したら、Webデザイン系の仕事にも挑戦したいです。
――最後に、子育てをされている方やこれから副業を考えている方へメッセージをお願いします。
テックアカデミーのメンターは理解がある方ばかりなので、家の事情を理解した上で学習スケジュールを立ててくれたり、子育てしている人でも学習しやすいと思います。学習が思うように進まない時はメンタリングで他の案を提案してもらったり、私自身もかなり助けてもらいました。
私のように子育てをしながら、未経験でWeb系の仕事を目指す方はまだまだ少ないのかもしれません。ただ、学習を開始して数ヶ月で副業として案件に取り組むことができたので、このような働き方の選択肢があるということを多くの方にも知ってもらえればと思います。