TechAcademyのオンラインブートキャンプでは、開発したオリジナルサービスを発表する「DemoDay(デモデー)」を開催しています。今回は第1期のイベントレポートです。当日は首都圏に限らず、大阪、愛知、岐阜など全国から約60名の方が参加され、第一線で活躍するエンジニアに審査員をつとめていただきました。
DemoDayとは
オンラインブートキャンプの期間最終日に、8週間で開発したオリジナルサービスを発表して、それを審査するイベントです。
発表者は3分で開発したサービスを発表し、それに対して審査員が評価をします。表彰式では上位3名の表彰を行いました。
第1期のDemoDayの審査員はこちらの3名です。TechAcademyを運営するキラメックス株式会社代表の村田も審査員をつとめています。
- 株式会社リブセンス 取締役 桂 大介氏
- 株式会社クラウドワークス CTO 大場 光一郎氏
- キラメックス株式会社 代表取締役社長 村田 雅行
白熱するサービス発表
会社の経営者、会社員、大学生と多種多様な年齢・職種の方が発表を行います。8週間の成果を発表する場ということもあり、みなさんの発表にも力が入っていました。
開発されたサービスは、仲間同士で使いたいサービス、会社で使っているサービスを便利の使うためのサービス、趣味の延長線上で自分が使いたいサービスなどがありました。オリジナルサービスは、Ruby on Railsを使って開発する以外に特に制限がないため、いろいろなテーマのサービスが開発されます。
サービスを発表する受講生の方
グランプリが決まる表彰式
栄えあるグランプリは、牧野浩司さんの「1042.diet(糖質ダイエット)」が受賞されました。
こちらのサービスはダイエットのための便利なサービスがなかったため、自分で開発したと言います。食べたものの糖質カロリーや毎日の体重、体脂肪率を記録し、蓄積されたデータを月単位や年単位でグラフにしてダイエットの経過が一目でわかるようになるサービスです。技術的チャレンジと実際に使うシーンを想定されたサービスである点に高い評価がつけられました。
牧野さんにはグランプリとして、感想をコメントいただきました。
「まさか自分が選ばれると思っていなかった」とびっくりしている様子でした。
受賞者と審査員で記念撮影
審査員講評
表彰式のあとは、審査員から一言ずつコメントをいただきました。一部を紹介します。
株式会社クラウドワークス 大場 光一郎氏
短い発表時間の中で皆さん自分のつくったものを発表していただいて僕自身も楽しめました。みなさん様々なバックグラウンドを持っていらっしゃってそのなかで、今までエンジニアリングについてまったく考えたことがなかったであろう人たちが一生懸命作ってきたというところに感動しています。
グランプリの牧野さんは特にそうですが、自分が使いたいものを強力にイメージして、それに向かって信念をもって開発を進めるというのは一番最初にサービスを生み出すという点で非常に重要なところだと思います。そうやって今まで世の中になかったものを生み出して、広くみんなに使ってもらえるのはエンジニア以外にはなかなか難しいことだと思うんです。
そういった力を手に入れた皆さんは開発する楽しみを身につけてきたと思いますので、引き続き楽しみながらサービスづくりを続けて技術を高めていってください。
株式会社リブセンス 桂 大介氏
今日はいろんなサービスがあった中で、世の中に広く出していこうというのもありましたし、自分や自分の身の回りの人で使うようなものもありました。これからエンジニアがもっと増えていっても、全員がソフトウェア開発者になるとは思っていないです。例えば自分の家族だけで使うiPhoneアプリとか、自分の職場で使うソフトウェアを作って仕事の効率が上がったり、本来はソフトウェアってそういう小さなことだと思うんです。
本当に自分が使うシーンを想定してそこにまっすぐな答えができていく、それがたまたま広がって大きな会社やサービスになることもあるだろうし、自分の身の回りの人を幸せにしたりということがあると思います。皆さんはもう実感されていると思いますが、プログラミングってそんなに専門的なことでも難しいことでもないので、もっと気軽に必要なときに必要なコードを書いて生活を豊かにしていっていただきたいです。
キラメックス株式会社 村田 雅行
今回学んだことをベースにして、今後も学習を続けることができると思います。技術を勉強していくことが積み重なって、自分でできる幅もどんどん広がっていきます。今回オンラインブートキャンプで学んだことを活かして、さらに良いサービスを作っていってください。
プログラミング仲間の輪を広げる懇親会
表彰式のあとは参加者のみなさんで記念撮影をして、そのまま懇親会に入りました。懇親会では8週間の頑張りをみなさんで労い、懇親会では受講生同士で連絡先を教えあい、プログラミングを学ぶ仲間の輪を広げていらっしゃいました。
ご参加いただいたみなさんありがとうございました!
DemoDayは期ごとに開催してきました。今後は、一定期間に受講された方を対象にしてDemoDayを開催する予定です。成果を発表する場、他の受講生と交流する場としてこれからもDemoDayを開催していきます。